n8n用語集:画面と公式ドキュメントに出てくる言葉の意味

n8nを触り始めると、画面にも公式ドキュメントにも、見慣れない英語がたくさん出てきます。このページは、n8n 2.44.7(2026年10月時点の安定版)の画面とドキュメントに実際に出てくる言葉を、分類ごとに並べたものです。1語につき、何か、どこで出てくるか、似た言葉と何が違うかを2〜4文で書いています。見出しは画面の表記そのままで、1.x の頃から名前が変わったものは本文で旧名に1回だけ触れます。関連する記事があるものは、最後にそのタイトルを添えました。

この記事の内容
  1. 基本の言葉
  2. 画面
  3. データと式
  4. ノードの種類と主なノード
  5. 認証とつなぐ
  6. AIの言葉
  7. 立てる・運用する
  8. チームと管理
  9. 料金とライセンス

基本の言葉

Workflow(ワークフロー)

ノードをつなげて、ひとつの仕事を自動化する単位です。トリガーが動くか、手で実行するか、別のワークフローから呼ばれると動き出し、分岐も合流も繰り返しもできます。n8nの画面でいちばん上に来る単位で、名前を付けて保存し、Publishして本番に出します。
詳しくは:n8nの使い方入門:最初のワークフローを作って動かす

Node(ノード)

ワークフローを作る部品ひとつ分です。データを取ってくる、加工する、外のサービスに送る、流れを分ける、ワークフローを始める、といった役割のどれかを持ちます。キャンバスでは四角い箱で表示され、箱どうしを線でつなぎます。
詳しくは:n8nの使い方入門:最初のワークフローを作って動かす

Trigger(トリガー)

ワークフローを動かし始めるきっかけです。時刻になった、Webhookに呼び出しが来た、フォームが送信された、別のワークフローから呼ばれた、といった条件を指します。トリガーの役をするノードはTrigger nodeと呼び、本番で動かすワークフローには最低1つ要ります。

Execution(実行)

ワークフローが1回動いたことを指します。実行には、エディタで「Execute workflow」を押して動かした手動の実行と、公開した版がトリガーで自動的に動いた本番の実行の2種類があります。同じワークフローを何度動かしても、それぞれ別の実行として記録されます。

Manual execution と Production execution

手動の実行は、エディタでボタンを押して動かしたものです。本番の実行は、Publishした版がトリガーで動いたものです。有料プランの実行回数に数えられるのは本番の実行だけで、手動、サブワークフロー、エラーワークフローの実行は数えられません。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Item(アイテム)

ノードの間を流れるデータの1件分です。たとえばスプレッドシートから3行読むと、3つのアイテムが出力されます。多くのノードはアイテムを1件ずつ処理するので、アイテムが3つなら3回ぶん動きます。
詳しくは:n8nの式(Expression)とデータの扱い:$json・ノードの参照・日付・JSON

Connection(接続)

ノードの出力から次のノードの入力へ、データを渡す線です。ノード右側の灰色の丸か「Add node」のアイコンから、次のノードの左側の灰色の四角までドラッグしてつなぎます。線の上にポインタを置くと削除のアイコンが出ます。Credentialのことを接続と呼ぶサービスもありますが、n8nの接続は線のことです。

Draft(下書き)

ワークフローの作業中の版です。編集は数秒で自動保存されますが、Publishするまで本番では動きません。保存ボタンはありません。直したのに本番の動きが変わらないときは、Publishを押し忘れていることがほとんどです。

Publish / Unpublish

Publishは、ワークフローの1つの版を本番に出す操作です。本番で動くのはPublishした版だけで、その後の編集は下書きのままです。Publishすると本番のWebhookとフォームのURLが使えるようになり、Schedule Triggerが動き出します。止めたいときはキャンバス右上の「Publish」の横の矢印から「Unpublish」を選びます。ボタンのショートカットは Shift + p です。
詳しくは:n8nの使い方入門:最初のワークフローを作って動かす

Active(有効化)

1.x までの「Activate」のスイッチを指す言葉です。2.x ではスイッチがなくなり、「Publish」「Unpublish」のボタンに変わりました。公式ドキュメントも「activation」ではなく publish と unpublish で説明します。式の $workflow.active のように、名前だけ残っている場所もあります。

Workflow history(バージョン履歴)

ワークフローの過去の版を見て、戻せる機能です。キャンバスの上のヘッダーにある履歴のアイコンから開き、版の一覧と選んだ版のプレビューが出ます。保存のたびと、復元したとき、source control でGitから取り込んだときに版が作られますが、ワークフローのSettingsだけを変えても版は増えません。履歴と実行の一覧は別のもので、履歴は過去の版、実行は過去の動きです。

Named version(名前を付けた版)

バージョン履歴の版に、名前と説明を付けたものです。名前を付けた版は、履歴の自動的な整理で消されません。名前を付けられるのはn8n CloudのProとEnterprise、セルフホストのBusinessとEnterpriseです。「Publish」の横の矢印から「Name version」を選ぶか、履歴の「Options」から付けます。

Instance(インスタンス)

n8nをひとつ立てたものです。n8n Cloudの1契約分も、自分のサーバーに立てたn8nも、ワークフロー・ユーザー・Credential・設定をそれぞれ別に持つので、別のインスタンスです。ドキュメントの「instance owner」「instance settings」は、このインスタンス全体の話を指します。

Sub-workflow(サブワークフロー)

別のワークフローから呼び出されるワークフローです。大きな自動化を部品に分けて、同じ処理を使い回すのに使います。呼ぶ側は「Execute Sub-workflow」ノード、呼ばれる側は「When Executed by Another Workflow」のトリガーで始めます。サブワークフローの実行は、プランの月間の実行回数にも有効なワークフローの数にも数えられません。
詳しくは:n8nの定期実行とサブワークフロー:Schedule Triggerと部品化

Template(テンプレート)

n8nや利用者が公開している、作成済みのワークフローです。左のメニューの「Templates」から公式の一覧を開き、自分のn8nに取り込んで使います。取り込んだあとに、自分のCredentialをつなぎ直し、設定を直す必要があります。
詳しくは:n8nのテンプレートの使い方:公式ギャラリーから取り込んで安全に直す

Tag(タグ)

ワークフローに付ける印です。ワークフローを開いて「+ Add tag」から付け、一覧の「Filters」の「Tags」で絞り込めます。タグはインスタンス全体で共有されるので、名前の変更や削除は全員に影響し、削除できるのはインスタンスのOwnerだけです。

Download と Import from File(書き出しと取り込み)

ワークフローをJSONのファイルで書き出して、別のn8nに取り込む操作です。キャンバスの右上の三点メニューから「Download」で書き出し、同じメニューの「Import from File」か「Import from URL」で取り込みます。書き出したJSONにはCredentialの名前とIDが入るので、人に渡す前に確かめます。ノードを選んで Ctrl + c、貼り付け先で Ctrl + v でも、ワークフローの一部を移せます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Data table(データテーブル)

n8nの中に表の形でデータを持てる機能です。プロジェクトごとに作り、画面の「Data tables」のタブ、Data tableノード、APIから使えます。軽めから中くらいのデータ向けで、既定ではインスタンス全体で200 MiBまでです。Codeノードからは値を直接読めません。

Project(プロジェクト)

ワークフロー、Variables、Credential、データテーブルをまとめて分けておく入れ物です。ユーザーごとにプロジェクトの中での役割が決まります。Personal は自分専用、Project はチームで使う置き場、と覚えると区別できます。

画面

Editor(エディタ)

ワークフローを作って編集する画面全体です。中央にキャンバスがあり、まわりにノードのパネルや実行の一覧などが並びます。ドキュメントで「in the editor」と書かれていたら、この画面での操作のことです。

Canvas(キャンバス)

エディタの中央の、ノードを置いてつなぐ広い領域です。ドラッグで動かし、Space を押しながらドラッグ、Ctrl や Cmd を押しながらのホイールで拡大縮小します。1 を押すとワークフロー全体が収まる大きさになり、0 で拡大率が戻ります。

Overview

ログインして最初に開く画面です。自分が見られるワークフロー、Credential、実行などがタブで切り替わり、全プロジェクトを横断して見られます。左のメニューの「Overview」から戻れます。インスタンス全体の「Executions」のタブもここにあります。

Workflows(一覧)

Overview にあるタブのひとつで、ワークフローの一覧が出ます。カードにはPublishされているかが表示され、「Filters」からタグなどで絞れます。止めたいときは、この一覧からもUnpublishできます。

Nodes panel(ノードのパネル)

ノードを選んで足すための一覧です。空のワークフローでは「Add first step」を押して開き、途中からは「Add node」の線の端から開きます。N のキーでも開けて、検索すると、トリガーには稲妻のアイコンが付いて出ます。

Node details view(ノードの詳細画面)

ノードをダブルクリックして開く画面です。左に届いたデータの「INPUT」、中央にノードの設定、右に動かした結果の「OUTPUT」が並びます。英語の資料ではNDVと略されることがあります。データの中身を見るのも、式を書くのも、基本はこの画面です。
詳しくは:n8nの使い方入門:最初のワークフローを作って動かす

INPUT と OUTPUT

詳細画面の左右にあるパネルです。INPUT はそのノードに届いたデータ、OUTPUT はそのノードが出したデータを表示します。INPUT の項目を設定の欄へドラッグすると、式が自動で入ります。どちらも「Schema」「Table」「JSON」の3つの見え方に切り替えられます。

Schema / Table / JSON

INPUT と OUTPUT の見え方を切り替える3つのタブです。Schema は先頭のアイテムだけの構造を簡単に示し、Table と JSON は全アイテムを表示します。細かい値を確かめるときは JSON が見やすく、件数が多いときは Table が見やすいです。

Execute step

そのノードだけを動かすボタンです。前のノードのデータは、前に動かした結果や Pin data があればそれを使います。ワークフロー全体を動かす「Execute workflow」とは別です。ノードの上にポインタを置いたときの再生マークも同じ働きです。
詳しくは:n8nの使い方入門:最初のワークフローを作って動かす

Execute workflow

ワークフロー全体を手動で動かすボタンです。ショートカットは Ctrl + Enter または Cmd + Enter です。手動の実行になるので、本番の実行回数には数えられません。

Listen for Test Event

Webhookなどのトリガーを、テスト用に待ち受けさせるボタンです。押すとTest URLが有効になり、呼び出しが来るとデータがエディタに表示されます。本番のURLに来たデータはエディタには出ないので、あとで「Executions」から開きます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Pin data(データのピン留め)

ノードの出力を固定して、開発中に何度でも同じデータでテストできる機能です。ノードを動かしたあと、OUTPUT の「Pin data」のボタンを押します。ピン留めの解除は、上に出る「This data is pinned」の帯の「Unpin」で行います。ピン留めできるのは出力が1つのノードだけで、バイナリデータを含む出力はできません。本番の実行では使われません。

