Power Automate用語集:トリガー・アクション・コネクタ・接続・ライセンスの言葉の意味

Power Automate(パワーオートメイト)を使い始めると、似た名前の言葉がたくさん出てきます。「クラウドフロー」と「デスクトップフロー」、「コネクタ」と「接続」、「標準」と「Premium」、「有人」と「無人」、「AI Builder クレジット」と「Copilot クレジット」は、名前が近くても指しているものが違います。このページは、このサイトのコラムに出てくる言葉を分類ごとに並べ、1語につき何か、どこで出てくるか、似た言葉と何が違うかを2〜4文で書いたものです。例はコラムと同じ社員15名ほどのサンプル工務店で、名前・上限・料金は2026年10月時点の情報で書いています。画面の表記は版によって変わりやすく、公式ドキュメントの中でも揺れているものがあるので、メニュー名が見当たらないときは近い名前を探してください。関連する記事があるものは、最後にそのタイトルを添えました。

この記事の内容
  1. 基本の言葉
  2. ライセンスと料金
  3. クラウドフロー
  4. 式とデータ
  5. Microsoft 365のコネクタ
  6. Desktop(RPA)
  7. Power AppsとAI
  8. 管理と運用

基本の言葉

Power Automate

決まった手順の仕事を、部品を並べて自動で動かすMicrosoftのサービスです。「何が起きたら(トリガー)」「何をするか(アクション)」を上から並べてフローを作り、プログラムは書きません。開く場所はブラウザの make.powerautomate.com で、会社のMicrosoft 365の職場アカウントでサインインすれば作り始められます。
詳しくは:Power Automateとは:何ができて、小さな会社のどの仕事を自動にできるか

Power Platform

Power Automate・Power Apps・Dataverse・Copilot Studioなどをまとめた、Microsoftの製品群の呼び名です。Power Appsで入力画面を作り、データをSharePoint リストやDataverseにため、Power Automateで後の処理を自動にする、というように組み合わせて使います。管理は製品ごとではなく、Power Platform 管理センターでまとめて行います。
詳しくは:Power Platformとは:Power Automate・Power Apps・Dataverse・Copilot Studioの関係

フロー

Power Automateで作る、自動で動く手順の1本1本のことです。トリガー1つと、その下に並ぶアクションでできています。動く場所によって、クラウドで動くクラウドフローと、Windowsのパソコンで動くデスクトップフローに分かれます。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

クラウドフロー

Microsoftのクラウドの上で動くフローです。パソコンの電源が切れていても動き、メール・SharePoint・Teamsのような、コネクタがあるサービスどうしをつなぐのに向きます。デスクトップフローとの違いは、APIでサービスとつなぐか、パソコンの画面を人の代わりに操作するかです。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

デスクトップフロー

Power Automate for desktop で作り、Windowsのパソコンの上で動くフローです。コネクタが無い古い業務システムやWebの画面を、人と同じようにクリックや入力で操作します。パソコンが動いていないと動かず、画面が変わると止まりやすいので、コネクタがあるならクラウドフローを先に考えます。
詳しくは:Power Automate Desktopとは:無料で使えるRPAとクラウドフローの違い

RPA

パソコンの画面の操作を、ソフトが人の代わりに行う仕組みの総称です。Power Automateではデスクトップフローがこれにあたります。UiPathやWinActorのような専用の製品もあり、Power AutomateはMicrosoft 365を使っている会社なら追加の費用なしで試せる点が違います。
詳しくは:Power AutomateとRPA・n8n・Zapierの比較:どれを選ぶか

トリガー

フローが動き始めるきっかけです。「新しいメールが届いたとき」「アイテムが作成されたとき」「繰り返し」のように、1本のフローに1つだけ置きます。フローが動かないという相談の多くは、アクションではなくトリガーの選び方と設定が原因です。
詳しくは:Power Automateのトリガー:よく使うトリガーの一覧と、動かないときの確かめ方

アクション

トリガーの後に並べる、1つ1つの処理です。「メールを送信する (V2)」「項目を作成する」「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」のように、何をするかが名前になっています。条件・ループ・変数のように、ほかのアクションをまとめたり値を持ったりする組み込みのアクションもあります。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

コネクタ

Outlook・SharePoint・Teams・Salesforceのような外のサービスとやり取りするための部品の束です。1つのコネクタに、そのサービス用のトリガーとアクションが入っています。コネクタごとに標準かPremiumかが決まっていて、それで要るライセンスが変わります。
詳しくは:Power Automateとは:何ができて、小さな会社のどの仕事を自動にできるか

接続

コネクタを、誰のアカウントで使うかを登録したものです。コネクタが「Outlookとやり取りする部品」なら、接続は「事務Bのアカウントでサインインした状態」にあたります。接続を作った人が退職したりパスワードを変えたりすると切れ、その接続を使うフローが止まります。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

環境

フロー・アプリ・接続・データを入れておく区画です。画面の上に今いる環境の名前が出ていて、別の環境で作ったフローは一覧に出てきません。最初から1つある既定の環境のほかに、運用・サンドボックスなどの種類を足せます。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

テンプレート

Microsoftが用意している、よくあるフローのひな形です。「Outlookの添付をOneDriveに保存する」のようなものを選び、接続を確かめれば、ほぼそのまま動きます。保存先や宛先は自社用に直す前提で、名前もテンプレートのままにせず付け直します。
詳しくは:Power Automateのテンプレート:公式テンプレートから作って会社用に直す

マイ フロー

make.powerautomate.com の左のナビゲーションにある、自分のフローの一覧です。自分が作ったフローや、共有されたフローが並びます。フローのオン・オフ、編集、実行履歴を開くのもここからです。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

実行履歴

フローが動いた記録の一覧で、1回ごとに成功・失敗と、各アクションの入力と出力を開いて見られます。保持されるのは30日で、画面には「28 日間の実行履歴」と出ます。長く残したい結果は、SharePoint リストなどに書き出しておきます。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

所有者(フローの)

フローを持っている人です。作った人が最初の所有者になり、失敗の知らせ(修復のヒント)は所有者にだけ届きます。自動化したクラウド フローとスケジュール済みクラウド フローは、所有者のライセンスで動きます。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

ライセンスと料金

Microsoft 365に含まれるPower Automate

Microsoft 365の多くのプランには、Power Automateの基本の権利が含まれています。標準コネクタだけを使うクラウドフローなら、追加の費用なしで作れます。Premium コネクタ、クラウドフローからのデスクトップフローの起動、無人実行は含まれません。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

標準とPremium

コネクタや機能につく区分で、標準はMicrosoft 365のライセンスで使え、Premiumは別のライセンスが要ります。Office 365 Outlook・SharePoint・Teams・Excel Online (Business)・Forms・承認は標準、HTTP・SQL Server・Dataverse・Salesforce・カスタム コネクタはPremiumです。1本のフローにPremiumのものが1つでも入れば、そのフロー全体がPremiumの扱いになります。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

標準コネクタ

Microsoft 365のライセンスで使えるコネクタです。Office 365 Outlook、SharePoint、Microsoft Teams、Excel Online (Business)、Microsoft Forms、OneDrive for Business、承認、Office 365 Users、Planner、Slack、Gmailなどが入ります。小さな会社のフローの多くは、標準コネクタだけで組めます。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

Premium コネクタ

使うのにPower Automate Premiumなどのライセンスが要るコネクタです。HTTP、SQL Server、Microsoft Dataverse、Salesforce、Word Online (Business)、kintone(プレビュー)などがこれにあたります。コネクタの一覧では、名前の横に「プレミアム」の表示が付きます。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

