データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する

公開 書いた人 大林 諒

データポータル(旧Looker Studio)は、Googleスプレッドシートや Google アナリティクスなどのデータをつないで、グラフと表のレポートを作るGoogleの無料の道具です。スプレッドシートの数字を、毎月手で集計してグラフに貼る作業がなくなり、開くたびに今の数字が出ます。この記事では、スプレッドシートをデータにしてレポートを作り、期間とフィルタを付け、計算フィールドで率を出し、社内の人に共有するところまでを書きます。読み終わると、月ごとの体験数と入会数と入会率が1枚で見られるレポートができ、代表と受付が同じ画面を見られるようになります。前提は、Google Workspaceの会社のアカウントがあり、元にするスプレッドシートがあることです。

「Looker Studio」で探してこの記事に来た場合も、同じものの話です。Looker Studioは2026年4月に名前が変わり、日本語の公式ヘルプでは「データポータル」、英語では「Data Studio」と書かれるようになりました。開くURLは datastudio.google.com です。公式の発表では、それまでのレポート、データソース、共有の設定は何もしなくても引き継がれます。この記事では、ボタンやメニューの名前は日本語のヘルプの表記で書いています。

この記事の内容
  1. 先に決めること
  2. 無料版とデータポータル Proの違い
  3. 作るものの一覧
  4. 手順
  5. 共有の仕方と、データの認証情報
  6. 応用
  7. できないことと、その代わり
  8. よく詰まるところ
  9. 次にやること

先に決めること

レポートを作り始める前に、次の4つを決めます。

1つ目は、どの数字を、どの単位で見るかです。サンプル料理教室で代表が知りたいのは、月ごとに体験レッスンに何人来て、そのうち何人が入会したか、そしてその率です。日ごとか、週ごとか、月ごとかで、元の表に要る列が変わります。最初は月ごとの3つの数字だけに絞ります。グラフを10枚並べたレポートは、結局誰も見なくなります。

2つ目は、元の表を1か所に決めることです。体験の申込はGoogleフォームから予約一覧のスプレッドシートに貯まり、受付が「状況」の列に、予約確定・来場・入会・キャンセルを付けています。このシートを元にします。同じ数字を別のシートで手で数えている表があると、どちらが正しいかで揉めるので、レポートを作ったら手の集計はやめます。予約一覧の作り方は「フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況」で書いています。

3つ目は、元のスプレッドシートを置く場所です。データポータルのヘルプには、共有ドライブ上のファイルへのアクセスには対応していない、通常のGoogleドライブのフォルダにあるスプレッドシートを使うよう書かれています。サンプル料理教室の予約一覧は共有ドライブの「事務」にあります。そこで、代表のマイドライブにレポート用のスプレッドシートを1つ作り、IMPORTRANGE で予約一覧の列を読み込んで、それをデータポータルにつなぎます。マイドライブに置くので、持ち主が辞めたときの扱いも決めておきます(後半の共有の節で書きます)。

4つ目は、誰に見せるかと、相手が元のスプレッドシートを見られるかです。レポートの見え方は、データソースの「認証情報」で変わります。オーナーの認証情報にすると、元の表の権限がない人にもレポートの数字が見えます。閲覧者の認証情報にすると、元の表を見られる人にしか数字が出ません。代表と受付だけが見るなら、どちらでも困りません。講師にも見せるなら、会員の名前が並ぶ表をレポートに置かないようにします。

無料版とデータポータル Proの違い

データポータルは、無料で使えます。Google Workspaceの会社のアカウントなら、追加の契約なしにレポートを作って社内で共有できます。有料の「データポータル Pro」は、チームで管理するための機能を足したものです。2026年10月時点の公式ドキュメントの記載で並べます。

項目無料版データポータル Pro
レポートとデータソースの持ち主作った個人組織。Google Cloudのプロジェクトにつなぐと、作った人が辞めても使い続けられる
チームで使う場所なしチーム ワークスペース。マネージャー・コンテンツ マネージャー・投稿者の役割で分ける
メールの定期配信1つのレポートにスケジュールは1つ、頻度は1日1回まで1つのレポートに200件まで、頻度は1時間に1回まで。Google Chatにも送れる
配信できる通数Google Workspaceで1日500通・1か月3,000通上限なし
GeminiなしGemini in データポータル(データへの質問、文章での計算フィールドの作成など)
モバイルブラウザLookerのモバイルアプリ
サポートコミュニティCloud カスタマーケア
買い方不要データポータルの中、Google Cloud コンソール、Google Workspaceの管理コンソールから。ユーザーごとのライセンスで毎月請求。30日間の無料の試用がある