Executions(実行の一覧)

過去の実行を見る一覧です。画面は2つあり、ワークフローを開いた状態の上部にある「Executions」のタブは、そのワークフローの実行だけです。Overview の「Executions」のタブは、見られるすべてのワークフローの実行が出ます。状態は Failed、Running、Success、Waiting で絞り込めます。ワークフローを削除すると、その実行の記録も消えます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Copy to editor

実行の一覧にある、過去の実行のデータを今のワークフローに取り込む機能です。失敗した実行のデータを入れて、エディタで原因を調べ直すときに使います。成功した実行はリトライできないので、動かし直したいときもこれを使います。

Retry with currently saved workflow / Retry with original workflow

失敗した実行を、止まったところから再開する2つの選び方です。前者は今保存されているワークフローで、後者は動いたときのままのワークフローで再開します。終わっているノードは結果を使い回し、失敗したノードは入力のアイテムを全部やり直すので、送信系は重複を先に確かめます。

Workflow menu(三点メニュー)

キャンバス右上の三点のアイコンのメニューです。ダウンロード、Import from File、Import from URL、「Settings」などが並びます。ワークフロー単位の設定はここから開きます。

Workflow settings(ワークフローの設定)

三点メニューの「Settings」から開く、そのワークフローだけの設定です。実行の順序、失敗時に呼ぶワークフロー、タイムゾーン、実行を保存する条件、タイムアウトなどが並びます。変更しても、バージョン履歴に新しい版は作られません。

Execution order

複数の枝があるワークフローの動く順番を決める設定です。「v1 (recommended)」は、ひとつの枝を最後まで動かしてから次の枝へ進み、枝の順番はキャンバス上の位置で決まります。「v0 (legacy)」は、各枝の最初のノード、次に各枝の2番目、と横に進みます。

Error Workflow (to notify when this one errors)

ワークフローの設定にある、このワークフローが失敗したときに呼ぶワークフローを選ぶ欄です。選ぶ先のワークフローは、最初が Error Trigger のものにします。呼ばれる側のワークフローは、Publishしていなくても動きます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Timezone(ワークフローのタイムゾーン)

ワークフローの設定にある、そのワークフローの時間を決める欄です。Schedule Trigger の時刻に効きます。ワークフローにも設定が無いときは、インスタンスのタイムゾーンが使われます。どちらにも無いと EDT(ニューヨーク)で動くので、日本の会社は最初に Asia/Tokyo にそろえます。Wait ノードの時刻は、この設定に関係なくサーバーの時刻で動きます。

Save failed production executions / Save successful production executions / Save manual executions

実行の記録を残す条件を決める3つの設定です。公開したワークフローの失敗した実行、成功した実行、エディタから手で動かした実行を、それぞれ残すか決めます。Error Trigger の出力のうち、実行のIDとURLは、その実行が保存されていないと入りません。

Save execution progress

ノードが1つ終わるたびに、途中経過を保存する設定です。「Save」にすると、エラーで止まったワークフローを止まった場所から再開できます。そのぶん動きが遅くなることがあります。

Timeout Workflow

実行が一定の時間を超えたら、止める設定です。オンにすると「Timeout After」の欄が出て、時間・分・秒で指定します。n8n Cloudのプランには、決められた上限があります。

Redact production execution data / Redact manual execution data

実行の記録から、各ノードの入力と出力の中身を隠す設定です。「Redact」にすると、状態・時間・ノード名などは残り、中身だけが見えなくなります。インスタンスの管理者が一律に隠す設定にしたときは、ワークフローごとには変えられません。

This workflow can be called by

ワークフローの設定にある、このワークフローを呼べる他のワークフローを決める欄です。サブワークフローとして使うものは、ここで呼び出し元を絞ります。ドキュメントでは caller policy に近い設定として扱われます。

Variables(Variablesのタブ)

Overview か各 Project にあるタブで、複数のワークフローで使い回す値を登録します。作れるのはインスタンスのOwnerとAdminだけで、n8n CloudのProとEnterprise、セルフホストのBusinessとEnterpriseで使えます。値は式から $vars.名前 で読むだけで、ワークフローの中からは書き換えられません。

Settings タブ(ノードの設定)

ノードの詳細画面にある「Settings」のタブです。「Always Output Data」「Execute Once」「Retry On Fail」「On Error」「Notes」が並びます。ノードの動き方そのものを決める設定で、Parametersのタブで決める値とは別です。

Always Output Data

ノードの「Settings」タブのスイッチで、ノードの結果が空でも、空のアイテムを1つ出力します。後ろのノードを必ず動かしたいときに使います。IFノードのあとで使うと、無限ループの原因になる場合があると公式に書かれています。
詳しくは:n8nの分岐とループ:IF・Switch・Merge・Loop Over Items

Execute Once

最初のアイテムだけを処理する設定です。たとえば前のノードから10件届いても、Slackへの通知は1通だけにしたいときに使います。Execute Command ノードには、同じ名前でオンなら1回、オフなら入力のアイテムごとに動く専用の設定があります。
詳しくは:n8nの分岐とループ:IF・Switch・Merge・Loop Over Items

Retry On Fail

ノードの「Settings」タブのスイッチで、オンにするとノードが失敗したときに成功するまでやり直します。外のAPIが一瞬応答しないような、一時的な失敗に効きます。ただし、入力が間違っているような失敗は、やり直しても直りません。Error workflowの通知の多さを減らす最初の手になります。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

On Error

ノードの「Settings」タブにある、そのノードが失敗したときの扱いです。「Stop Workflow」はその場で止め、「Continue」は直前の正しいデータで次へ進み、「Continue (using error output)」はエラーの内容を別の出口に流します。Continueにすると失敗が通知されず、黙って消えるので、検索系のノードには向きません。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Node context menu

キャンバスでノードを右クリックして出るメニューです。ノードを開く、そのノードだけ動かす、名前を変える、Deactivate、Pin、コピー、複製、Tidy up workflow、Convert node to sub-workflow、削除などがあります。ショートカットは F2 で名前の変更、D で無効化、P でピン留めです。

Deactivate(ノードの無効化)

ノードを動かさずに通り抜けさせる状態にする操作です。ノードを消さずに一時的に外したいときに使います。ワークフロー全体を止める Unpublish とは別のものです。

Command Bar

Ctrl + K(Macは Cmd + K)で開く、操作を検索して呼び出す窓です。キーボードの操作をまとめて呼びたいときに使います。

Notes と Display note in flow

ノードのSettingsにあるメモ欄です。「Display note in flow」をオンにすると、メモがキャンバス上のノードの下にサブタイトルとして出ます。ノードの役割を、画面を開いた人にすぐ伝えるのに使います。Sticky Note はキャンバス全体に置くメモで、別物です。

データと式

Expression(式)

ノードの設定の値を、動くときに決める書き方です。 {{ $json.body.city }} のように {{ と }} の間にJavaScriptに近い書き方を入れ、前のノードのデータやワークフローの情報、環境変数を使えます。入力すると結果がその場でプレビューされます。日付の整形や簡単な計算なら、ノードを増やさずに済みます。
詳しくは:n8nの式(Expression)とデータの扱い:$json・ノードの参照・日付・JSON

Fixed と Expression

項目にポインタを置くと出る「Fixed | Expressions」の切り替えで選ぶ、値の入れ方の2つのモードです。Fixed は書いたとおりの文字や数をそのまま使い、Expression は式として計算します。欄が空のとき = を打つと Expression に切り替わり、INPUT の項目をドラッグしても Expression になります。Fixed を選んだ欄は式として扱われないので、式のつもりで書いたときは Expression に切り替えます。

{{ }}(式の括り)

式を書くときの波括弧です。この中が計算され、外側の文字はそのまま残ります。たとえば ご担当 {{ $json.name }} 様 と書くと、名前の部分だけが入れ替わります。

JSON

データを { "name": "山田", "company": "株式会社サンプル" } のように書く形式です。n8nではノード間を流れるデータがすべてこの形で、画面の「JSON」の見え方や、HTTP Requestの本文、Webhookで受け取る本文にも出てきます。キーの名前は文字列で、値は文字・数・真偽・配列・オブジェクトなどが入ります。

json と binary

アイテムの中の2つの入れ物です。ふつうのデータは json の中に、ファイルは binary の中に入ります。1つのアイテムが両方を持つこともあります。Codeノードで返すときは、アイテムを json のキーで包みます。

Binary data(バイナリデータ)

画像、PDF、ドキュメントなどのファイルのデータです。json とは別に、アイテムの binary に入ります。操作用のノードは Convert to File、Extract From File、Read/Write Files from Disk、Edit Image、Compression、FTP などです。Pin data にはできません。バイナリの読み書き自体を止めたいときは、環境変数 NODES_EXCLUDE で止めます。

$json

今のアイテムの json の中身です。$input.item.json の省略形で、前のノードから届いた1件のデータを読むときにいちばん使います。{{ $json.name }} で name の値、{{ $json['お名前'] }} で日本語のキーの値を読めます。

$binary

今のアイテムに付いているバイナリデータです。ファイルを別のノードに渡すときに、ファイルの名前や種類を読むのに使います。Split Out で $binary を指定して、1つのアイテムに複数のファイルがあるものを分けることもあります。

$(‘ノード名’)

名前を指定して、別のノードの出力を読む書き方です。{{ $('Webhook').item.json.body }} のように書き、ノード名は画面に出ている名前と完全に同じにします。直前のノードだけでなく、何段か前のノードの値を読むときに使います。ノードの名前を変えると、式の名前は自動では直らないので、確かめます。
詳しくは:n8nの式(Expression)とデータの扱い:$json・ノードの参照・日付・JSON

.item / .first() / .last() / .all()

$('ノード名') の後ろに付けて、読むアイテムを選ぶ書き方です。.item は今のアイテムとつながっている1件、.first() は先頭、.last() は最後、.all() は全部の配列を返します。.first() などの括弧には、出力の枝と実行の番号を省略せずに入れられ、どちらも省略すると0です。.isExecuted を付けると、そのノードが動いたかを真偽で返します。

$input

今のノードの入力データを読む入れ物です。$input.all() が全アイテムの配列、$input.first() が先頭、$input.last() が最後、$input.item が今処理しているアイテムです。$input.params では、このノードの設定、たとえば選んだ操作を読めます。$json は $input.item.json の省略形です。

$now

今の日時を表す値です。Luxon の DateTime 型で、ワークフローのタイムゾーンで返ります。$now.toISO() で文字、$now.minus({ hours: 36 }) で36時間前、$now.zone でタイムゾーンの名前がわかります。タイムゾーンは Workflow settings の「Timezone」で決まります。