Power Automate Premium

人ごとに付ける有料ライセンスで、2026年10月時点で1ユーザーあたり月2,248円(税抜・年払い)です。Premium コネクタ・カスタム コネクタ・HTTP、クラウドフローからのデスクトップフローの起動(有人)、Dataverseの容量の一部が含まれます。無人実行は含まれず、Processが別に要ります。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

Power Automate Process

人ではなく、フローかパソコンに付ける有料ライセンスで、2026年10月時点で1ボットあたり月22,488円(税抜・年払い)です。パソコンに付けると無人ボットになり、そのパソコンで同時に1本のデスクトップフローを無人で動かせます。フローに付けるとそのフローを使う人全員分の権利になりますが、付けられるのはソリューションに入れたフローだけです。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

Power Automate Hosted Process

Microsoftが用意する仮想マシンで無人実行するためのライセンスで、2026年10月時点で1ボットあたり月32,233円(税抜・年払い)です。Processとの違いは、無人で動かすパソコンを自分で用意しなくてよいことです。事務所のパソコンを夜間つけっぱなしにできない会社向けです。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

従量課金制

ライセンスを先に買わず、Azureのサブスクリプションにつないで使った分だけ払う方式です。料金はAzureの請求に載ります。Azureを契約していない小さな会社が、Power Automateのために選ぶ理由はありません。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

試用版(Premiumの試用)

Premiumの機能を期限付きで試せる仕組みです。本人が始める試用は90日で、Premiumと同等の機能に無人実行も含みます(AI Builderと容量は除く)。管理者が始める試用は30日で、1回だけ30日延ばせます。試用が終わってもライセンスを買わずにいると、Premiumを使うフローは段階を踏んで止まります。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

Power Automate 無料

管理センターのライセンスの一覧に出てくることがある、無料のライセンスの名前です。誰かが無料ライセンスに登録すると、1万本のような数で表示されます。料金はかからないので、放っておいて構いません。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

誰のライセンスで動くか

クラウドフローのライセンスは、フローの種類で判定する人が変わります。自動化したクラウド フローとスケジュール済みクラウド フローは所有者、インスタント クラウド フローはボタンを押した人です。承認を受け取るだけの人にはライセンスは要らず、接続が誰のものかも判定には関係しません。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

多重化

1つのサービス用アカウントにだけPremiumを付け、大勢がそのアカウント経由でPremiumの機能を使う作り方のことで、公式にライセンス違反とされています。フローの結果を大勢が受け取るなら、その人数分のPremiumか、フローにProcessが要ります。標準コネクタだけのフローなら気にしなくて構いません。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

1日のアクション数の上限

ライセンスごとに、24時間あたりに実行できるアクションの数が決まっています。2026年10月時点で、Microsoft 365は1ユーザーあたり6,000、Premiumは40,000、ProcessとHosted Processは250,000です。ループの中のアクションは回った回数分数えられ、失敗したものも数えますが、スキップされたものとデスクトップフローの中のアクションは数えません。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

移行期間の上限

1日のアクション数の上限は、移行期間として緩い値が別に決められていて、2026年10月時点でMicrosoft 365は1フローあたり10,000、Premiumは200,000、Processは500,000です。上限を超えるとフローが遅くなり、移行期間の上限を14日続けて超えると一時停止します。急に遅くなったら、ライセンスを足す前にトリガー条件とフィルター クエリで回数を減らします。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

パフォーマンス プロファイル

ライセンスによって決まる、フローの処理能力の段階です。制限のドキュメントの表では、Microsoft 365のプランは「低」に入ります。「低」だと、1つの Apply to each で処理できる項目は5,000まで、再試行ポリシーの既定の回数は2回です。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

ライセンスの表示

自分に何のライセンスが付いているかを確かめる画面です。make.powerautomate.com の右上の歯車から「ライセンスの表示」を選ぶと、「マイ ライセンス」の欄に出ます。管理者がライセンスを割り当ててから反映されるまでに、最大1週間ほどかかることがあります。
詳しくは:Power Automateとは:何ができて、小さな会社のどの仕事を自動にできるか

クラウドフロー

自動化したクラウド フロー

メールの受信やリストへの行の追加のような出来事をきっかけに、自動で動くクラウドフローです。公式の別のページでは「自動化されたクラウド フロー」とも書かれています。ライセンスは所有者のもので判定されます。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

インスタント クラウド フロー

人がボタンを押したときに動くクラウドフローです。Power Automateのアプリのボタン、Power Appsのボタン、SharePointのリストのメニューなどから動かします。自動化したクラウド フローと違い、ライセンスはボタンを押した人のもので判定されます。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

スケジュール済みクラウド フロー

決まった日時に動くクラウドフローで、トリガーは「繰り返し」です。毎朝8時に今日の現場一覧をTeamsへ流す、毎月1日に前月の集計をメールで送る、といった仕事に使います。時刻はタイムゾーンを日本に合わせないと9時間ずれます。
詳しくは:Power Automateのスケジュール実行:毎朝・毎週・月末に動くフローを作る

繰り返し(トリガー)

スケジュール済みクラウド フローのトリガーで、間隔と頻度、タイムゾーンを決めます。「設定時刻(時間)」「設定時刻(分)」を使えば時刻を指定でき、「設定曜日」は頻度が日か週のときに出ます。最小の間隔は60秒で、決めた時刻から最大1分ほどずれて動くことがあります。
詳しくは:Power Automateのスケジュール実行:毎朝・毎週・月末に動くフローを作る

新しいデザイナー

2026年10月時点の、クラウドフローを作る標準の編集画面です。中央にカードが上から並び、選んだカードの設定は左の構成ペインに出て、「パラメーター」「設定」「コード ビュー」「テスト」などのタブがあります。アクションはカードの下の(+)から足します。Copilotが使えるのはこの画面だけです。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

クラシック デザイナー

新しいデザイナーの前の編集画面です。アクションを足すボタンが「+ 新しいステップ」になっているのが見分け方です。コマンド バーのトグルで切り替えられ、古い解説記事の画面はこちらのことがあります。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

フロー チェッカー

フローのエラーと警告を一覧で見せる機能で、デザイナーの上のコマンド バーにあります。宛先の選び忘れや、条件の右の欄が空のままといったミスを、保存の前に見つけられます。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

テスト

作ったフローを、その場で動かして確かめる機能です。「手動」は自分でトリガーの出来事を起こして待つ方法、「自動」は前に動いたときのデータを使ってもう一度動かす方法です。結果は実行履歴と同じ形で、アクションごとの入力と出力を見られます。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

コード ビュー

新しいデザイナーで、選んだカードの中身をJSONの形で見せるタブです。トリガーがポーリングかどうかは、ここに recurrence があるかで見分けます。式の中で使うアクション名を確かめるときにも使います。
詳しくは:Power Automateのトリガー:よく使うトリガーの一覧と、動かないときの確かめ方

ポーリング

トリガーが数分おきに相手のサービスを見に行き、新しい出来事を探す方式です。メール・SharePoint リスト・OneDrive・繰り返しなどがこの方式で、数分の遅れが前提になります。フローをオフにしてからオンに戻すと、オフの間にたまった分をまとめて処理します。
詳しくは:Power Automateのトリガー:よく使うトリガーの一覧と、動かないときの確かめ方