データポータル Proの金額は、公式ドキュメントでは料金のページに譲られていて、ドキュメントには書かれていません。買う前に料金のページで確かめます。

サンプル料理教室のように、代表と受付の数人が月に数回見る使い方なら、無料版で足ります。データポータル Proを考えるのは、レポートが10本を超えて担当者が入れ替わる、作った人が辞めてもレポートが会社に残るようにしたい、毎朝の数字をChatのスペースに流したい、というときです。

作るものの一覧

レポート用のスプレッドシートは、次の列にします。予約一覧から IMPORTRANGE で読み込みます。

列中身データポータルでの型
予約ID予約ごとの一意の番号テキスト
申込日フォームの送信日日付
体験日体験レッスンの日日付
経路Instagram・LINE・紹介・検索などテキスト
コース平日夜・土日テキスト
状況予約確定・来場・入会・キャンセルテキスト

レポートの1ページには、次のものを置きます。

置くもの種類中身
期間の指定コントロール(期間設定)既定は直近6か月
経路の絞り込みコントロール(プルダウン リスト)経路で絞る
体験数スコアカード来場か入会の件数
入会数スコアカード入会の件数
入会率スコアカード入会数÷体験数
月ごとの推移棒グラフ体験日の年月ごとの体験数と入会数
経路ごとの表表経路ごとの体験数・入会数・入会率

手順

1. レポート用のスプレッドシートを作る

PCのブラウザで、次のように作ります。

  1. 代表のマイドライブで、新しいスプレッドシートを作り、名前を「レポート用_体験予約」にする
  2. A1に、予約一覧のシートの範囲を読み込む式を入れる
  3. 初めて読み込むときは、セルに出る「アクセスを許可」を押す
  4. 1行目が見出し、2行目からデータになっているかを確かめる
  5. 「申込日」「体験日」の列が日付として読み込まれているかを、セルの表示形式で確かめる
=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheets/d/YOUR_SHEET_ID/edit", "予約一覧!A1:F")

YOUR_SHEET_ID は、予約一覧のスプレッドシートのURLの /d/ と /edit の間の文字列です。必要な列だけを読み込むと、レポート側に会員の電話番号やメールアドレスが入らずにすみます。列の並びを変えたいときや、キャンセルを除きたいときは、QUERY と組み合わせます。IMPORTRANGE と QUERY の使い方は「スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE」で書いています。

データポータルのヘルプには、ヘッダーの行は1行で、1つの列の中のセルは同じ型にそろえるよう書かれています。「体験日」の列に「未定」のような文字が混ざると、その列が日付として読まれません。予約一覧の側で、日付が決まっていない行は空にしておきます。

レポート用のスプレッドシート。A1のIMPORTRANGEの式と、読み込まれた6つの列
レポート用のスプレッドシート。A1のIMPORTRANGEの式と、読み込まれた6つの列

2. データソースを作る

  1. ブラウザで datastudio.google.com を開き、会社のアカウントでログインする
  2. 左上の「作成」を押し、「データソース」を選ぶ
  3. コネクタの一覧から「Google スプレッドシート」を選ぶ
  4. 「レポート用_体験予約」のスプレッドシートと、ワークシートを選ぶ
  5. 「先頭行を見出しとして使用」がオンになっているのを確かめる
  6. 右上の「接続」を押す
  7. 項目の一覧(フィールド)が出るので、「申込日」と「体験日」のタイプが日付になっているかを見る
  8. 文字(テキスト)になっていたら、その行の「タイプ」のプルダウンで日付に変える

オプションの「非表示のセルとフィルタされたセルを含める」は、既定でオンです。スプレッドシートでフィルタを掛けて隠した行も数に入るという意味です。範囲を絞りたいときは、オプションの「特定の範囲を含める」にチェックを入れ、A1:F のように範囲を指定します。

データソースの作成画面。Google スプレッドシートのコネクタで、スプレッドシートとワークシートを選び、「先頭行を見出しとして使用」がオンになっているところ
データソースの作成画面。Google スプレッドシートのコネクタで、スプレッドシートとワークシートを選び、「先頭行を見出しとして使用」がオンになっているところ

3. 計算フィールドで体験数・入会数・入会率を作る

元の表には「状況」の列しかないので、体験数・入会数・入会率は計算フィールドで作ります。計算フィールドには、データソースに作るものと、グラフの中だけに作るものがあります。データソースに作ると、そのデータソースを使うどのレポートでも使えるので、ここではデータソースに作ります。