$today

今日の0時を表す値です。$now と同じ DateTime 型で、時刻の部分が0時0分になっています。日付だけで比べたいときに使います。タイムゾーンは $now と同じく Workflow settings の「Timezone」で決まり、そこが空ならインスタンスの設定、どちらにも無ければ EDT になります。

Luxon と DateTime

日付と時刻を扱うJavaScriptのライブラリで、n8nでは $now、$today、日付の関数がこれで動きます。式の中では format() や diffTo() のように、n8nが足した便利な関数も使えます。Codeノードの中ではこれらが使えず、Luxon本来の toFormat() と、dt.plus({ days: 7 }) のように Duration を渡す書き方を使います。
詳しくは:n8nの式(Expression)とデータの扱い:$json・ノードの参照・日付・JSON

$jmespath()

JSONから条件に合う値を取り出す関数です。JMESPath という問い合わせの書き方で、式の中で使えます。JavaScriptのCodeノードでも使えるとする公式ページと、式のエディタでだけ使えるとする公式ページがあり、記載が割れています。Pythonで書くCodeノードでは使えないので、Pythonでは普通の書き方でデータを選びます。

JMESPath

JSONの中を検索するための問い合わせの言語です。配列の中から特定の条件の要素だけを選ぶ、といった取り出し方を短く書けます。n8nでは $jmespath() を通して使い、書き方の例は公式の「Query JSON with JMESPath」のページにあります。

$execution

今の実行についての情報です。$execution.id は実行のID、$execution.mode は手動のとき test、本番のとき production、$execution.resumeUrl は Wait ノードで待っているワークフローを再開するURLです。$execution.customData では、実行にメモを書き込めます。

$workflow

今のワークフローについての情報です。$workflow.id、$workflow.name、$workflow.active が読めます。通知の文に、どのワークフローから送ったかを入れたいときに使います。

$vars

Variables に登録した値を読む入れ物です。{{ $vars.名前 }} の形で、式にも Code ノードにも書けます。すべて文字列で、値が空のときは undefined になります。同じ名前がインスタンス全体とプロジェクトの両方にあれば、そのプロジェクトの中ではプロジェクトの値が優先されます。

$env

n8nを動かしている環境の環境変数を読む入れ物です。セルフホストの設定値をワークフローから読みたいときに使います。パスワードのような秘密の値の保管場所には向かないので、Credentialに入れます。

$itemIndex と $runIndex

$itemIndex は今のアイテムが入力の何番目かを表す番号、$runIndex は今のノードがその実行で何回目に動いたかを表す番号です。どちらも0から数えます。Loop Over Items の中で何周目かを知りたいときは $runIndex が使えます。$itemIndex は Code ノードの中では使えません。

$prevNode

今の入力がどのノードから来たかを返す入れ物です。$prevNode.name が前のノードの名前、$prevNode.outputIndex が前のノードのどの出口から来たか、$prevNode.runIndex が前のノードの何回目の実行かです。If や Switch の後ろで、どの枝から来たかを知りたいときに使います。

$if() / $ifEmpty() / $max() / $min()

式の中で使う、短い関数です。$if(条件, 真のとき, 偽のとき) は条件で値を切り替え、$ifEmpty(値, 代わりの値) は値が空のとき代わりを返します。$max() と $min() は渡した数のうち最大と最小を返します。このうち $if() は式のエディタでだけ使え、Code ノードの中では使えません。

$nodeVersion

今のノードのバージョンを返す値です。同じ名前のノードでも、バージョンによって設定項目が違うことがあるので、式の挙動がバージョンで変わるのを調べるときに見ます。

$getWorkflowStaticData()

ワークフローが覚えておける小さな値を読み書きする関数です。前回の実行で最後に見た日時を残しておく、といった使い方ができます。手動のテスト実行では保存されません。長く持たせたいデータは、データテーブルを使うように公式は書いています。

Dot notation(ドット表記)

親.子 のように、入れ子のデータを点でたどる書き方です。Edit Fields (Set)、Aggregate、Sort、Summarize などは、名前に点があると入れ子としてたどります。点を含むキーの名前をそのまま使いたいときは、各ノードのオプションにある「Disable Dot Notation」をオンにするか、Edit Fields では「Support Dot Notation」をオフにします。

Paired item(アイテムの対応関係)

出力のアイテムが、どの入力のアイテムから作られたかを覚えている仕組みです。公式ドキュメントでは item linking と呼びます。.item で前のノードのデータを引けるのはこの仕組みのおかげで、ノードが対応を持っていないときは、n8nが件数などから推測します。件数が違う、新しいアイテムを作る、といったときは推測できずにエラーになります。
詳しくは:n8nの式(Expression)とデータの扱い:$json・ノードの参照・日付・JSON

itemMatching()

$('ノード名').itemMatching(番号) の形で、今のノードの何番目のアイテムの元になったアイテムを、指定のノードから引く関数です。Code ノードの中で、前のノードのデータを元のアイテムと対応させて読むときに使います。

Info for expression missing from previous node

アイテムの対応が途切れたときに、式のプレビューに出るエラーです。途中のノードが、どの入力から作ったアイテムかを返していないと起きます。Code ノードを間に挟んだときに多く、Code ノードで対応を返すか、.first() などで引くように直します。

Multiple matching items for expression

.item で引いたノードが、複数のアイテムを1つにまとめていたときのエラーです。Summarize、Aggregate、Merge などが原因になります。.first()、.last()、.all()[番号] に変えると直ります。

‘<node-name>’ is on another branch

式で引いたノードが、別の枝にあって今のアイテムと関係がないときに出るエラーです。Merge を Append で使ったあとに多く、式の結果は null になりますが、ノード自体は成功します。.first() などで引くか、Merge を Combine にして直します。

ノードの種類と主なノード

Trigger node(トリガーノード)

ワークフローを始めるノードです。ノードのパネルでは、稲妻のアイコンが付いて出ます。Schedule Trigger、Webhook、n8n Form Trigger、Manual Trigger、Error Trigger、When Executed by Another Workflow などがあります。1つのワークフローに複数置くこともできます。

Action node(アクションノード)

トリガーの後ろで、データの加工や外のサービスへの操作などの仕事をするノードです。ノードのパネルでは、アプリの名前の下に操作が並びます。トリガーとアクションを、同じアプリのノードが両方持っていることがあります。

Core nodes(コアノード)

特定の外部サービスに属さない、n8nに最初から入っているノードです。分岐、並べ替え、ループ、スケジュール、汎用のAPI呼び出し、コードなど、流れとデータを扱う部品が入ります。トリガーにもアクションにもなります。

App node(アプリノード)

SlackやGoogle Sheets のように、特定の外部サービスにつなぐノードです。そのサービスの認証情報を保存した Credential を使って動きます。ノードのパネルで、アプリの名前を検索して選びます。

Cluster nodes(クラスターノード)

複数のノードがひとかたまりで働くノードです。中心の Root node が1つあり、その下に Sub-node を1つ以上つなげて機能を広げます。AIエージェントやチェーンなどがこの形で、Root node が役割を決め、Sub-node がモデルやメモリなどの部品を与えます。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Root node と Sub-node

Cluster nodes を作る2つの役割です。Root node は、エージェントやチェーンのように、そのかたまりの主な機能を決めるノードです。Sub-node は、Root node の下に付けて、チャットモデル、メモリ、ベクトルストアのような部品や計算を与えます。Sub-node はキャンバス上で Root node の下側につながります。

Community nodes(コミュニティノード)

n8nの会社ではなく、利用者が作って公開しているノードです。n8nが対応していないサービスにつなぐのに使います。セルフホストでは、OwnerかAdminが「Settings」の「Community Nodes」から「Install」を選び、npmのパッケージ名を入れて入れます。「I understand the risks of installing unverified code from a public source.」の確認が要ります。

If

条件で流れを「true」と「false」の2本に分けるノードです。条件は文字・数・日付と時刻・真偽・配列・オブジェクトの型ごとに用意され、2つ以上のときは AND か OR でつなげます。条件の途中で AND と OR を混ぜることはできません。3つ以上に分けたいときは Switch を使います。
詳しくは:n8nの分岐とループ:IF・Switch・Merge・Loop Over Items

Switch

値に応じて、流れを3本以上に分けるノードです。「Mode」が「Rules」のときは、出口ごとに「Routing Rules」で条件を決め、「Expression」のときは出口の数と、出口の番号を返す式を決めます。どれにも当たらないものの行き先は、オプションの「Fallback Output」で決めます。既定は「None」で、捨てられます。
詳しくは:n8nの分岐とループ:IF・Switch・Merge・Loop Over Items

Merge

2つ以上の流れをひとつに合流させるノードです。「Mode」は「Append」「Combine」「SQL Query」「Choose Branch」の4つです。Combine には、同じ項目で突き合わせる「Matching Fields」、順番で対にする「Position」、全部の組み合わせを作る「All Possible Combinations」があります。詳しくは:n8nの分岐とループ:IF・Switch・Merge・Loop Over Items

Loop Over Items

アイテムを決めた件数ずつに分けて、同じ処理を繰り返すノードです。公式のページ名は「Loop Over Items (Split in Batches)」で、1.x では Split in Batches と呼ばれていました。「Batch Size」で1回に出す件数を決め、出口は繰り返しの「loop」と、全部終わったあとの「done」です。ループの中のノードの最後を、このノードに戻してつなぎます。
詳しくは:n8nの分岐とループ:IF・Switch・Merge・Loop Over Items

Split Out

1つのアイテムの中にある配列を、複数のアイテムに分けるノードです。分けたい項目を「Fields To Split Out」で指定します。「Include」で他の項目を残すかを選び、「Destination Field Name」で出力の名前を決めます。逆に、複数のアイテムを1つの配列にまとめるのは Aggregate です。

Aggregate

複数のアイテムを、1つのアイテムにまとめるノードです。「Individual Fields」は指定した項目ごとにまとめ、「All Item Data (Into a Single List)」は全項目を1つの一覧にして「Put Output in Field」の名前の項目に入れます。Slackに朝の一覧を1通で送りたいときのように、複数件を1通にしたい場面で使います。Split Out の逆の動きです。

Edit Fields (Set)

データの項目を作る、書き換える、消すためのノードです。以前は Set ノードと呼ばれていました。「Mode」は「Manual Mapping」と「JSON Output」で、「Keep Only Set Fields」をオンにすると、設定した項目以外は捨てられます。オプションには「Include Binary Data」と「Support Dot Notation」があります。
詳しくは:n8nの式(Expression)とデータの扱い:$json・ノードの参照・日付・JSON