Webhook

相手のサービスから通知を受けて、すぐにフローが動く方式です。Formsの「新しい応答が送信されたとき」がこの方式です。ポーリングと違い、オフの間に起きた出来事は拾わず、オンに戻した後の分だけを処理します。
詳しくは:Power Automateのトリガー:よく使うトリガーの一覧と、動かないときの確かめ方

トリガー条件

トリガーの「設定」タブで、式を使って「この条件のときだけ動く」と決める欄です。件名に「見積」を含むメールだけで動かす、といった絞り込みができ、条件に合わない出来事では実行そのものが起きません。アクションの数を減らせるので、1日の上限対策にもなります。条件は保存したときにだけ評価されるので、直したら保存し直します。
詳しくは:Power Automateのトリガー:よく使うトリガーの一覧と、動かないときの確かめ方

条件

はい・いいえの2つに分けるアクションです。AND・ORで複数の比較を組み合わせられます。条件の中に条件を重ねると直す人が間違えやすくなるので、3段を超えるならスイッチにするか、子フローに分けます。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

スイッチ

1つの値で3つ以上に分けるアクションです。問い合わせの種類で担当チームを変える、といった場面に使います。ケースは25個までです。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

Apply to each(それぞれに適用する)

配列の項目を1件ずつ処理するループのアクションです。画面と公式ドキュメントでは「それぞれに適用」「それぞれに適用する」の表記があり、解説やコミュニティでは英語名で呼ばれることが多い言葉です。配列を入れる欄に動的なコンテンツを入れると自動で挟まることがあり、500行あれば500回アクションが動くので、先に絞れないかを考えます。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

Do until

条件を満たすまで繰り返すループのアクションです。外のシステムの処理が終わるまで待つ、といった場面に使います。既定は60回か1時間で止まり、最大5,000回まで増やせます。Apply to each との違いは、項目の数ではなく条件で終わりが決まることです。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

同時実行

同じものを並べて同時に動かす設定で、Power Automateには2つあります。トリガーの同時実行制御は、フローの実行が同時にいくつ動くかを1〜100で絞るもので、一度オンにするとトリガーを消して入れ直さない限りオフに戻せません。Apply to each の同時実行は、ループの中を何件ずつ並べて処理するかで、既定は1、1〜50に変えられます。ループの中で変数を使うなら、Apply to each の同時実行はオフのまま1件ずつにします。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

スコープ

いくつかのアクションを1つの箱にまとめるアクションです。中のどれかが失敗すると、スコープ全体が失敗になります。「Try」と名付けたスコープの下に「Catch」のスコープを置き、Tryが失敗したときだけCatchを動かすと、エラー処理を1か所にまとめられます。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

実行後の構成(以後の実行)

「前のアクションがどうなったら、このアクションを動かすか」を決める設定です。新しいデザイナーではアクションの「設定」タブにあり、画面では「以後の実行」などの表記で出ます。ふつうは前が成功したときだけ動くので、失敗を知らせるアクションは「失敗」と「タイムアウト」にチェックを入れ、「成功」を外します。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

実行の状態

アクションとフローの結果の種類で、「成功」「失敗」「スキップ」「タイムアウト」の4つがあります。前のアクションが失敗すると、後ろのアクションは「スキップ」になります。実行後の構成では、この4つから動かす条件を選びます。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

終了

フローをそこで終わらせ、フロー全体の状態を決めるアクションです。Catchのスコープの最後に置き、状態を「失敗」にしておくと、失敗が実行履歴に残り、修復のヒントのメールも届きます。置かないとCatchが成功したことで、フロー全体が「成功」で終わってしまいます。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

再試行ポリシー

アクションが一時的なエラーで失敗したときに、自動でやり直す決まりです。アクションの「設定」タブにあり、既定は間隔を広げながら繰り返す指数間隔です。パフォーマンス プロファイルが「低」のフローでは既定の回数が2回なので、足りなければ回数と間隔を自分で決めます。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

延期

決めた時間だけ待ってから次へ進むアクションです。ループの中で同じコネクタを続けて呼んで429のエラーが出るときに、間に入れて呼ぶ速さを落とします。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

子フロー

別のフローから呼び出されて動くフローです。長いフローや、深くなった分岐を分けるときに使います。ライセンスは親フローと同じ扱いで、親にProcessを付けても子には自動で付かないので、子もグループに入れます。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

再送信

実行履歴から、失敗した実行を同じ入力でもう一度動かす操作です。原因を直してから使います。一度に再送信できるのは最大20件です。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

修復のヒント

フローが失敗したときに、Power Automateが所有者に送るメールです。届くのは所有者だけなので、作った人が休みや退職のときは誰も気づきません。失敗の知らせは、Teamsのチャネルなど複数の人が見る場所にも送る形にしておきます。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

実行時間の上限

クラウドフローの1回の実行は、承認を待つ時間も含めて30日で打ち切られます。1本のフローに置けるアクションは500まで、入れ子は8段まで、変数は250個までです(2026年10月時点)。超えそうなら、フローを分けて子フローや別のフローに渡します。
詳しくは:Power Automateとは:何ができて、小さな会社のどの仕事を自動にできるか

式とデータ

動的なコンテンツ

前のトリガーやアクションが受け取った値・作った値を、次のアクションの入力に差し込む仕組みです。入力欄の横の稲妻のボタンから一覧を開き、「件名」「差出人」のような名前を選ぶだけで入ります。中身は triggerOutputs()?['body/subject'] のような式になっています。
詳しくは:Power Automateの使い方:最初のクラウドフローを作ってトリガーとアクションを覚える

式

関数を組み合わせて、日付・文字列・配列を加工する書き方です。入力欄の横の fx のボタンから書きます。日本時間への直し、月末の判定、件名からの番号の取り出しなど、動的なコンテンツだけではできない加工に使います。1つの式は8,192文字までです。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

triggerOutputs

トリガーが受け取った値を呼ぶ関数です。triggerOutputs()?['body/subject'] ならメールの件名を指します。? は、値が無くてもエラーにせず空として扱う書き方です。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

outputs と body

前のアクションの結果を、アクション名で呼ぶ関数です。outputs('アクション名') や body('アクション名') のように書きます。アクション名が「作成 3」のままだと後で名前を変えたときに式が壊れるので、アクションを置いたらすぐ名前を付けます。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

items

Apply to each の中で、今処理している1件を呼ぶ関数です。item() でも呼べ、ループの名前を指定するときは items('添付ごと') のように書きます。ループの名前を変えたら、式の中の名前も合わせます。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

UTCと日本時間

Power Automateの中の日時は、標準ではUTC(協定世界時)で扱われ、日本時間より9時間遅れています。そのまま本文に入れると、朝9時の出来事が0時と出ます。convertFromUtc(..., 'Tokyo Standard Time') で、人に見せる直前にだけ日本時間に直すと決めておくと、ずれが起きにくくなります。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

日付の関数

日付を扱うよく使う関数です。formatDateTime で表示の形を決め、addDays で日数を足し引きし、startOfMonth で月の初日を出し、dayOfWeek で曜日を数字で出します。dayOfWeek は日曜が0なので、平日の判定で数え間違えないようにします。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

coalesce と empty

値が空のときに備える関数です。coalesce は並べた値のうち最初の空でない値を返し、空欄なら既定の値を入れる、といった使い方をします。empty は値が空かどうかを判定します。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

result

スコープの中のアクションの結果をまとめて返す関数です。Catchの中で result('Try') を「配列のフィルター処理」にかけ、状態が Failed のものだけ残すと、どのアクションが失敗したかを知らせられます。返すのはスコープの直下のアクションだけで、ループや条件の内側の失敗は取れません。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