  1. データソースの項目の一覧の画面で、項目を追加するボタンを押す
  2. 項目の名前を「体験数」にし、式に次の1つ目の式を入れて保存する
  3. 同じように「入会数」「入会率」を作る
  4. 「入会率」の型を、パーセントの表示にする
SUM(CASE WHEN 状況 IN ("来場","入会") THEN 1 ELSE 0 END)
SUM(CASE WHEN 状況 = "入会" THEN 1 ELSE 0 END)
SUM(CASE WHEN 状況 = "入会" THEN 1 ELSE 0 END) / SUM(CASE WHEN 状況 IN ("来場","入会") THEN 1 ELSE 0 END)

CASE は、条件に合えば1、合わなければ0を返します。それを SUM で足すと件数になります。入会率は、行ごとの率を平均するのではなく、入会の合計を体験の合計で割ります。ヘルプにある SUM(Profit) / SUM(Revenue) と同じ考え方です。行ごとに率を作って平均すると、件数の少ない月の率が大きく効いて、正しい数字になりません。

項目の名前にスペースや記号を入れると、式で書きにくくなります。項目の名前は「状況」「体験日」のように短い日本語にしておきます。

計算フィールドの作成画面。項目名「入会率」と、CASEを使った式
計算フィールドの作成画面。項目名「入会率」と、CASEを使った式

4. レポートを作り、グラフを置く

  1. データソースの画面の右上で、レポートを作成するボタンを押す。または左上の「作成」から「レポート」を選び、「マイ データソース」から作ったデータソースを選んで「追加」を押す
  2. ツールバーの「グラフを追加」から、スコアカードを選んで置く。指標を「体験数」にする
  3. 同じようにスコアカードを2つ置き、指標を「入会数」「入会率」にする
  4. 「グラフを追加」から棒グラフを選んで置く。ディメンションを「体験日」、指標を「体験数」と「入会数」にする
  5. 棒グラフのディメンションの「体験日」の表示を、年と月の単位にする
  6. 「グラフを追加」から表を選んで置く。ディメンションを「経路」、指標を「体験数」「入会数」「入会率」にする
  7. 右上の表示のボタンで、見る人と同じ画面を確かめる

月ごとに並べるには、日付のディメンションを年月の単位で集計させます。「体験日」を日付のままにすると、日ごとの棒になります。グラフの設定で、ディメンションの「体験日」の型を年月にします。

作成したレポート。上に3つのスコアカード、中央に月ごとの棒グラフ、下に経路ごとの表
作成したレポート。上に3つのスコアカード、中央に月ごとの棒グラフ、下に経路ごとの表

5. 期間とフィルタのコントロールを付ける

  1. 編集の画面で、ツールバーの「コントロールを追加」を選ぶ
  2. 期間設定を選び、レポートの上のほうに置く
  3. 右の「期間設定のプロパティ」で、デフォルトの期間を設定する。サンプル料理教室では直近6か月にする
  4. もう一度「コントロールを追加」を選び、プルダウン リストを置く
  5. コントロールの項目を「経路」にする
  6. 表示のボタンで、期間と経路を変えて数字が変わるかを確かめる

ヘルプによると、期間設定が効くのは、日付のディメンションを持つデータソースのグラフだけです。また、最初に置いたときの期間はコネクタで決まり、Googleスプレッドシートではシートの全部のデータが対象です。期間の基準になる日付の列は、データソースの「期間のディメンション」として決まります。申込日で数えるか、体験日で数えるかで数字が変わるので、サンプル料理教室では体験日を基準にします。

6. データの更新の頻度を決める

データポータルは、レポートの表示を速くするために、一度取ったデータをしばらく使い回します。ヘルプによると、Googleスプレッドシートのデータの更新頻度は既定で15分ごとで、15分・1時間・4時間・12時間から選べます。月ごとの数字を見るレポートなら、既定の15分で困りません。

今すぐ最新にしたいときは、編集者はその他のメニューから「データを更新」を選びます。閲覧者が自分で更新できるようにするには、編集者が「閲覧者のデータ更新」を有効にしておきます。

共有の仕方と、データの認証情報

社内の人に共有する

  1. レポートを開き、右上の「共有」を押す
  2. 「他のユーザーやグループと共有」の画面で、「ユーザーを追加」に受付のメールアドレスを入れる
  3. 権限で「閲覧者」を選ぶ。レポートを直す人には「編集者」を選ぶ
  4. 通知のメールを送らないなら、通知のチェックを外す
  5. 「送信」を押す
「他のユーザーやグループと共有」の画面。受付のグループのアドレスを入れ、権限を「閲覧者」にしたところ
「他のユーザーやグループと共有」の画面。受付のグループのアドレスを入れ、権限を「閲覧者」にしたところ