Filter

条件に合うアイテムだけを通して、合わないものを捨てるノードです。条件の作り方は If と同じで、AND か OR でつなぎます。オプションの「Ignore Case」はオフが既定で、大文字と小文字を区別します。型のエラーが出たら「Less Strict Type Validation」をオンにします。If が流れを2本に分けるのに対して、Filter は合わないものを捨てます。

Remove Duplicates

重複したアイテムを取り除くノードです。「Operation」は「Remove Items Repeated Within Current Input」「Remove Items Processed in Previous Executions」「Clear Deduplication History」の3つです。2つめは、前の実行までに通した値を覚えて、同じ値を落とします。「Keep Items Where」を「Value Is New」にしたときは、覚える件数の「History Size」が既定で10,000件です。覚えておく範囲は「Scope」で、ノードごとか、ワークフロー全体かを選びます。
詳しくは:n8nとGoogleスプレッドシート連携:読み書き・更新・重複を防ぐ

Sort

アイテムを並べ替えるノードです。「Type」は「Simple」「Random」「Code」です。Simple は「Add Field To Sort By」で項目を足し、昇順か降順を選びます。Random は順番をばらばらにし、Code は JavaScript で並び方を書きます。

Limit

アイテムの数を絞るノードです。「Max Items」で残す件数を決め、「Keep」で「First Items」か「Last Items」のどちらを残すかを選びます。新着の何件かだけ使いたいとき、多すぎる朝の保険に使います。

Wait

ワークフローを途中で止めて、条件がそろうと再開するノードです。「Resume」は「After Time Interval」「At Specified Time」「On Webhook Call」「On Form Submitted」の4つです。待っている間の再開用のURLは $execution.resumeUrl で、実行ごとに作られます。時間の待ちは、ワークフローのタイムゾーンではなくサーバーの時刻で動きます。65秒より短い待ちは、データベースに書き込まず、プロセスのまま待ちます。

Code

JavaScriptかPythonで、足りない処理を書くノードです。「Mode」は「Run Once for All Items」(既定)と「Run Once for Each Item」です。言語は「JavaScript」と「Python (Native)」で、Pyodide を使う古いPythonは2.0で消えました。Codeノードからは、ファイルとHTTP通信はできないので、Read/Write Files from Disk や HTTP Request を使います。
詳しくは:n8nのCodeノード:JavaScriptとPythonで足りないところを書く

HTTP Request

外のサービスのAPIを、URLとメソッドを指定して呼ぶノードです。「Authentication」は、n8nが対応するサービスなら「Predefined Credential Type」、それ以外は「Generic Credential Type」を選びます。送る内容は「Send Query Parameters」「Send Headers」「Send Body」で足し、オプションに「Batching」「Pagination」「Timeout」などがあります。curlのコマンドは「Import cURL」で貼り付けて取り込めます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Webhook

外から送られてきたHTTPの呼び出しを受けて、ワークフローを始めるノードです。「Test URL」は「Listen for Test Event」か「Execute workflow」を押している間だけ有効で、「Production URL」はPublishしたときに有効になります。受け取れるデータの大きさは既定で16MBまでで、セルフホストは N8N_PAYLOAD_SIZE_MAX で変えられます。「Respond」の設定で、返事を返すタイミングを選びます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Respond to Webhook

Webhookに返す返事を、自分で組み立てるノードです。Webhookノードの「Respond」を「Using ‘Respond to Webhook’ Node」にしたときだけ効きます。「Respond With」で、受け取ったアイテム、JSON、テキスト、ファイル、リダイレクトなどを選べ、「Response Code」でHTTPの状態コードも決められます。ノードは最初のアイテムを使って1回だけ動きます。

Schedule Trigger

決めた時刻や間隔でワークフローを動かすトリガーです。「Trigger Interval」は、秒・分・時間・日・週・月と「Custom (Cron)」から選びます。時刻はワークフローのタイムゾーンで動きます。動かすにはPublishが必要で、手動の「Execute workflow」で試した状態では、決めた時刻には動きません。
詳しくは:n8nの定期実行とサブワークフロー:Schedule Triggerと部品化

n8n Form Trigger

フォームの送信でワークフローを始め、フォームのページも自動で作るトリガーです。ノードのパネルでは「On form submission」の名前で出ます。「Form Elements」でテキスト、メールアドレス、プルダウン、ファイルなどの項目を作り、「Respond When」で返事を返すタイミングを決めます。Webhookと同じく、Test URLとProduction URLがあります。複数ページのフォームは、後ろに n8n Form ノードを足して作ります。

Execute Sub-workflow

別のワークフローを呼び出すノードです。以前は「Execute Workflow」の名前で知られていて、置いたときの既定のノード名は今もこれです。「Source」は「Database」「Local File」「Parameter」「URL」で、通常は「Database」から選びます。「Mode」は「Run once with all items」と「Run once for each item」で、オプションの「Wait for Sub-Workflow Completion」をオフにすると、終わりを待たずに先へ進みます。呼んだ先の実行へは「View sub-execution」から移れます。
詳しくは:n8nの定期実行とサブワークフロー:Schedule Triggerと部品化

When Executed by Another Workflow

サブワークフローの始まりに置くトリガーです。ドキュメントでは Execute Sub-workflow Trigger とも書かれます。「Input data mode」で受け取る形を決め、「Define using fields below」「Define using JSON example」「Accept all data」から選びます。最後のものは何でも受け取るぶん、足りない値の扱いを自分で書く必要があります。
詳しくは:n8nの定期実行とサブワークフロー:Schedule Triggerと部品化

Error Trigger

別のワークフローが失敗したときに、そのことを受けて動くトリガーです。失敗を監視したいワークフローの設定で、「Error Workflow」にこのトリガーから始まるワークフローを選びます。出力には execution.error.message、execution.lastNodeExecuted、workflow.name などが入ります。手動の実行では動かず、自動で動いたワークフローのエラーだけを受けます。トリガー自体が失敗の原因なら、情報は trigger の中に入り、execution の情報は少なくなります。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Stop and Error

わざとワークフローを失敗させて、エラーの内容を決めるノードです。「Error Type」は「Error Message」と「Error Object」で、前者は文字、後者はJSONで内容を渡します。入力の不備を見つけたときに、実行を失敗にして、Error Trigger のワークフローへ知らせる使い方をします。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

No Operation, do nothing

何もしないノードです。流れの終わりをキャンバス上ではっきり見せ、ワークフローの構造を読みやすくするために置きます。If の片方の出口を、わざと何もせず終わらせるときなどに使います。

Manual Trigger

「Execute workflow」を押したときだけ始まるトリガーです。自動では動かしたくないワークフローや、自動のトリガーをつける前のテストに使います。1つのワークフローには1つしか置けません。

Sticky Note

キャンバスに置くメモのノードです。ノードのパネルで「note」と検索して追加し、Shift + s でも足せます。書式はMarkdownで、見出し、リスト、リンク、画像が書けます。色は7色の中から選ぶか、16進数で指定できます。流れの説明を、ワークフローを開いた人に残すのに向いています。

Summarize

アイテムを集計するノードです。Excelのピボットテーブルに近く、「Fields to Summarize」で項目と集計の種類を選びます。集計は「Append」「Average」「Concatenate」「Count」「Count Unique」「Max」「Min」「Sum」です。「Fields to Split By」でグループ分けでき、担当者ごとの金額の合計などが出せます。

Compare Datasets

2つのデータの一覧を比べて、差を取り出すノードです。「Input A Field」と「Input B Field」で突き合わせる項目を決めます。出口は4つで、Aだけにあるものの「In A only Branch」、同じものの「Same Branch」、キーは同じで他が違うものの「Different Branch」、Bだけにあるものの「In B only Branch」です。

Date & Time

日付の計算と整形をするノードです。操作は「Add to a Date」「Extract Part of a Date」「Format a Date」「Get Current Date」「Get Time Between Dates」「Round a Date」「Subtract From a Date」です。式で $now や Luxon を書くより、画面で選んで作りたいときに向きます。

Convert to File

データをファイルの形に変えるノードです。「Operation」は、CSV、HTML、ICS、JSON、ODS、RTF、テキスト、XLS、XLSX への変換と、Base64の文字列からファイルへの変換です。できたファイルは、出力の binary に入ります。名前は「Put Output File in Field」で決めます。

Extract From File

ファイルから、中のデータを取り出してアイテムにするノードです。CSV、HTML、JSON、ICS、ODS、PDF、RTF、テキスト、XLS、XLSX から取り出せます。ファイルが入っている場所を「Input Binary Field」で指定し、既定は data です。

HTML

HTMLを扱うノードです。「Operation」は「Generate HTML Template」「Extract HTML Content」「Convert to HTML Table」の3つです。Webページから値を取るときは、Extract HTML Content に CSS セレクタを書いて指定します。
詳しくは:n8nでWebの情報を集める:RSS・HTTP Request・スクレイピングの線引き

Rename Keys

項目の名前を付け替えるノードです。「Add new key」で、「Current Key Name」と「New Key Name」の組を足します。オプションの「Regex」をオンにすると、正規表現に合う名前をまとめて置き換えられます。付け替えたあとの名前に、正規表現が当たってしまうことがあるので注意が必要です。

Crypto

暗号に関する処理をするノードです。「Hash」はMD5、SHA256、SHA512などでの要約、「Hmac」は署名の計算、「Sign」は秘密鍵での署名、「Generate」はランダムな文字列を作ります。外のサービスが決める署名の形式に合わせるときに使います。

Read/Write Files from Disk

n8nが動いているマシンの上のファイルを読み書きするノードです。操作は「Read File(s) From Disk」と「Write File to Disk」です。n8n Cloudでも使えますが、アクセスできるのは /home/node/ の下だけで、保存したファイルは残らないことがあります。セルフホストでは、2.0から N8N_RESTRICT_FILE_ACCESS_TO の既定が ~/.n8n-files です。

Execute Command

n8nが動いているマシンで、シェルのコマンドを動かすノードです。セルフホストだけにあり、n8n Cloudにはありません。2.0から既定で無効になっています。信頼できない人が同じインスタンスを使う環境では、危険が大きいためです。

Data table(ノード)

データテーブルを作ったり、行を読み書きしたりするノードです。表を対象にする操作と、行を対象にする操作があります。行には Insert、Update、Upsert、Delete、Get があり、「If Row Exists」と「If Row Does Not Exist」で流れを分けることもできます。Upsert は、あれば更新、なければ作ります。

認証とつなぐ

Credential

外部サービスにつなぐための鍵(ID・パスワード・APIキー・OAuthで得たトークンなど)を、n8nの中に預けておく入れ物です。ノードの設定画面の「Credential」欄で選び、作るときは左メニューの追加ボタンの「New credential」、またはOverviewの「Credentials」タブの「Create credential」から入ります。保存すると、n8nが接続を試して結果を出します。日本語では認証情報と呼ばれ、画面では英語の「Credential」「Credentials」のまま出ます。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Predefined Credential Type