変数

フローの途中で値を入れて、後で変えられる入れ物です。「変数の初期化」で作り、「変数の設定」で入れ直し、「変数を増やす」で数を足します。「変数の初期化」はフローの一番外側にしか置けないので、トリガーのすぐ下にまとめて置きます。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

作成(Compose)

入れた値や式の結果を、そのまま出力するアクションです。英語の画面ではComposeと出ます。変数との違いは後から値を変えられないことで、日本時間の今日の日付のように1回決まったら変わらない値は「作成」、件数のように途中で変わる値は変数にします。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

配列

同じ形の値を順に並べたもので、メールの添付の一覧やリストの行の一覧がこれにあたります。Apply to each で1件ずつ回したり、「配列のフィルター処理」「選択」でまとめて加工したりします。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

配列のフィルター処理

配列から条件に合う項目だけを残すアクションです。今週期限の案件だけにする、といった絞り込みに使います。項目の形は変えられないので、形を変えたいときは「選択」を組み合わせます。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

選択

配列の各項目の形を変えるアクションです。必要な列だけにする、列の名前を付け直す、といった加工をします。項目の数は変えられないので、数を減らすのは「配列のフィルター処理」の役目です。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

HTML テーブルの作成

配列から、HTMLの表を作るアクションで、「データ操作」の中にあります。メールの本文に一覧を載せるときに使います。SharePoint の行には使わない列が何十個も付いてくるので、先に「選択」で必要な列だけにしてから渡すと、読みやすい表になります。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

JSON の解析

外のサービスから返ってきたJSONや、HTTPで受け取った本文を、項目ごとに分けるアクションです。サンプルからスキーマを作ると、各項目が動的なコンテンツとして選べるようになります。HTTPで外のサービスとつなぐときにほぼ必ず使います。
詳しくは:Power Automateの式と変数:日付・文字列・配列をよく使う関数で扱う

フィルター クエリ

SharePointの「アイテムを取得」などにある、取ってくる行を条件で絞る欄です。ODataの書き方で条件を入れると、合う行だけが返ってきます。全部を取ってから「条件」で分けるより、アクションの数も時間も減ります。返す行の数は「上位カウント」で決めます。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

InvalidTemplate

式の書き方や、式が指している値がおかしいときに出るエラーです。アクション名を変えたのに式の中の名前が古いまま、空の値に関数をかけた、といった原因が多いものです。エラーの文に出ているアクション名と式を見比べて直します。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

Microsoft 365のコネクタ

Office 365 Outlook コネクタ

会社のOutlookのメールと予定表を扱う標準コネクタです。トリガー「新しいメールが届いたとき (V3)」と、アクション「メールを送信する (V2)」がよく使われます。個人のOutlook.comは別の「Outlook.com」コネクタです。
詳しくは:Power AutomateでOutlookのメールを自動化:添付の保存・振り分け・定型メールの送信

新しいメールが届いたとき (V3)

自分の受信トレイにメールが届いたときに動くトリガーです。「差出人」「件名フィルター」「添付ファイル付きのみ」などで、動くメールを絞れます。絞れない条件は、トリガー条件で足します。
詳しくは:Power AutomateでOutlookのメールを自動化:添付の保存・振り分け・定型メールの送信

共有メールボックス

info@ のように、複数の人で見るメールボックスです。トリガーは「共有メールボックスに新しいメールが届いたとき (V2)」を使い、接続する人にはそのメールボックスのフル アクセスの権限が要ります。権限を付けてから使えるようになるまで、2時間ほどかかることがあります。送信は「共有メールボックスからメールを送信する (V2)」です。
詳しくは:Power AutomateでOutlookのメールを自動化:添付の保存・振り分け・定型メールの送信

メールを送信する (V2)

接続したアカウントの名前でメールを送るアクションです。宛先・件名・本文に動的なコンテンツを入れて、定型メールを送れます。送り主が個人の名前になるので、会社として送るならサービス用アカウントか共有メールボックスから送ります。
詳しくは:Power AutomateでOutlookのメールを自動化:添付の保存・振り分け・定型メールの送信

SharePoint コネクタ

SharePointのリストとドキュメント ライブラリを扱う標準コネクタです。トリガー「アイテムが作成されたとき」「アイテムが作成または変更されたとき」「ファイルの作成時 (プロパティのみ)」、アクション「アイテムを取得」「項目を作成する」「項目を更新する」「ファイルを作成する」がよく使われます。どのアクションも、最初に「サイト アドレス」を選びます。
詳しくは:SharePoint・OneDriveのファイル自動化:添付の保存・PDF変換・フォルダの整理

SharePoint リスト

SharePointのサイトの中に作る、列と行でできた台帳です。1つのリストに3,000万アイテムまで入り、複数人で同時に書き込んでもExcelのようにロックで止まりません。1つのビューで一度に扱えるのは5,000件(ビューのしきい値)までなので、件数が増える台帳は最初から列とビューを考えて作ります。
詳しくは:SharePointリストとは:作り方と、Excelの台帳をリストに移す判断

内部名

SharePointのリストの列が、画面の表示名とは別に持っている名前です。最初に日本語で列を作ると、内部名が読めない記号の並びになり、式やフィルター クエリで扱いにくくなります。列は英数字の名前で作ってから、表示名を日本語に変えます。
詳しくは:SharePointリストとは:作り方と、Excelの台帳をリストに移す判断

アイテムが作成されたとき

SharePointのリストに行が足されたときに動くトリガーです。「アイテムが作成または変更されたとき」は、行が書き換えられたときにも動きます。後者のトリガーで同じ行を「項目を更新する」で書き換えると、自分の更新でまたフローが動くので、トリガー条件で止めます。
詳しくは:Power Automateのトリガー:よく使うトリガーの一覧と、動かないときの確かめ方

アイテムを取得

SharePointのリストから複数の行を取ってくるアクションです。「フィルター クエリ」で条件に合う行だけにし、「上位カウント」で返す数を決めます。1行だけを取る、よく似た名前のアクションとは別物です。
詳しくは:Power Automateの条件分岐とループ:条件・スイッチ・Apply to eachの使い方

Excel Online (Business) コネクタ

OneDriveやSharePointに置いたExcelのファイルを扱う標準コネクタです。「テーブルに行を追加する」「テーブルに存在する行を一覧表示する」「行を更新する」がよく使われます。扱えるのはテーブルにした範囲だけで、ファイルは25MBまでです。
詳しくは:Power AutomateでExcelを自動化:表に行を足す・転記する・集計を送る

テーブル(Excel)

Excelで「テーブルとして書式設定」をした範囲のことです。Excel Online (Business) コネクタは、テーブルになっていない範囲を読み書きできません。「テーブルに存在する行を一覧表示する」は、何もしなければ256行までしか返さないので、それ以上あるときは設定を変えます。
詳しくは:Power AutomateでExcelを自動化:表に行を足す・転記する・集計を送る

Office スクリプト

ブラウザのExcelで動く、Excelの操作を記録・編集できるスクリプトです。Power Automateからは「スクリプトの実行」アクションで呼び出し、コネクタのアクションだけでは難しい集計や書式の変更をさせます。呼び出せるのは1日1,600回までです(2026年10月時点)。
詳しくは:Power AutomateでExcelを自動化:表に行を足す・転記する・集計を送る