閲覧者はレポートを見られるだけで、直すことも、さらに他の人に共有することもできません。編集者は、レポートを直し、スケジュールを作り、他の人に共有できます。Googleグループのアドレスにも共有できるので、受付の2人を入れたグループに共有しておくと、人の入れ替わりのたびに共有を直さずにすみます。

Google Workspaceでは、リンクでの共有の範囲が組織の中に限られることがあります。管理者が外部との共有を制限していると、外の人に共有しようとしたときにエラーが出たり、誰でも見られるリンクの選択肢が出なかったりします。税理士など外の人に毎月の数字を渡すなら、レポートを共有するより、PDFのメール配信を使うほうが安全です。

オーナーの認証情報と閲覧者の認証情報

データソースには、誰の権限でデータを読むかを決める「データの認証情報」があります。

種類仕組み向く使い方
オーナーの認証情報データソースの持ち主の権限で読む。閲覧者に元のスプレッドシートの権限がなくても数字が出る元の表は見せず、集計の数字だけ見せたい
閲覧者の認証情報見る人それぞれの権限で読む。元の表を見られない人には数字が出ない元の表の権限で、見せる人を厳しく絞りたい
サービス アカウントの認証情報人ではない専用のGoogleアカウントで読む作った人の退職に左右されないようにしたい(設定にGoogle Cloudの知識が要る)

変えるときは、データソースを開き、画面の上の「データの認証情報」を押して種類を選びます。サンプル料理教室は、レポート用のスプレッドシートに個人の情報を入れていないので、オーナーの認証情報にしています。ヘルプには、オーナーの認証情報で共有するときは、共有先が信頼できる人かを確かめるよう書かれています。

レポートを共有しても、データソースが自動で共有されるわけではありません。データソースをレポートに埋め込んでいる場合、レポートの編集者はそのデータソースも使って直せます。誰でも見られるリンクで共有すると、埋め込んだデータソースにもリンクを知っている人がアクセスできるので、外に出すレポートはデータソースを再利用できる形(レポートに埋め込まない形)で作ります。

作った人が辞めるとき

無料版のレポートとデータソースは、作った個人の持ち物です。辞める前に、本人が持ち主を後任に移します。ヘルプにある手順は次のとおりです。

  1. 後任の人に、レポートとデータソースを「編集者」か「閲覧者」で先に共有しておく
  2. レポートを開き、「共有」の「ユーザーやグループと共有」の画面を開く
  3. 後任の人の権限の欄で「オーナーにする」を選び、「はい」で確定する
  4. データソースも同じように移す

移せるのは、同じ組織(ドメイン)の中の人だけです。移した後も、新しい持ち主が外さない限り、元の持ち主は編集を続けられます。一度移したものを、元の持ち主に戻し直すことはできません。ヘルプには、データソースの認証情報は移した後も保たれ、レポートはそのまま表示されると書かれています。新しい持ち主は、つなぎ直して自分の認証情報に切り替えられます。

移し忘れたまま辞めた場合、削除したユーザーのデータは20日を過ぎると完全に消えます。20日以内なら、管理者が削除したアカウントを復元し、改めて削除の手順を始めます。データの移し先を聞かれたら、「他のアプリのデータ」で移し先のメールアドレスを入れ、データポータルを選びます。退職の手順に「データポータルの持ち主を移す」を1行入れておくと、この作業はいりません。

応用

毎月の数字をメールで届ける

代表が毎月1日に先月の数字を見られるように、PDFのメール配信を設定します。

  1. レポートを開き、「共有」の中の「配信のスケジュール」を選ぶ
  2. 「スケジュールを作成」の画面で、受信者に代表のアドレスを入れる
  3. 開始の日時を、来月の1日の朝8時にする
  4. 「繰り返し」で毎月を選ぶ
  5. 「スケジュール」を押す

メールには、レポートの最初のページのプレビューと、レポートを開くリンクが入り、PDFが添付されます。無料版では、1つのレポートに付けられるスケジュールは1つで、宛先は50件までです。配信の時刻のタイムゾーンは、データポータルの中では変えられません。

GA4など他のデータをつなぐ

ホームページの体験レッスンのページに何人来て、そのうち何人が申し込んだかまで見たいときは、Google アナリティクス(GA4)をつなぎます。

  1. 左上の「作成」から「データソース」を選ぶ
  2. 「Google アナリティクス」のコネクタを選ぶ
  3. 求められたら、データポータルからのアクセスを承認する
  4. アカウントとプロパティを選ぶ
  5. 右上の「接続」を押す