HTTP Requestノードの「Authentication」で選ぶ項目のひとつで、n8nに専用の認証情報の型があるサービスのAPIを、その型を使って呼ぶ方法です。選ぶと「Credential Type」でサービスを指定でき、すでに作ってある認証情報をそのまま使い回せます。専用ノードに無い操作を呼びたいときに使います。公式は、n8nに型があるサービスならこちらを勧めています。次の「Generic Credential Type」と対になる言葉です。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Generic Credential Type

n8nに専用の型が無いサービスのAPIを呼ぶときに、HTTP Requestノードの「Authentication」で選ぶ項目です。選ぶと、Basic Auth・Digest Auth・Bearer Auth・Custom Auth・Header Auth・OAuth1 API・OAuth2 API・Query Auth・Simplified Custom Auth から相手のAPIの仕様に合うものを選びます。相手のAPIドキュメントが指定する送り方に、型を合わせるのが基本です。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

OAuth2

相手のサービスのログイン画面で「許可」を押すと、n8nにトークンが渡される認証の方式です。GoogleスプレッドシートやGmailのような、人のアカウントの権限で動くサービスで使います。許可した本人のアカウントが止まるとつながりも切れるので、本番では共用の業務アカウントでつなぐ運用が安全です。HTTP Requestの汎用の型としては「OAuth2 API」があり、Authorization Code・Client Credentials・PKCE の3つの許可方式に対応します。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

OAuth Redirect URL

OAuth2の認証情報の画面に表示される、相手のサービスがログイン後にn8nへ戻ってくるときのURLです。相手のサービスの管理画面(GoogleのCloud Consoleなど)に、表示された値を一字一句同じに登録します。セルフホストでは、n8nの外向きURLの設定を間違えているとここが localhost のままになり、許可の途中でエラーになります。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

APIキー

相手のサービスの管理画面で発行する、パスワード代わりの文字列です。n8nでは、そのサービス専用の認証情報(例: LLMのAPIキー)の「API Key」欄に貼って使います。OAuth2と違って人のログインに紐づかず、発行した画面で無効にするまで使えます。漏れると誰でも使えるため、貼る場所をn8nの認証情報だけに絞り、ワークフローの式や Code ノードに直接書きません。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Header Auth

HTTPのヘッダーの名前と値の組を1つ送る認証です。たとえば X-Cybozu-API-Token のように、ヘッダーに鍵を載せるAPIで使います。HTTP Requestノードで外のAPIを呼ぶときの型であると同時に、Webhookノードの「Authentication」にも同名の選択肢があり、こちらは受ける側で合言葉を確かめるために使います。向きが逆なので、どちらの話かを分けて読みます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Bearer Auth

Authorization: Bearer <トークン> の形でトークンを送る認証です。HTTP Requestの汎用の型としては、ヘッダーの名前が Authorization、値が「Bearer + トークン」のHeader Authと同じ働きで、画面ではトークンだけを入れます。MCP Server TriggerやMCP Client Toolの認証にも同じ名前の選択肢があります。
詳しくは:n8nのMCP:ワークフローを外から呼び出す、外のMCPを使う

Basic Auth と Digest Auth

どちらもユーザー名とパスワードを送る認証です。Basic Authは単純にそのまま送る方式で、Digest Authは相手がdigest認証に対応しているときの方式です。HTTP Requestの汎用の型にあるほか、WebhookノードやChat Triggerの受け側の認証にもBasic Authがあります。古い社内システムなど、ほかの方式が無い相手向けです。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Query Auth

URLの末尾に ?key=... のようにパラメーター名と値を付けて送る認証です。HTTP Requestの汎用の型のひとつで、1つのパラメーターしか持てません。パラメーターが複数要るときは Custom Auth を使います。URLに鍵が載るので、相手のAPIがこの方式しか受けないときだけ選びます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Custom Auth

ヘッダー・クエリパラメーター・本文のどれに何を載せるかを、JSONで自由に組む認証です。ヘッダーを2つ送る、複数のクエリパラメーターを送るといった、ほかの型に収まらないAPI向けです。柔軟な反面、JSONの書き間違いが接続エラーの原因になりやすいので、まず Header Auth や Bearer Auth で足りないかを見ます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Simplified Custom Auth

2.35.0から使える汎用の型で、{{placeholder}} を入れたJSONの雛形を書き、秘密の値は別の入力欄に入れる作りです。値が雛形の文章の中に混ざらないので、画面を共有したときに鍵が見えにくくなります。専用の認証情報が無いサービス向けに、n8n Assistant が雛形を用意する場合もあると公式に書かれています。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Google Service Account API

人のアカウントではなく、サービスアカウント(プログラム用のアカウント)の鍵ファイルでGoogleにつなぐ認証情報です。共有ドライブのスプレッドシートのように、担当者の異動に影響されたくないときに使います。サービスアカウントのメールアドレスを、対象のシートやフォルダの共有先に追加しておかないと、つながっていても読み書きできません。
詳しくは:n8nとGoogleスプレッドシート連携:読み書き・更新・重複を防ぐ

Test URL と Production URL

Webhookノードが持つ2種類のURLで、ノードの上部で切り替えて見ます。Test URLは「Listen for Test Event」を押した間か、公開前のワークフローを手動で実行した間だけ登録され、届いたデータが編集画面に表示されます。Production URLはワークフローを Publish(公開)したときに登録され、データは編集画面に出ず、Executions タブで確かめます。相手のサービスに登録するのは公開後のProduction URLで、取り違えると本番で何も起きません。MCP Server Triggerにも同じ2つのURLがあります。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Path

Webhookノードが受けるURLの末尾の部分です。既定ではランダムな文字列が入り、自分で決めた文字列や /:variable のようなルートパラメーターに変えられます。ランダムのままだと、URLを知らない第三者からは当てにくいという面もあります。MCP Server Triggerにも同名の欄があり、既定はランダムな文字列です。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Webhook の Authentication

Webhookノードが受けるリクエストを、送り手の確認なしに通さないための設定です。選べるのは Basic Auth・Header Auth・JWT Auth・None・n8n User Auth (OAuth2) で、n8n User Auth は n8nにログインしているユーザーからの呼び出しだけを通します。フォームの送信先のように、誰が送るか決められないときも、Header Authで合言葉を持つサイトからのものだけに絞ると、不審な送信を減らせます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

IP(s) Allowlist

Webhookノードの「Options」にある、受け付ける送り元のIPアドレスをカンマ区切りで並べる設定です。ここに無いアドレスからのリクエストには403が返ります。空欄なら全アドレスから受けます。送り元のIPが固定されているサービスからだけ受けるときに有効ですが、IPが変わるサービスでは受け損ねるので、変更の連絡の有無を確かめてから入れます。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Respond

Webhookノードの設定で、リクエストにいつ何を返すかを決める項目です。「Immediately」は「Workflow got started.」というメッセージをすぐ返し、「When Last Node Finishes」は最後のノードの出力を返し、「Using ‘Respond to Webhook’ Node」は別のRespond to Webhookノードで返し方を決めます。ほかにストリーミングで返す選択肢もあり、AI Agentのような対応ノードが要ります。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

最大ペイロードサイズ

Webhookノードが受け取れる1回のリクエストの大きさの上限で、既定は16MBです。セルフホストでは環境変数 N8N_PAYLOAD_SIZE_MAX で変えられます。ファイルを一緒に送るフォームや、大きなJSONを受ける連携では、上限を超えて受け付けられないことがあります。
詳しくは:n8nで外部サービスとつなぐ:Webhook・HTTP Request・API

Credential の共有

作ったCredentialは、持ち主のほかに、共有した相手やプロジェクトのメンバーも使えるようにできます。使える人はワークフローの中で選んで動かせますが、中身の鍵そのものは見せられません。共有できるのは、Cloudは全プラン、セルフホストはメールアドレスを登録したCommunity Edition以上です。登録していないCommunity Editionでは、持ち主しか使えません。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Personal

ユーザー1人ごとに用意される個人の置き場です。ワークフローやCredentialを、Overviewなどから作ると、既定でここに入ります。プロジェクトの中に移すと、メンバーで共有できる形になります。移すとそれまでの共有設定が消えるので、他のワークフローから使われているCredentialを動かすと、止まる原因になります。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

AIの言葉

AI Agent

LLM(大規模言語モデル)に、道具(Tool)を使うかどうかを自分で選ばせながら答えを作らせるルートノードです。ノードの一覧では「AI Agent」の名前で出ます。2026年10月時点の公式では、AI Agentの「agent type」の設定は1.82.0から非推奨で、すべて Tools Agent として動きます。1回の実行でLLMを何度も呼ぶことがあるので、費用と時間がチェーン系より増えます。Basic LLM Chain と違い、Tool と Memory をつなげます。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Tools Agent

AI Agentの動き方の名前で、LLMがつないだTool(道具)を選んで呼び出す方式です。昔のn8nでは、AI Agentノードの設定で「Agent」の種類を選べましたが、1.82.0で種類の設定は非推奨になり、いまは全部この方式です。記事や動画で「Conversational Agent」などの種類を選ぶ手順が出てきたら、古い版の説明です。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Basic LLM Chain

1回の指示に1回答えるだけの、いちばん単純なルートノードです。会話の記憶(Memory)も道具(Tool)もつなげません。問い合わせ本文の要約や、返信文の下書きのように、入力と出力が決まっている処理に使います。AI Agent との違いは、道具を選んで使う判断をしない点です。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Text Classifier

入ってきた文章を、決めたカテゴリのどれかに振り分け、カテゴリごとの出口から出すルートノードです。カテゴリごとに「Description」(説明)を書くと判定が安定します。どれにも当たらないものは、既定では捨てられるので、「Output on Extra, ‘Other’ Branch」で出口を作ります。問い合わせの種類で、Slackの送り先を変える用途に向きます。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Information Extractor

文章の中から、決めた項目(会社名・人数・希望時期など)を抜き出し、構造化したデータにするルートノードです。抜き出し先の項目を定義すると、後ろのノードで列にそのまま入れられます。要約するBasic LLM Chainと違い、出力の形を決めて取り出すことが目的です。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Question and Answer Chain

つないだ資料(Retriever)を毎回1回検索して、その結果を元に1回答えるルートノードです。会話を覚えないので、続きの質問には向きません。資料だけに答えさせたい、費用を読みやすくしたいときに選びます。AI Agentに資料検索のToolを持たせる作りと違い、検索するかどうかをAIが決めません。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Summarization Chain

長い文章を要約するためのルートノードです。ノードの一覧では「Summarization Chain」で出ます。長い文章を要約するときに、Basic LLM Chainで1回に全部を渡すと入りきらないことがあるため、分けて要約する用途に向きます。ほかに文章の感情を判定する「Sentiment Analysis」もあります。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Chat Trigger