Microsoft Teams コネクタ

Teamsのチャネルやチャットに投稿する標準コネクタです。アクション「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」で、「次のように投稿する」の欄に、Flow ボットとして投稿するかユーザーとして投稿するかを選びます。プライベート チャネルへの投稿には対応していません。
詳しくは:Power AutomateでTeamsに自動投稿:チャネルへの通知とメンションの付け方

Flow ボット

Teamsにフローの投稿を出すときの、送り主の名前です。ユーザーとして投稿すると接続した人の名前で出るのに対し、Flow ボットならフローからの知らせだと一目で分かります。回数の上限は接続ごとに、Get 以外の要求がFlow ボットでは300秒に25回、ユーザーでは300秒に300回です(2026年10月時点)。
詳しくは:Power AutomateでTeamsに自動投稿:チャネルへの通知とメンションの付け方

メンション(Teams)

Teamsの投稿で、特定の人に通知を飛ばす書き方です。Power Automateでは「ユーザーの@mention トークンを取得する」で人ごとのトークンを作り、本文に入れます。1つのメッセージに入れられるメンションは20人までです。
詳しくは:Power AutomateでTeamsに自動投稿:チャネルへの通知とメンションの付け方

アダプティブ カード

ボタンや入力欄が付いた、カードの形の投稿です。「アダプティブ カードをポストして応答を待つ」を使うと、Teamsのカードで返事を受け取ってから次へ進めます。カードは一度だけ提出でき、提出後は同じカードから送り直せません。
詳しくは:Power AutomateでTeamsに自動投稿:チャネルへの通知とメンションの付け方

ワークフロー アプリ(Teams)

Teamsの中から、Power Automateのフローを作ったり使ったりできるアプリです。Teamsの「Office 365 コネクタ(受信 Webhook)」は2026年5月に廃止されていて、外からチャネルに通知を送る仕組みは、こちらのテンプレート「Webhook アラートをチャネルに送信」で作り直します。ワークフロー アプリで作ったフローは既定の環境に入ります。
詳しくは:Power AutomateでTeamsに自動投稿:チャネルへの通知とメンションの付け方

承認コネクタ

人に承認か拒否かを選んでもらい、その結果で次の処理を分けるための標準コネクタです。よく使うアクションは「開始して承認を待機」です。承認の記録はDataverseに保存され、承認を待てるのは30日までです。承認する人にPower Automateのライセンスは要りません。
詳しくは:Teamsの承認アプリとPower Automateの承認フロー:申請から承認までを作る

承認の種類

「開始して承認を待機」で選ぶ、承認の進め方です。「承認/拒否 – 全員の承認が必須」「承認/拒否 – 最初に応答」「カスタム応答 – すべての応答を待つ」「カスタム応答 – 1つの応答を待つ」があります。課長の次に社長、のように順番に回すなら、アクションを順に並べて順次承認にします。
詳しくは:Teamsの承認アプリとPower Automateの承認フロー:申請から承認までを作る

承認アプリと承認センター

承認の依頼を一覧で見る場所は2つあります。Teamsの承認アプリは、Teamsの中で申請と承認ができ、自分が出した申請は「送信済み」タブに並びます。Power Automateの承認センターは make.powerautomate.com の「承認」で、出した申請は「送信」タブです。どちらも同じ承認の記録を見ています。
詳しくは:Teamsの承認アプリとPower Automateの承認フロー:申請から承認までを作る

Microsoft Forms コネクタ

Formsのアンケートや申込みの回答を扱う標準コネクタです。トリガー「新しい応答が送信されたとき」は回答のIDしか持っていないので、続けて「応答の詳細を取得する」で中身を取ります。回答をExcelやSharePoint リストにため、担当に知らせる使い方が多いものです。
詳しくは:Microsoft FormsとPower Automate:回答をExcelやリストにためて担当に知らせる

OneDrive for Business コネクタ

個人のOneDriveのファイルを扱う標準コネクタです。「ファイルの変換」で、WordやExcelのファイルをPDFにできます。部署で共有するファイルはSharePointのライブラリに置き、OneDriveは個人の作業場所と分けて考えます。
詳しくは:SharePoint・OneDriveのファイル自動化:添付の保存・PDF変換・フォルダの整理

Word Online (Business) コネクタ

Wordのひな形に値を差し込んで文書を作るコネクタです。「Microsoft Word テンプレートを設定する」で、見積書や通知文のひな形に動的なコンテンツを入れられます。Premium コネクタなので、使うにはPremiumのライセンスが要ります。
詳しくは:SharePoint・OneDriveのファイル自動化:添付の保存・PDF変換・フォルダの整理

Office 365 Users コネクタ

組織の人のプロフィールを扱う標準コネクタです。データ ポリシーを作るときは、Office 365 Outlook・SharePoint・Teamsなどと一緒に、会社のデータを扱うビジネスの側に入れます。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

HTTP コネクタ

URLを指定して外のサービスのAPIを呼ぶPremiumのアクションです。コネクタが無いサービスでも、APIの仕様が分かればつなげます。認証の情報をフローの中にそのまま書くと、フローを開ける人全員に見えるので、扱いを先に決めます。
詳しくは:Power AutomateのHTTPとカスタムコネクタ:APIで外のサービスとつなぐ

HTTP 要求を受信した場合

外からHTTPで呼ばれたときに動くトリガーです。ドキュメントの日本語では「HTTP 要求を受信した場合」「HTTP 要求の受信時」の表記があります。誰が呼べるかを3つのモードから選び、「任意のユーザー」はレガシーの扱いです。古い形式のURLは2025年11月30日に止まったので、それより前に作ったフローは新しいURLに切り替えます。
詳しくは:Power AutomateのHTTPとカスタムコネクタ:APIで外のサービスとつなぐ

カスタム コネクタ

コネクタが用意されていないサービスのAPIを、自分でコネクタの形にしたものです。一度作れば、ほかのフローでもふつうのコネクタと同じように選べます。HTTP コネクタとの違いは、同じAPIを何本ものフローで使うときに、接続と設定を1か所で持てることです。Premiumの扱いです。
詳しくは:Power AutomateのHTTPとカスタムコネクタ:APIで外のサービスとつなぐ

オンプレミス データ ゲートウェイ

社内のサーバーにあるファイルやデータベースを、クラウドフローから読むための中継の仕組みです。社内のSQL Serverを読むときは、SQL Serverのコネクタとゲートウェイの両方がPremiumの扱いになります。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

Desktop(RPA)

Power Automate for desktop

デスクトップフローを作って動かす、Windows用のアプリです。Power Automate Desktopとも呼ばれます。Windows 10・11で動き、Windowsのライセンスがあれば、自分のパソコンで有人で動かす範囲は追加の費用なしで使えます。Windows 10・11のHomeでは、クラウドからの起動はできません。
詳しくは:Power Automate Desktopの使い方:インストールから最初のフローまで

MSI 版と Microsoft Store 版

Power Automate for desktop の2つの入れ方です。Microsoft Store版は管理者権限が要らず更新も自動で、まず手元で試すのに向きます。MSI版は管理者権限が要りますが、パソコンをクラウドに登録するマシン ランタイム アプリを一緒に入れられます。2つを同じパソコンに同時に入れることはできません。
詳しくは:Power Automate Desktopの使い方:インストールから最初のフローまで

マシン ランタイム アプリ

パソコンをPower Automateのクラウドに登録するためのアプリです。公式の説明には「コンピューターランタイム アプリ」の表記もあります。クラウドフローからデスクトップフローを動かしたり、無人で動かしたりするには、この登録が要ります。
詳しくは:Power Automate Desktopの使い方:インストールから最初のフローまで