GA4のプロパティに「表示と分析」以上の権限が要ります。GA4のセグメントと比較は、このコネクタでは使えません。GA4のData APIの割り当てが掛かるので、グラフを置きすぎると上限に当たってエラーが出ることがあります。データポータルの数字は、GA4の標準のレポートとは合いますが、「探索」のレポートとは合わないことがあります。

ほかに、Google 広告、BigQuery、Microsoft Excel(専用のコネクタ)などにもつなげます。1つのレポートに複数のデータソースを置き、上の段に広告、下の段に予約一覧、のように並べることもできます。

コネクタの一覧。「Google スプレッドシート」「Google アナリティクス」が並んでいるところ
コネクタの一覧。「Google スプレッドシート」「Google アナリティクス」が並んでいるところ

できないことと、その代わり

  • 共有ドライブのスプレッドシートを直接つなぐことは、ヘルプでは対応していないとされている。マイドライブにレポート用のスプレッドシートを置き、IMPORTRANGE で読み込む
  • スプレッドシートの値を、レポートから書き換えることはできない。対応状況の入力はスプレッドシートかAppSheetで行う
  • 無料版のメール配信は1日1回までで、Google Chatには送れない。毎朝の数字をChatのスペースに流すなら、データポータル ProにするかGASで集計してChatに送る
  • 秒単位で今の数字を出すことはできない。スプレッドシートのデータは既定で15分ごとに取り直す
  • 作った個人の持ち物なので、会社の資産として管理する仕組みは無料版にはない。持ち主を移す手順を退職の手順に入れておくか、データポータル Proのチーム ワークスペースを使う
  • 会員ごとの細かい一覧を見せて、そこから何かを操作する画面には向かない。一覧と操作はスプレッドシートかAppSheetのアプリに任せる

よく詰まるところ

症状原因直し方
スプレッドシートを直したのに、レポートの数字が変わらないデータの更新頻度(既定15分)の間は前のデータを使うその他のメニューの「データを更新」を押す。急ぐ表は更新頻度を短くする
スプレッドシートに足した列が、項目の一覧に出ないデータソースが列の構成を読み直していないデータソースを開き、項目を更新する操作をする
日付の列が文字(テキスト)扱いで、月ごとに並ばない列に文字が混ざっている、またはスプレッドシートで日付が文字で入っている列の中身を日付だけにし、データソースの「タイプ」を日付に変える
共有ドライブのスプレッドシートが選べない、またはエラーになる共有ドライブのファイルには対応していないマイドライブにレポート用のシートを作り、IMPORTRANGE で読み込む
共有した相手に、グラフが空で見えるデータソースが閲覧者の認証情報で、相手が元のシートを見られない「データの認証情報」をオーナーの認証情報にするか、相手に元のシートの閲覧権限を付ける
外の人に共有しようとするとエラーになる管理者が外部との共有を制限している外の人にはPDFのメール配信で送る。どうしても共有するなら管理者に設定を相談する
期間を変えても、一部のグラフの数字が変わらないそのグラフのデータソースに日付のディメンションがない日付の列があるデータソースにするか、期間の対象外であることを画面に書いておく
入会率が合わない行ごとの率を平均しているSUM(入会)/SUM(体験) の形の計算フィールドにする
体験数に空の行やキャンセルが入る範囲の下の空行や、状況の条件が広い範囲を指定し、計算フィールドの条件を「来場」「入会」だけにする
作った人が辞めた後、レポートが開けないレポートとデータソースが辞めた人の持ち物のまま削除から20日以内なら、管理者がアカウントを復元し、削除の手順の中でデータポータルのデータを後任に移す。以後は退職前に「オーナーにする」で移す
GA4の数字が「探索」と合わないデータポータルはGA4の標準のレポートに合わせて数える比べるときはGA4の標準のレポートと比べる
無料版で配信のスケジュールが2つ目を作れない無料版は1レポートにスケジュール1つ宛先をまとめて1つにするか、レポートを分ける

次にやること

元の予約一覧の「状況」の付け方がまだ決まっていないなら「フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況」から整えます。レポート用のシートで IMPORTRANGE と QUERY を使って必要な列だけ読み込むなら「スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE」、元の台帳の列の作り方から見直すなら「スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫」に進みます。講師がスマホで入れた出席もグラフにするなら、入力の仕組みを「AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る」で先に作ります。

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