チャットで人がメッセージを送ったときにワークフローを始めるトリガーで、AI Agentなどのルートノードにつなぎます。1回メッセージを送るたびに1回の実行になるので、10往復の会話は10回の実行です。「Make Chat Publicly Available」がオフの間は、編集画面のチャットでしか動きません。認証は None・Basic Auth・n8n User Auth から選び、「Mode」は Hosted Chat(n8n標準の画面)か Embedded Chat(自前の画面)です。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Chat Model

AI Agentやチェーンの下につなぐ、どのLLMを使うかを決めるサブノードです。OpenAI Chat Model・Anthropic Chat Model・Google Gemini Chat Model・Ollama Chat Model など、サービスごとに別のノードがあります。使うには、そのサービスのAPIキーの認証情報が要ります。AI Agentで使うモデルは、道具の呼び出しに対応したものを選びます。
詳しくは:n8nでChatGPT・Claude・Gemini・Ollamaを使い分ける:モデルの選び方と費用

Ollama

手元やサーバーで動くローカルLLMを動かすための道具の名前で、n8nには「Ollama Chat Model」と「Embeddings Ollama」があります。認証情報は接続先の「Base URL」を入れる形で、APIキーは基本要りません。社外にデータを出したくない用途に向きますが、動かすマシンの性能が要ります。
詳しくは:n8nでChatGPT・Claude・Gemini・Ollamaを使い分ける:モデルの選び方と費用

Simple Memory

AI Agentに会話の履歴を持たせるMemoryのサブノードで、公式ドキュメントのURLでは memorybufferwindow と呼ばれています。設定は「Session Key」(会話を区別する名前)と「Context Window Length」(何回分のやり取りを覚えるか)です。公式は、キューモードでは使わないよう書いています。本番で複数のworkerが動くと、毎回同じworkerに届く保証がないためです。チェーン系のルートノードにはつなげません。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Memory

AIに会話の履歴を覚えさせるサブノードの総称です。AI Agentには付けられますが、Basic LLM Chainなどのチェーンには付けられません。Simple Memory のほか、Postgres Chat Memory・Redis Chat Memory など、保存先ごとのノードがあります。再起動しても履歴を残したいときは、保存先のあるものを選びます。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Tool

AI Agentが使ってよい道具のサブノードです。AI Agentの下の「Tool」の「+」から追加し、Google SheetsやHTTP Requestのような通常のノードも道具にできます。道具の「Description」に書いた説明が、AIがいつ呼ぶかの判断材料になります。つないだ道具が1つも無いと、AI Agentは動きません。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Call n8n Workflow Tool

別のワークフローを道具として呼び出すToolです。呼び出す側は「Source」で Database(一覧から選ぶ、またはワークフローIDを入れる)か Define Below(JSONを直接貼る)を選びます。本番で Database から呼ぶときは、呼ばれる側を Publish しておかないと「Workflow is not active and cannot be executed」というエラーが道具の結果として返ります。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

$fromAI()

道具の入力欄で、その値をAIに決めさせるための式の関数です。固定の値と、AIが埋める値を同じ欄の中で混ぜられます。たとえばメールの宛先は固定にして、本文だけAIに書かせる、という使い方です。AI Agentの道具の入力欄には、同じ働きをするAIボタンもあります。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Output Parser

LLMの返答の形を決めるサブノードです。「Structured Output Parser」は、JSONの例から項目を作る「Generate From JSON Example」か、自分でスキーマを書く「Define using JSON Schema」で形を定義します。例から作った場合は全項目が必須になります。$ref の参照は使えません。後ろのノードで項目を取り出す前提のときに付けます。
詳しくは:n8nでAIエージェントを作る:ChatGPT・Claude・Geminiをつなぐ

Embeddings

文章の意味を数字の並び(ベクトル)に変えたものです。意味の近い文章ほど近い数字になるので、検索に使えます。n8nでは Embeddings OpenAI・Embeddings Ollama などのサブノードで作ります。取り込むときと検索するときは、同じ埋め込みモデルにそろえる必要があり、替えると資料の入れ直しです。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Vector Store

Embeddingsで作ったベクトルを保存し、意味の近さで検索できるデータベースです。n8nのノードの一覧では Simple Vector Store・Qdrant Vector Store・PGVector Vector Store・Pinecone Vector Store・Supabase Vector Store などが出ます。取り込みには「Insert Documents」、検索には「Retrieve Documents」の操作モードを使い、AI Agentの道具として使う形もあります。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Simple Vector Store

n8nの内部のメモリに保存する、試作用のベクトルストアです。公式でも開発用とされ、再起動すると消えます。保存先の名前(Memory Key)は同じn8nの全ユーザーから見えるので、社外秘の資料は入れません。n8n Cloudでは100MB・7日使わないと消えるという制限があります。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Qdrant Vector Store

Qdrantというベクトルデータベースにつなぐノードです。セルフホストのDocker Composeに同居させて自分で立てるか、Qdrant Cloudを使えます。保存したデータは再起動後も残ります。メタデータで絞り込む「Search Filter」はQdrantの書式のJSONで書きます。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Default Data Loader

資料のファイルやJSONを、ベクトルストアに入れる断片の形に読み込むDocument Loaderのサブノードです。「Type of Data」で Binary か JSON を選び、「Text Splitting」は Simple(Recursive Character Text Splitterを1000文字・重なり200で使う)か Custom(好きなText Splitterをつなぐ)です。「Metadata」に入れた値は、検索時の絞り込みに使えます。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Text Splitter

資料を適当な長さの断片(チャンク)に切るサブノードです。AIは長い資料を丸ごと検索できないので、断片ごとにEmbeddingsを作って保存します。n8nの「Recursive Character Text Splitter」は、段落・文・単語をなるべく壊さずに切り、「Chunk Size」(1断片の文字数)と「Chunk Overlap」(断片どうしの重なり)を設定します。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

Retriever

質問に近い断片を、ベクトルストアから取り出す役のサブノードです。Question and Answer Chainの「Retriever」には「Vector Store Retriever」をつなぎ、その下にベクトルストアをつなぎます。取り出した断片が5件目以降に埋もれるときは、「Rerank Results」をオンにして「Reranker Cohere」をつなぎ、質問との関係の強さで並べ替えます。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

RAG

Retrieval-Augmented Generationの略で、質問に関係する資料の断片を先に探し出し、それをLLMに渡して答えさせる作りです。資料をLLMの学習に混ぜるのではなく、毎回検索して渡すので、資料を差し替えれば答えも変わります。n8nでは、資料を取り込むワークフローと、質問に答えるワークフローを分けて作ります。
詳しくは:n8nでRAGを作る:社内資料を検索して答えるチャット

MCP

Model Context Protocol の略で、AIアプリと外のシステムをつなぐための標準です。道具を差し出す側をMCPサーバー、呼ぶ側をMCPクライアントと呼びます。n8nはどちらの役にもなれます。外からn8nを呼ぶ向きには MCP Server Trigger と Instance-level MCP、n8nから外を呼ぶ向きには MCP Client Tool と MCP Client があります。
詳しくは:n8nのMCP:ワークフローを外から呼び出す、外のMCPを使う

MCP Server Trigger

1つのワークフローをMCPサーバーにするトリガーです。普通のトリガーと違って、後ろのノードには出力を渡さず、下につないだ道具のノードだけを公開します。認証は None・Bearer auth・Header auth の3つで、Test URL と Production URL があります。SSE とストリーミングHTTPに対応し、stdio には対応しません。
詳しくは:n8nのMCP:ワークフローを外から呼び出す、外のMCPを使う

Instance-level MCP

n8nのインスタンス全体を1つのMCPサーバーにする機能です。「Settings」の「Instance-level MCP」で「Enable MCP access」を押して有効にします。外部のAIは、ワークフローごとに「Available in MCP」をオンにしたものしか読んだり動かしたりできません。認証は OAuth(推奨)かAPIキーで、接続先のURLは /mcp-server/http で終わります。
詳しくは:n8nのMCP:ワークフローを外から呼び出す、外のMCPを使う

MCP Client Tool

AI Agentの道具として、外のMCPサーバーの道具を使えるようにするサブノードです。接続先は「SSE Endpoint」に入れ、認証は Bearer・Header・Multiple Headers Auth・OAuth2 か、認証なしを選びます。「Tools to Include」は All・Selected・All Except の3つで、使わせる道具を絞れます。
詳しくは:n8nのMCP:ワークフローを外から呼び出す、外のMCPを使う

MCP Client

外のMCPサーバーの道具を、AIを通さずに1つの手順として呼ぶ通常のノードです。呼ぶ道具が決まっている定型の処理で使います。MCP Client Toolと違い、AI Agentが道具を選ぶのではなく、ワークフローの作り手が呼ぶ道具を決めます。
詳しくは:n8nのMCP:ワークフローを外から呼び出す、外のMCPを使う

AI Workflow Builder

やりたいことを日本語や英語の文章で書くと、ワークフローを作ってくれる編集画面の機能です。右に出るチャット欄で追加の指示を重ねて直し、/clear で文脈を消して最初からやり直せます。作る・直す依頼のメッセージ1通につき1クレジットを使い、失敗したものや手動で止めたものは数えません。送られるのはプロンプト・ノードの定義・今のワークフローなどで、認証情報と過去の実行は送られません。月ごとの利用上限があります。
詳しくは:n8nとは?できることと、Zapier・Make・Difyとの違い

n8n Assistant

編集画面でワークフロー作りを手伝うAIです。Cloudでは、StarterとProにだけ、プランごとに月のクレジットが決まっています(Starterは月1,600、Proの実行回数の枠によって月4,000か9,600)。Enterpriseとセルフホストにはなく、npmで入れたn8nでも使えません。AI Workflow Builder とは別の機能で、前者は質問や修正の相談、後者はワークフローをまるごと作らせる用途です。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Gateway credits

APIキーを自分で用意せずに、n8n経由でOpenAI・Anthropic・Geminiなどを呼べる前払いのクレジットです。n8n CloudのStarterとProで使え、実行回数の枠とは別会計で、残高が0になるとそのノードは止まります。セルフホストでは使えず、自社のAPIキーで払います。
詳しくは:n8nでChatGPT・Claude・Gemini・Ollamaを使い分ける:モデルの選び方と費用

立てる・運用する

n8n Cloud

n8nが用意したサーバーで動くサービス版です。サーバーの面倒を見る必要が無く、契約するとコンソールからインスタンスの管理・プラン・請求・クレジットを見られます。プランは Starter・Pro・Enterprise で、14日間の無料トライアルがあります。データはドイツ・フランクフルトのサーバーに置かれます。
詳しくは:n8n Cloudの始め方:登録から最初のワークフロー、プラン変更・解約まで