コンソール

Power Automate for desktop を開くと最初に出る画面です。自分のフローの一覧、共有されたフロー、組み込みの例がタブで並び、「新規フロー」もここから作ります。フローを編集するときは、別窓でフロー デザイナーが開きます。
詳しくは:Power Automate Desktopの使い方:インストールから最初のフローまで

フロー デザイナー

デスクトップフローを作る画面です。左のアクション ペインから使うアクションを探して、中央のワークスペースへドラッグして並べます。右には変数や UI 要素の一覧、上には「保存」「実行」「レコーダー」などのボタンがあります。
詳しくは:Power Automate Desktopの使い方:インストールから最初のフローまで

UI 要素

デスクトップフローが操作する、画面の部品の記録です。ボタン・入力欄・表のセルなどを、Ctrl キーを押しながら左クリックして取り込みます。画像で覚えるより画面の変化に強いので、操作する部品はできるだけUI 要素で取ります。
詳しくは:Power Automate Desktopでブラウザ操作:Webの画面への入力とデータの取得

セレクター

UI 要素の中身で、部品の場所を表す文字列です。キャプチャしたときに自動で作られ、> で親子をつないで書かれます。サイトの画面が少し変わってフローが部品を見つけられなくなったら、セレクターを確かめて直します。
詳しくは:Power Automate Desktopでブラウザ操作:Webの画面への入力とデータの取得

レコーダー

人の操作を記録して、アクションの並びに変える機能です。公式ドキュメントにも、フローの骨組みを作るためのもので、ほとんどの記録は手直しが要ると書かれています。記録したときの値やパスワードがそのまま残るので、変数に置き換えます。
詳しくは:Power Automate Desktopの使い方:インストールから最初のフローまで

ブラウザー拡張機能

Edge・Chromeの画面をデスクトップフローで操作するために、ブラウザに入れる拡張機能です。入れていないと、Webの画面の部品を取り込めず、ブラウザの操作が動きません。ブラウザを操作する方法には、ほかに WebDriver の方式もあります。
詳しくは:Power Automate Desktopでブラウザ操作:Webの画面への入力とデータの取得

変数(デスクトップフロー)

デスクトップフローの中で値を入れておく入れ物で、%Row% のように前後を % で囲んで書きます。多くのアクションが結果を変数に入れて返します。数を足すアクションは「変数を大きくする」で、クラウドフローの「変数を増やす」とは名前が違います。
詳しくは:Power Automate Desktopの変数・条件・ループとエラー処理

データ テーブル

行と列を持つ表の形の変数です。Excelの範囲を読み取ると、データ テーブルとして返ってきます。行と列の番号は0から数えるので、Excelの行番号と1つずれる点に気を付けます。
詳しくは:Power Automate DesktopでExcel操作:転記と集計を自動にする

ループとFor each

デスクトップフローで繰り返す仕組みは3つあります。「ループ」は決まった回数だけ、「For each」はリストや表の行を1つずつ、「ループ条件」は条件が成り立つ間だけ繰り返します。For each で取り出した1件は、既定では CurrentItem という変数に入ります。
詳しくは:Power Automate Desktopの変数・条件・ループとエラー処理

エラー発生時

デスクトップフローの各アクションに付ける、失敗したときの決まりです。再試行の回数と間隔、続行するか止めるかを決めます。既定では2秒おいて1回だけ再試行します。
詳しくは:Power Automate Desktopの変数・条件・ループとエラー処理

ブロック エラー発生時

複数のアクションを囲んで、まとめて失敗に備えるアクションです。1件分の入力が10アクションあるとき、全部に同じ設定をする代わりに、これで囲みます。エラー発生時が1つのアクション用なのに対し、こちらは囲んだ範囲全体に効きます。
詳しくは:Power Automate Desktopの変数・条件・ループとエラー処理

サブフロー

1本のデスクトップフローの中を、名前を付けた部分に分けたものです。最初に動くのは「Main」で、ほかのサブフローは「サブフローの実行」で呼びます。ログインと入力と後片付けを分けておくと、直す場所がすぐ分かります。
詳しくは:Power Automate Desktopの変数・条件・ループとエラー処理

入力変数と出力変数

デスクトップフローとクラウドフローの間で値を受け渡すための変数です。クラウドフローから品番と数量を入力変数で渡し、デスクトップフローが注文番号を出力変数で返す、といった使い方をします。入力は2MBまでです。
詳しくは:Power Automate Desktopのスケジュール実行:クラウドフローから動かす・無人で動かす

機密変数

値が実行のログに残らないようにした変数です。パスワードなど、人に見られたくない値に使います。資格情報から取り出した変数は、自動で機密の扱いになります。
詳しくは:Power Automate Desktopでブラウザ操作:Webの画面への入力とデータの取得

入力ダイアログとカスタム フォーム

実行の途中で、人に値を入れてもらう画面です。「入力ダイアログを表示」は1つの値を聞く簡単な窓で、入力タイプを「パスワード」にすると伏せ字になります。いくつもの欄をまとめて聞くならカスタム フォームを使い、こちらはアダプティブ カードの仕組みで作られています。
詳しくは:Power Automate Desktopの変数・条件・ループとエラー処理

有人と無人(アテンド型と非アテンド型)

デスクトップフローの動かし方の2つの種類です。有人(アテンド型)は人がサインインしているパソコンで動かす方法で、Premiumに1つ付いています。無人(非アテンド型)は誰もサインインしていないパソコンで動かす方法で、Processが要り、そのパソコンの全ユーザーがサインアウトしている必要があります。有人で動かしている間はマウスとキーボードを触れないのに対し、無人は夜間に誰もいなくても動く点が違います。
詳しくは:Power Automate Desktopのスケジュール実行:クラウドフローから動かす・無人で動かす

ピクチャー イン ピクチャー

有人で動かすときに、デスクトップフローを別の小さな窓の中で動かす方式です。フローが動いている間も、本来の画面で自分の作業を続けられます。
詳しくは:Power Automateの料金とライセンス:Microsoft 365に含まれる範囲とPremiumが要る場面

マシン

Power Automateのクラウドに登録したパソコンのことです。マシン ランタイム アプリで登録すると、クラウドフローからそのパソコンを選んでデスクトップフローを動かせます。更新や修理の間は、マシンの設定で「メンテナンス モードを有効にする」にしておくと、その間の実行が入りません。
詳しくは:Power Automate Desktopのスケジュール実行:クラウドフローから動かす・無人で動かす

マシン グループ

複数のマシンを1つにまとめたものです。空いているマシンでデスクトップフローが動くので、1台が止まっても仕事が止まりにくくなります。1つのグループには最大50台まで入れられます。
詳しくは:Power Automate Desktopのスケジュール実行:クラウドフローから動かす・無人で動かす

デスクトップ フロー コネクタ

クラウドフローからデスクトップフローを動かすためのコネクタで、Premiumの扱いです。アクション「デスクトップ用 Power Automate で構築したフローを実行する」で、動かすフローと有人・無人の別を選びます。1つの接続から起動できるのは1分あたり70回までです。
詳しくは:Power Automate Desktopのスケジュール実行:クラウドフローから動かす・無人で動かす

資格情報

デスクトップフローで使うパスワードを、Azure Key Vaultなどに預けて呼び出す仕組みです。make.powerautomate.com の「資格情報」ページで作り、フローでは「資格情報の取得」で取り出します。Premiumの機能で、Key Vaultの契約も要ります。
詳しくは:Power Automate Desktopでブラウザ操作:Webの画面への入力とデータの取得

ビデオ ログ

無人で動かしたデスクトップフローが失敗したとき、失敗の前60秒を録画して残す機能です。Power Automate for desktop 2.66以降で、アクションの詳細パラメーターから有効にします。誰も見ていない時間の失敗は、これがないと原因の見当がつきません。
詳しくは:Power Automate Desktopのスケジュール実行:クラウドフローから動かす・無人で動かす

Power AppsとAI

Power Apps

プログラムを書かずに、業務の入力画面や申請アプリを作るMicrosoftのサービスです。作るのは make.powerapps.com で、作るだけなら無料ですが、使う人にはライセンスが要ります。Power Automateと組み合わせて、アプリで入れた内容をフローで処理する使い方が多いものです。
詳しくは:Power Appsとは:できることと、入力画面をアプリにする判断

キャンバス アプリとモデル駆動型アプリ

Power Appsで作るアプリの2つの種類です。キャンバス アプリは、画面の上に部品を自由に並べて作るアプリで、SharePoint リストをデータにして作れます。モデル駆動型アプリは、Dataverseのテーブルの形から画面が作られるアプリで、Dataverseが前提です。小さな会社の申請アプリは、まずキャンバス アプリで考えます。
詳しくは:Power Appsとは:できることと、入力画面をアプリにする判断

Power Fx

Power Appsで使う、Excelの関数に似た式の言葉です。SubmitForm でフォームの内容を保存し、Patch で行を直接書き換え、LookUp で条件に合う1行を探します。User().Email はメールアドレスではなく、サインインに使う名前(UPN)を返す点に気を付けます。
詳しくは:Power Appsの使い方:SharePointリストから申請アプリを作る

委任

Power Appsが、絞り込みや検索をデータの側に任せる仕組みです。委任できない関数を使うと、アプリは先頭の500件(設定で最大2,000件まで)だけを持ってきて処理するので、それより後ろの行が検索に出てきません。式に黄色の三角と青い下線が出たら、委任できていない合図です。
詳しくは:Power Appsの使い方:SharePointリストから申請アプリを作る

Power Apps (V2)

Power Appsのボタンからクラウドフローを呼ぶときのトリガーです。アプリから渡す値を入力として足せます。アプリの外でフローを変えたら、アプリの側でフローを更新しないと、公開済みのアプリでも失敗します。
詳しくは:Power Appsの使い方:SharePointリストから申請アプリを作る

Power Apps Premium

Power Appsを人ごとに使うための有料ライセンスで、2026年10月時点で1ユーザーあたり月2,998円(税抜・年払い)です。Premium コネクタやDataverseを使うアプリに要ります。SharePoint リストなど標準コネクタだけのアプリなら、Microsoft 365のライセンスで使えます。
詳しくは:Power Appsとは:できることと、入力画面をアプリにする判断

Dataverse

Power Platformのためのデータベースです。データはテーブル・列・行の形で持ち、テーブルどうしのつながり(リレーションシップ)や、セキュリティ ロールによる細かい権限を作れます。Premiumの扱いで、SharePoint リストとの違いは、権限・つながり・件数の大きさを本格的に扱える代わりに、ライセンスと容量の費用がかかることです。
詳しくは:Dataverseとは:SharePointリスト・Excelとの違いと、使うべき場面

テーブル・列・行

Dataverseでデータを入れる単位の呼び名です。以前はエンティティ・フィールド・レコードと呼ばれていて、古い資料ではそちらの言葉が出てきます。最初から用意されている標準テーブルと、自分で作るカスタム テーブルがあります。
詳しくは:Dataverseとは:SharePointリスト・Excelとの違いと、使うべき場面

Dataverseの容量

Dataverseに入れられるデータの量で、データベース・ファイル・ログの3種類に分かれ、テナント全体でまとめて数えます。Premiumを1本買うごとに、データベース250MBとファイル2GBが足されます(2026年10月時点)。新しい環境を作るには1GB以上の空きが要り、足りなければ容量のアドオンを1GB単位で買います。
詳しくは:Dataverseとは:SharePointリスト・Excelとの違いと、使うべき場面

Dataverse for Teams

Teamsのチームごとに使える、小さな版のDataverseです。すでに非推奨で、2026年11月15日から新しく作れなくなり、2027年9月15日に止まり、2027年10月30日に廃止される予定です。今から作るものには使わず、SharePoint リストかDataverseを選びます。
詳しくは:Dataverseとは:SharePointリスト・Excelとの違いと、使うべき場面

AI Builder

請求書の読み取り、文字の読み取り、文章の分類などのAIの部品を、フローやアプリに組み込む機能です。最初から用意された事前構築済みのモデルと、自分のデータで学習させるカスタムのモデルがあります。AI Builder のアクションを使うフローにPremiumが要るかは、公式のページで書き方が分かれています。新しいほうのクレジット管理のページは「Premium フローに変換されない」、ライセンスの概要のページは「Premiumが必要」としているので、契約の前に確かめます。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

AI Builder クレジット

AI Builderの機能を使うたびに減っていく持ち分です。2026年10月時点では、Power Automate PremiumとProcessに月5,000クレジットが付きます。毎月1日に戻り、余りは繰り越しません。この付属のクレジットは、2026年11月1日以降の新規・更新のライセンスには付かなくなる予定です(すでに付いている分は契約期間の終わりまで使えます)。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

Copilot クレジット

Copilot StudioとAI Builderで共通に使う、AIの利用の単位です。AI Builderは、先にAI Builder クレジットを使い、無くなるとCopilot クレジットを使い、両方無ければ失敗します。従量課金では1 Copilot クレジットが0.01ドルで、請求書・領収書の読み取りは1ページ8クレジット、文字の読み取りは0.1クレジット、名刺の読み取りは無料です。AI Builder クレジットとの違いは、AI Builderだけでなく、Copilot Studioのエージェントでも使える共通の通貨である点です。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

請求書処理

請求書のファイルから、取引先名・請求日・合計金額・請求書番号などを読み取るAI Builderの事前構築済みモデルです。フローでは「請求書から情報を抽出する」で使い、項目ごとに0〜1の信頼度が付いてきます。信頼度が低いものだけ人が確かめる流れにすると、読み間違いをそのまま登録せずに済みます。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

プロンプト

AI Builderで、文章で指示を書いて、要約・分類・下書きなどをAIにさせる機能です。使うモデルの段階で、1,000トークンあたりのCopilot クレジットの消費が、基本0.1・標準1.5・プレミアム10と変わります。テストと学習の間はクレジットを使いません。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

Copilot(Power Automateの)

やりたいことを文章で書くと、フローを組み立てたり直したりしてくれる機能です。ホームの「Copilot を使用して作成」から始め、使えるのは新しいデザイナーだけです。英語向けに作られていて、日本語では思った形にならないことがあるので、できたフローは必ず中を確かめます。式を作るCopilotもありますが、2026年10月時点でプレビューです。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

Copilot Studio

社内の質問に答えるチャットボットのような、AIのエージェントを作るMicrosoftのサービスです。料金はCopilot クレジットで数えます。Power Automateのフローを、エージェントの道具として呼ばせることもできます。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

エージェント フロー

Copilot Studioの中で作る、Power Automateと同じ形のフローです。単独で動かすことも、エージェントの道具として呼ばせることもでき、アクションごとにCopilot Studioの容量を使います。Power Automateのフローをエージェント フローに変えると、請求がCopilot Studioに移り、元には戻せません。
詳しくは:Copilot StudioとAI Builder:Power Automateの業務でAIを使う