Cloud console

n8n Cloudのインスタンス・プラン・請求・クレジットを管理する画面です。インスタンスのn8nの版の更新、タイムゾーンの設定、IPアドレスの確認、バックアップからのワークフローのダウンロードもここから行います。ワークフローを作る編集画面とは別の場所にあり、入れるのはオーナーだけです。
詳しくは:n8n Cloudの始め方:登録から最初のワークフロー、プラン変更・解約まで

セルフホスト

自分で用意したサーバーやPCにn8nを立てて使う方法です。ソフト代はかかりませんが、サーバー代・バックアップ・アップデート・脆弱性への対応を自社で持ちます。立て方は npx・Docker・Docker Compose があり、本番は独自ドメインとHTTPSを付けたDocker Composeが基本です。ライセンス上は、自社の社内業務か、非商用・個人の用途で使うことが前提です。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

npx

Node.jsに付いているコマンドで、npx n8n と打つとインストールせずにn8nを起動できます。手元で今すぐ試すときの入口で、起動したら http://localhost:5678 を開きます。docs.n8n.io のnpmインストールのページには、Node.jsは20.19から24.xの間とあり、npmで入れる方法は3.0から非推奨になると書かれています。npmのパッケージ側(2.44.7)は24以上を求めるので、実際には24系を入れます。外のサービスからのWebhookは、そのままでは届きません。
詳しくは:n8nを手元のPCで動かす:Mac・WindowsにnpxとDocker Desktopで入れる

Docker

アプリを部品ごとの箱(コンテナ)に入れて動かす仕組みです。n8nの公式イメージは n8nio/n8n で、n8n_data という名前付きボリュームを /home/node/.n8n に結ぶと、データベースや暗号鍵が再起動後も残ります。ポートは 5678 を使います。公式のDockerのページ自身が、本番にはDocker Composeのページを勧めると書いています。
詳しくは:n8nを手元のPCで動かす:Mac・WindowsにnpxとDocker Desktopで入れる

Docker Compose

複数のコンテナの設定を1つのファイル(compose.yaml)にまとめ、docker compose up -d で起動する仕組みです。n8n本体のほかに、HTTPSを受けるTraefikやnginx、PostgreSQL、Codeノード用の実行コンテナなどを同じファイルで管理できます。更新は、版の番号を書き換えて docker compose pull、down、up -d の順に行います。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

n8n_data

Dockerで使う、n8nのデータを入れておく名前付きボリュームです。SQLiteを使っている場合のデータベースファイルのほか、暗号鍵やログも入っています。バックアップの対象はここで、消えるとワークフローも認証情報も戻せなくなります。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

環境変数

n8nの動きをコンテナや起動コマンドの外から決める設定です。公式ドキュメントでは「Deployment」「Executions」「Logs」「Timezone and localization」などの分類に分かれています。一部の変数は名前の末尾に _FILE を付けると、値をファイルから読めます。画面ではなく .env や compose.yaml に書き、書き換えたら再起動します。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

N8N_ENCRYPTION_KEY

Credentialをデータベースに保存するときの暗号鍵です。未設定なら初回起動時にランダムな鍵が作られて、.n8n フォルダに保存されます。この鍵をなくすと、バックアップから戻してもCredentialは開けません。キューモードでは、workerにも同じ値を渡す必要があります。立てた日に、社内のパスワード管理ツールに控えます。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

N8N_WEBHOOK_URL

リバースプロキシの後ろでn8nを動かすとき、Webhookの外向きURLを指定する環境変数です。n8nは既定で N8N_PROTOCOL・N8N_HOST・N8N_PORT からURLを作るので、プロキシの後ろでは外から見えるアドレスと合いません。旧名の WEBHOOK_URL は2.35.0から非推奨で、使うと警告が出ます。編集画面に出るURLが localhost になっていたら、まずここを疑います。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

N8N_PROXY_HOPS

n8nの前に立つリバースプロキシの数を伝える環境変数で、既定は0です。Traefikやnginxを1段挟むなら1にします。あわせて、最後のプロキシから X-Forwarded-For・X-Forwarded-Host・X-Forwarded-Proto のヘッダーが渡るようにしておきます。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

N8N_EDITOR_BASE_URL

編集画面にアクセスするときの公開URLを指定する環境変数で、n8nが送るメールの中のリンクや、SAMLの戻り先にも使われます。既定は未設定です。招待メールのリンクが localhost で届くときは、ここが入っていません。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

GENERIC_TIMEZONE

n8nインスタンスのタイムゾーンです。Schedule Triggerのようなスケジュールのノードの時刻はこれで決まり、既定は America/New_York です。日本で使うなら Asia/Tokyo を設定します。変えないと、朝9時のつもりの定期実行が別の時刻に動きます。
詳しくは:n8nの定期実行とサブワークフロー:Schedule Triggerと部品化

TZ

コンテナのOSのタイムゾーンを決める環境変数です。date コマンドなどの時刻に影響します。n8nのスケジュール系は GENERIC_TIMEZONE を見るので、両方を Asia/Tokyo にそろえるのが公式のDockerの例です。
詳しくは:n8nの定期実行とサブワークフロー:Schedule Triggerと部品化

N8N_DEFAULT_LOCALE

n8nの画面の言語を決める環境変数で、既定は en です。de-AT のような地域付きの指定は使えません。画面が翻訳されていない文言は、en で出ます。日本語の言語ファイルが公式にあるかどうかは別の話で、記事で扱っています。
詳しくは:n8nを日本語で使う:画面の言語、日本語化の現状と、日本語データでつまずくところ

SQLite

n8nの既定のデータベースです。何も設定しないとこれが使われ、~/.n8n/database.sqlite にワークフロー・Credential・過去の実行が入ります。1台で小さく動かすなら足ります。キューモードでは使えません。n8n Cloudでは、StarterとProで使われています。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

PostgreSQL

セルフホストで選べるデータベースです。DB_TYPE=postgresdb に加えて、DB_POSTGRESDB_HOST・DB_POSTGRESDB_PORT(既定5432)・DB_POSTGRESDB_DATABASE・DB_POSTGRESDB_USER・DB_POSTGRESDB_PASSWORD を設定します。サポートされる版は17と18で、16も互換のため含まれます。キューモードで必要なデータベースです。
詳しくは:n8nをセルフホストで導入する:Docker ComposeでVPSに立て、独自ドメインとHTTPSで使う

キューモード(Queue mode)

受け付ける役と、動かす役を分けて、処理を増やせるようにする構成です。mainがトリガーとWebhookを受けて実行を作り、Redisの待ち行列に積み、workerが取り出して動かします。EXECUTIONS_MODE=queue を全員に設定し、同じRedisとデータベースを向けます。SQLiteでは使えず、バイナリデータのfilesystem保存も使えません。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

worker

キューモードで、実際にワークフローを動かすプロセスです。起動は n8n worker で、既定では1台で最大10件を並行して処理し、--concurrency で変えられます。公式は、数が小さすぎると多数のworkerでデータベースの接続が足りなくなるため、5以上を勧めています。mainと同じ暗号鍵が要ります。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Redis

キューモードで、動かす順番待ちの実行を預かる場所です。接続先は QUEUE_BULL_REDIS_HOST(既定 localhost)と QUEUE_BULL_REDIS_PORT(既定 6379)で指定し、別のマシンに置いても構いません。ここが止まると、workerに仕事が渡らなくなります。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Webhook processor

キューモードで、Webhookの受け付けだけを担当する任意のプロセスです。起動は n8n webhook で、ロードバランサーの後ろに並べて使います。/webhook/* と /webhook-waiting/* を向けます。mainをこのプールに入れないよう、公式が勧めています。MCP Server Triggerを使うなら、/mcp* は1台に集めます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Multi-main

mainを複数台にして、高可用性を作る構成です。公式では、セルフホストのEnterpriseだけで、n8n Cloudにはありません。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

N8N_CONCURRENCY_PRODUCTION_LIMIT

通常のモードで、本番の実行を同時に何件まで動かすかを決める環境変数です。既定は無効で、設定すると、超えた分は待ち行列に入って先着順に動きます。数えるのはWebhookやトリガーで始まる本番の実行だけで、手動・サブワークフロー・エラー・CLI起動は対象外です。キューモードでは、--concurrency の既定を上書きします。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Task runners

Codeノードの JavaScript と Python を、n8n本体と切り離して動かす仕組みです。n8n 2.0以降は既定で有効で、N8N_RUNNERS_ENABLED は設定しなくなりました。公式の本番向けは外部モードで、N8N_RUNNERS_MODE=external にして n8nio/runners イメージを別のコンテナで動かし、N8N_RUNNERS_AUTH_TOKEN を両方に同じ値で入れます。internal modeは3.0から非推奨と書かれています。
詳しくは:n8nのCodeノード:JavaScriptとPythonで足りないところを書く

Binary data mode

画像やPDFなどのバイナリデータを、どこに置いて受け渡すかを決める設定で、環境変数は N8N_DEFAULT_BINARY_DATA_MODE です。既定はメモリで、大きなファイルを扱うと落ちることがあります。filesystem ならディスクに書きます。キューモードでは filesystem が使えず、公式は database を勧めています。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

実行データの削除(pruning)

過去の実行の記録を、一定の基準で自動的に消す仕組みです。EXECUTIONS_DATA_PRUNE は既定でオン、EXECUTIONS_DATA_MAX_AGE は既定336時間(14日)、EXECUTIONS_DATA_PRUNE_MAX_COUNT は既定10000件で、0なら無制限です。成功分は保存しない EXECUTIONS_DATA_SAVE_ON_SUCCESS=none のような絞り込みも可能です。放っておくとデータベースが膨らみます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

EXECUTIONS_TIMEOUT

全ワークフローに適用する、実行の時間切れ(秒)です。既定は -1 で、無制限です。ワークフローごとに変えることもでき、その最大は EXECUTIONS_TIMEOUT_MAX(既定3600秒)です。止まらない処理を放置しないための保険になります。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Error workflow

別のワークフローが失敗したときに、代わりに動くワークフローです。最初のノードを Error Trigger にして作り、監視したいワークフローの Options から Settings を開いて、「Error workflow」で選びます。1本で複数のワークフローを見られます。通知はSlackやメールで出すのが基本です。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

N8N_LOG_LEVEL

ログの細かさを決める環境変数で、info・warn・error・debug から選び、既定は info です。出力先は N8N_LOG_OUTPUT(console か file、既定 console)、形式は N8N_LOG_FORMAT(text か json、既定 text)で決めます。ファイルに出す場合は、N8N_LOG_FILE_COUNT_MAX(既定100)と N8N_LOG_FILE_SIZE_MAX(既定16MB)で量を抑えます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