生成アクション

やりたいことの意図だけを書き、AIがその場でアクションを選んで動かす機能です。2026年10月時点ではプレビューなので、本番の業務フローにはまだ使いません。
詳しくは:Power Automateとは:何ができて、小さな会社のどの仕事を自動にできるか

管理と運用

Power Platform 管理センター

環境・データ ポリシー・容量・ライセンスなどを管理する画面で、場所は admin.powerplatform.microsoft.com です。入れるのは、グローバル管理者・Power Platform 管理者・Dynamics 365 管理者で、環境ごとの操作は環境管理者もできます。孤立したフローを探すのもここからです。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

既定の環境

テナントに最初から1つある環境で、名前は「{テナント名} (既定)」のように付いています。削除はできず、社員全員がここでフローを作れます。SharePointやTeamsのワークフロー アプリから作ったフローもここに入ります。15名ほどの会社なら、全社のフローでも既定の環境のまま運用できる場合がほとんどです。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

環境の種類

既定のほかに足せる環境には、本番の業務を置く運用、試しに作るサンドボックス、30日で消える試用版、個人の練習用の開発者があります。運用環境を作るにはDataverseの容量が1GB以上空いている必要があります。開発者環境は、2026年11月15日からマネージド環境でしか作れなくなる予定です。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

マネージド環境

管理の機能を足した環境の設定です。有効にすると、その環境を使う人全員にPremium相当のライセンスが要り、この要件の強制は2027年2月からです。Microsoft 365だけで使っている会社では使いません。
詳しくは:Power Platformとは:Power Automate・Power Apps・Dataverse・Copilot Studioの関係

データ ポリシー(DLP ポリシー)

どのコネクタを一緒に使ってよいかを、管理者が環境ごとに決める仕組みです。管理センターの「セキュリティ」→「データとプライバシー」→「データ ポリシー」で作ります。コネクタをビジネス・非ビジネス・ブロック済みに分け、ビジネスと非ビジネスを1本のフローで混ぜることはできません。ポリシーを当てると、違反する既存の接続は使えなくなるので、当てる前に影響を確かめます。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

ビジネスと非ビジネス

データ ポリシーでコネクタを分ける2つの箱です。社内のデータを扱うOutlook・SharePoint・Teamsなどをビジネスに入れ、個人向けのサービスを非ビジネスに入れると、会社のメールを個人のサービスに流すフローを作れなくなります。SharePointのように、ブロックできないコネクタもあります。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

ソリューション

フロー・アプリ・環境変数などをまとめて入れる箱です。ソリューションに入れたフローは、所有者を変えたり、Processを割り当てたり、別の環境へ移したりできます。ソリューションの外で作ったフローは、作った人がフローのIDの一部になっていて、所有者を変えられません。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

環境変数

ソリューションの中に置く、設定値の入れ物です。URLや保存先のサイトのように、試験用と本番で変わる値を入れておき、フローはそこを読みます。型はテキスト・数値・JSON・2つのオプション・データ ソース・シークレットから選びます。
詳しくは:Power AutomateのHTTPとカスタムコネクタ:APIで外のサービスとつなぐ

エクスポートとインポート

フローをファイルにして取り出し、別の環境や別のテナントに入れる操作です。ソリューションの外のフローは、「エクスポート」→「パッケージ (.zip)」で取り出し、「パッケージのインポート (レガシー)」で入れます。入れた先では、接続を選び直します。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

共同所有者

フローを作った人のほかに、同じ権限でフローを編集・管理できる人です。人のほか、グループやSharePointのリストを共同所有者にでき、作った人だけが辞めてフローが孤立する事故を防げます。作った人は共同所有者から外せず、共同所有者が加わってもフローの接続の資格情報は変わりません。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

実行専用ユーザー

フローを編集はできず、動かすことだけができる人です。付けられるのはインスタント クラウド フローだけです。接続を「実行専用ユーザーによって提供」にすると、押した人それぞれのアカウントで動きます。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

コピーを送る

フローの複製を、ひな形としてほかの人に渡す共有の方法です。相手にはテンプレートとして届き、相手が自分の接続を作って自分のフローとして作り直します。共同所有者と違って元のフローとは別物になるので、一緒に保守したいときではなく、やり方だけ渡したいときに使います。
詳しくは:Power Automateのテンプレート:公式テンプレートから作って会社用に直す

サービス用アカウント

特定の社員ではなく、会社のフローを持つために作るアカウントです。automation@sample-koumuten.example のように作り、表示名を「自動化用」とします。社員が辞めても接続が切れず、メールの送り主も個人の名前になりません。Premiumの機能をこのアカウント経由で大勢が使うと多重化になる点に気を付けます。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

孤立したフロー

所有者がいなくなったフローです。管理センターの「リソース」→「フロー」で所有者の欄が空になっているものを探し、「共有」から新しい所有者を足します。所有者の変更が反映されるまで、最大7日ほどかかることがあります。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

接続切れ

接続に使っているアカウントのパスワード変更や退職で、接続が使えなくなった状態です。make.powerautomate.com の「データ」→「接続」で、切れた接続に「接続を修正する」と出ます。接続は個人のものなので、退職の前に、フローの接続をサービス用アカウントのものへ付け替えておきます。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

フローの自動オフ

条件を満たすと、Power Automateがフローを自動でオフにする仕組みです。14日続けて失敗した、90日トリガーが動かなかった(PremiumかProcessを持つ所有者のフローは対象外)、14日続けて上限で遅くなった、などが条件です。90日のほうは30日前に所有者と共有者へ知らせが届きます。Premiumを持たない人に所有者を変えると、Premiumを使うフローは30日でオフになります。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない

エラーコード

失敗したアクションに出る番号で、原因の見当を付けるのに使います。401・403は権限や接続の問題、404は宛先が見つからない、400は送った中身の形が合わない、429は短い時間に呼びすぎた、500番台は相手のサービス側の一時的な不調です。429と500番台は、再試行ポリシーに任せると通ることが多いものです。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

すべてのフロー実行をキャンセル

フローの実行が大量にたまったときに、まとめて止める操作です。間違った設定で何百回も動いてしまったときに使います。止められるのは最大24時間分です。
詳しくは:Power Automateのエラー処理と実行履歴:失敗に気づき、直して再実行する

セキュリティ ロール

Dataverseで、誰がどのテーブルのどの行を作成・読み取り・書き込み・削除できるかを決める権限の束です。範囲はアクセス レベルの「組織」「親: 下位の部署」「事業単位」「ユーザー」「なし」から選び、1人に複数のロールを付けると権限は足し算になります。SharePoint リストでは難しい、行ごとの細かい見せ分けができます。
詳しくは:Dataverseとは:SharePointリスト・Excelとの違いと、使うべき場面

CoE スターター キット

大企業向けに、Power Platformの利用状況を見て管理するためのアプリとフローの詰め合わせです。15名ほどの会社には大きすぎ、入れなくても運用できます。
詳しくは:Power Automateの導入準備:環境・接続・誰の名前でフローを作るかを先に決める

運用ルール

フローを止めないために、会社で先に決めておく決めごとです。誰の名前でフローを持つか、共同所有者を誰にするか、失敗の知らせをどこへ送るか、退職のときに何をするかを決めます。フローが増えてから決めると直す手間が大きいので、数本のうちに決めておきます。
詳しくは:Power Automateの運用ルール:所有者・退職・接続切れ・DLPでフローを止めない