CLI export(export:workflow と export:credentials)

ワークフローやCredentialを、コマンドでファイルに書き出す機能です。n8n export:workflow --backup --output=... は全ワークフローを1ファイルずつ整形して書き出し、n8n export:credentials --backup はCredentialを書き出します。Credentialは --decrypted を付けない限り暗号化されたままで、戻すには元の N8N_ENCRYPTION_KEY が要ります。戻す側は import:workflow と import:credentials で、--input と --separate を使います。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

publish:workflow

コマンドでワークフローを公開する操作です。--id で対象を指定し、必要なら --versionId で版を選びます。全件を一括で公開する --all の指定はありません。旧来の update:workflow(--active を付ける方式)は、2.0で非推奨になりました。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

stable と beta

n8nのDockerイメージのタグのうち、stable が本番向けの安定版、beta が最新で不安定なこともある版です。2.0から、旧名の latest は stable、next は beta に変わりました。公式は、番号を指定して固定することも勧めています。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

チームと管理

Owner

n8nを最初に立てたときに作られる、そのインスタンスの持ち主のアカウントです。ほかのユーザーの追加・削除、すべてのワークフローとCredentialの閲覧・編集・共有、プロジェクトの作成、Source controlの設定ができます。n8n Cloudのコンソールに入れるのもOwnerだけです。公式は、日常の作業用には別のMemberアカウントを作ることを勧めています。Ownerは、誰がワークフローを作ったかが画面に出ないためです。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Admin

Ownerとほぼ同じ権限を持つ管理者のロールです。ユーザーの追加・削除、すべてのワークフロー・Credentialの閲覧、プロジェクトの作成ができ、n8n Cloudのコンソールには入れません。公式では、n8n Cloudの Pro と Enterprise、セルフホストの Enterprise で使えます。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Member

インスタンスの標準のユーザーで、自分のワークフローを作って管理できます。ほかの人のワークフローやCredentialは、共有されたものしか見られません。タグの作成と使用はできますが、削除はできず、プロジェクトの作成やユーザーの追加もできません。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Projects

ワークフローとCredentialをまとめ、チームや部署の単位で権限を分けるための入れ物です。Owner と Admin が「Add project」で作り、「Project settings」の「Project members」でメンバーとロールを選びます。1人が、プロジェクトごとに違うロールを持てます。Variables とタグはインスタンス全体で共通なので、プロジェクトの権限の対象外です。数と使えるプランは、料金ページで確かめます。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Project Admin・Project Editor・Project Viewer

プロジェクトの中のロールです。Project Adminはプロジェクトの設定とメンバーを管理でき、中のワークフロー・Credential・実行を全部扱えます。Project Editorは、ワークフロー・Credential・実行を作ったり直したりでき、メンバーは管理できません。Project Viewerは読み取り専用で、実行もできません。公式では、Editorはn8n CloudのProとセルフホストのEnterprise、Viewerは両方ともEnterpriseで使えます。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Source control and environments

Gitのリポジトリを使って、複数のn8nインスタンス(開発用と本番用など)のあいだでワークフローを受け渡す機能です。環境ごとにGitのブランチを割り当て、「Push」でn8nからGitへ、「Pull」でGitからn8nへ反映します。公式では、BusinessとEnterpriseで使えます。設定と Pull は Owner と Admin、Project Adminは Push だけできます。Community editionでは使えません。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

SSO(SAML・LDAP・OIDC)

会社のアカウントでn8nにログインできるようにする仕組みです。SAMLは公式のページで、BusinessとEnterpriseで使えると書かれています。LDAPとOIDCにも設定のページがあります。設定できるのはOwnerかAdminです。Community editionでは使えません。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

2FA(二段階認証)

ログインのときに、パスワードに加えて認証アプリのコードを求める仕組みです。自分で有効にするときは「Settings」の「Personal」で「Enable 2FA」を押し、QRコードを読み取って、表示された回復用コードを保存します。全員に義務づける「Enforce two-factor authentication」は、運用の記事で確かめたとおり、セルフホストでは Business 以上です。セルフホストでは N8N_MFA_ENABLED=false で全体を無効にもできます。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Log streaming

n8nの出来事(実行の開始・成功・失敗、監査、workerの起動、AIノードのログなど)を、自社の監視ツールに流す機能です。「Settings」の「Log Streaming」で「Add new destination」を押し、Syslog・Generic webhook・Sentry から送り先を選びます。n8n Cloudとセルフホストの両方で、Enterpriseの機能です。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Insights

ワークフローがどのくらい動き、どのくらい失敗しているかを見る画面です。上部のサマリーに直近7日の本番の実行数・失敗数・失敗率・節約できた時間・平均実行時間が出ます。手動の実行とサブワークフローは数えません。サマリーはすべてのCloudプランとセルフホストの全エディションで使えますが、左のメニューの「Insights」のダッシュボードは、CloudのPro以上と、セルフホストのBusiness以上です。
詳しくは:n8nを止めずに運用する:アップデート・バックアップ・エラー通知・脆弱性

Estimated time saved

ワークフローごとに、1回動くと何分の手間が省けるかを設定する項目で、Insightsの「節約できた時間」の元になります。ワークフローの右上の三点メニューから「Settings」を開き、「Estimated time saved」に入れます。固定の値か、実行の経路に応じて計算する値のどちらかです。導入の効果を上司や経営に見せるときの数字になります。
詳しくは:n8nとは?できることと、Zapier・Make・Difyとの違い

External secrets

Credentialの値を、n8nの中ではなく外の保管庫に置いて、必要なときに読み込む機能です。対応は 1Password(Connect Serverが要る)・AWS Secrets Manager・Azure Key Vault・GCP Secrets Manager・HashiCorp Vault・Infisical(2.26.0から)です。Credentialの欄に {{ $secrets.<vault名>.<secret名> }} と書いて参照します。使えるのは認証情報の欄だけで、ほかの式の欄では読み込めません。n8n Cloudとセルフホストの両方で、Enterpriseの機能です。
詳しくは:n8nの認証情報(Credential):OAuth2・APIキー・共有と権限

Usage and plan

「Settings」にある、ライセンスの状況を見て、ライセンスキーを入れる画面です。OwnerかAdminが、「Enter activation key」を押してキーを貼り、「Activate」で有効にします。画面を使わずに、N8N_LICENSE_ACTIVATION_KEY でも設定できます。ライセンスの認証にCloudflareのサーバーへ出るため、通信を絞っている環境では許可が要ります。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

料金とライセンス

Sustainable Use License

n8nのソースコードに付いている独自のライセンスです。使う・コピー・改変・配布を認めたうえで、使うのは自社の社内業務か、非商用・個人の用途に限り、配るのは無料の非商用に限り、ライセンスや著作権の表示は変えないと定めています。社外の人がワークフローの結果を受け取るのは、社内業務に含まれます。n8nをサービスとして顧客に提供し、顧客にワークフローを作らせる使い方は、認められていません。セルフホスト版だけが対象です。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

fair-code

ソースコードは公開されているが、使い方に制限があるライセンスの考え方で、n8n自身が自分のことをこう呼んでいます。OSI(Open Source Initiative)の定義では、使い方を制限するライセンスはオープンソースと呼べないため、n8nはオープンソースとは名乗りません。社内の業務に使う分には、制限はほとんど意識しなくて済みます。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

n8n Enterprise License

ファイル名に .ee. が入ったソースコードに適用される、別のライセンスです。Sustainable Use Licenseの対象外で、有効なEnterprise Licenseが無いと本番で使えません。ライセンスキーを求める有料機能がこれにあたります。キー無しで有料機能を使うことは認められていません。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Community Edition

セルフホストの無料版です。ソフト代がかからず、実行回数の上限もなく、ノード(連携先)は全部使えます。ただし、SSO、Git連携、外部のシークレット保管庫、ログのストリーミングなどは含まれません。ワークフローとCredentialの共有(プロジェクト)も、登録しないと使えません。AIまわりのノードは、使える側に入っています。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Registered Community Edition

Community Editionに、メールアドレスを登録すると手に入る無料のライセンスキーを入れたものです。フォルダ、Debug in editor、Custom execution dataが加わり、プロジェクトとロールによる共有も使えるようになります。キーは「Settings」の「Usage and plan」から入れます。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Business

セルフホスト向けの有料プランで、年払い時に月667€(年8,000€)、月払いなら800€です。月40,000回の実行から段階的に増えます。共有プロジェクト6つ、SSO・LDAP、Environments、Gitのバージョン管理、Insightsの30日分などが入ります。2026年10月時点では、n8nが用意するサーバーでのBusinessは順番待ちです。20人未満の会社には、Businessが半額になるStartup Planがあるとn8n.io/pricingに出ています。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Enterprise

個別見積もりの最上位のプランです。Cloudでもセルフホストでも契約でき、実行回数や同時実行数を個別に決めます。共有プロジェクトは無制限、同時実行は200以上、外部のシークレット保管庫、ログのストリーミング、監査ログ、専任のサポートが付きます。料金は公開されておらず、営業への問い合わせになります。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

Starter・Pro(Cloudのプラン)

n8n Cloudの2つの料金プランです。年払い時の月額で、Starterは20€で月2,500回の実行、Proは50€で月10,000回、120€で月50,000回です。ユーザー数とワークフローの数は無制限で、Proからは管理者ロールやGlobal Variablesが使えます。料金はユーロ建てで、年払いは月払いより17%安いと書かれています。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き

実行(execution)

n8nの料金の単位で、ワークフロー全体を1回動かすことです。手順がいくつあっても、何件のデータを処理しても1回です。数えるのはトリガーやスケジュールで自動的に始まった本番の実行で、エディタでの手動の実行、子のワークフロー、Error workflowは数えません。Zapierのタスク(手順ごとに数える)とは数え方が違います。
詳しくは:Zapier・Make・n8nの料金比較:同じ自動化を月いくらで回せるか

無料トライアル

n8n Cloudを14日間、クレジットカード無しで試せる期間です。Proの機能が使えますが、実行は1,000回まで、同時実行は5、1回の実行は180秒まで、チームのプロジェクトは1つに限られます。期限までに有料プランに上げないとインスタンスは削除されます。
詳しくは:n8n Cloudの始め方:登録から最初のワークフロー、プラン変更・解約まで

ライセンスキー

有料機能や登録版の機能を有効にするための鍵です。「Settings」の「Usage and plan」で入れるか、環境変数 N8N_LICENSE_ACTIVATION_KEY で渡します。通信できない環境では、N8N_LICENSE_CERT に証明書を入れる方法もあり、2つを同時には使えません。1つのキーを複数のサーバーに入れられますが、実行回数は全台で合算されます。
詳しくは:n8nの料金:Cloudとセルフホストの費用、商用利用の線引き