Google Workspaceを使い始めると、管理コンソールにも、Gmailやドライブの設定にも、似た名前の言葉がたくさん出てきます。このページは、このサイトのコラムに出てくる言葉を分類ごとに並べ、1語につき何か、どこで出てくるか、似た言葉と何が違うかを2〜4文で書いたものです。見出しは画面の表記に合わせ、名前や料金は2026年10月時点の公式の情報で書いています。関連する記事があるものは、最後にそのタイトルを添えました。
この記事の内容
基本の言葉
Google Workspace
Gmail・カレンダー・ドライブ・ドキュメント・スプレッドシート・Meet・Chatなどを、会社のドメインのアカウントでまとめて使うための有料の契約です。見た目は無料のGoogleアカウントとほとんど同じですが、アカウントの持ち主が個人ではなく会社になります。管理者がアカウントを止める、消す、データを引き継ぐところまで管理できます。
詳しくは:Google Workspaceとは:無料のGoogleアカウントとの違い、小さな会社に向くか
無料のGoogleアカウント
名前@gmail.com の形で、本人が作り本人が持つアカウントです。保存容量はGmail・ドライブ・フォトで合わせて15GBで、会社の管理者がアカウントを止めたり、中のファイルを別の人に渡したりはできません。Google Workspaceのアカウントは会社が作って配るので、ここが大きな違いです。
詳しくは:Google Workspaceとは:無料のGoogleアカウントとの違い、小さな会社に向くか
Microsoft 365
Google Workspaceと同じく、メール・予定・ファイル・会議・チャットを1つの契約でまとめるサービスです。Officeのアプリをパソコンに入れて使えるのが大きな違いで、ビジネス向けにはBusiness Basic・Standard・Premiumがあります。ただしBasicにはデスクトップ版のExcelとWordが付かず、パソコンに入れられるのはStandard以上です。メールボックスの100GBとOneDriveの1TBが別枠です。
詳しくは:Google WorkspaceとMicrosoft 365の違い:どちらを選ぶか、乗り換えるとき
Power Automate
Microsoft 365側の仕事の自動化の仕組みで、Google WorkspaceでいうGAS(Google Apps Script)にあたります。Microsoft 365のライセンスで基本の機能が使えます。プレミアムのコネクタを使うには、Power Automate Premiumのライセンスが別に要ります。
詳しくは:Google WorkspaceとMicrosoft 365の違い:どちらを選ぶか、乗り換えるとき
契約と料金
Essentials Starter
独自ドメイン無しで使える版のひとつで、月額0円、試用期間や期限はありません。1つのチームアカウントで100人まで、ドライブは1ユーザーあたり15GBで、Gmailは入りません。申し込みには仕事用のメールアドレスが必要で、@gmail.com では申し込めません。
詳しくは:Google Workspaceとは:無料のGoogleアカウントとの違い、小さな会社に向くか
Business Starter
Google Workspaceの小さな会社向けプランのいちばん下の段です。年間プランで1ユーザーあたり月800円(税別、2026年10月時点)、保存容量は1ユーザーあたり30GB、Meetは100人までで録画はありません。共有ドライブは使えますが、詳しい共有設定とデータ保護の設定は使えません。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
Business Standard
Business Starterの上の段のプランで、年間プランで1ユーザーあたり月1,600円(税別)です。保存容量は1ユーザーあたり2TB、Meetは150人まででMeetの録画とドライブへの保存ができます。ドキュメントやスプレッドシートの画面の中でもGeminiを使いたいときの前提になります。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
Business Plus
Business Standardの上の段のプランで、年間プランで1ユーザーあたり月2,500円(税別)です。保存容量は1ユーザーあたり5TB、Meetは500人までで出席状況の確認ができ、Vault(保持・検索)が使えます。メールやファイルを保持する義務がある会社が検討するプランです。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
Enterprise
大きな組織向けのプランで、料金は問い合わせです。ユーザー数の上限と下限がなく、Meetは1,000人までです。Businessプランは1〜300人までなので、301人以上で使うときの行き先になります。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
年間プラン
Google Workspaceの支払いプランのひとつで、単価が安いかわりに契約期間の途中でユーザー数を減らせません。Business Starterなら1ユーザーあたり月800円で、フレキシブルプランの950円より安くなります。ユーザーを削除してもライセンスの数は減らず、減らせるのは更新時だけです。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
フレキシブルプラン
Google Workspaceの支払いプランのひとつで、単価が高いかわりにいつでもユーザーを減らせて、いつでも解約できます。Business Starterは1ユーザーあたり月950円です。月の途中でユーザーを追加・削除すると、ほとんどの場合は日割りになります。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
無料試用
Google Workspaceを申し込むときの14日間の試用で、最大10ユーザーまで使えます。試用を始めるには支払い情報の設定が必要ですが、試用期間中に請求されることはありません。支払い情報を設定しないまま試用期間が終わると、アカウントが止まります。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
ライセンス
Google Workspaceの料金がかかる単位で、個々のユーザーに割り当てます。複数のユーザーで1つのライセンスを共有することはできません。info@ のような共有のアドレスはGoogleグループで作ればライセンスを使わずに済みます。
詳しくは:Google Workspaceの料金:プランの違いと、小さな会社はどれを選ぶか
導入とメールの切り替え
独自ドメイン
会社が持っているドメインのことで、Google Workspaceのメールアドレスは名前@会社のドメインの形になります。ホームページ用にすでに持っていればそれを使い、持っていなければ申し込みの途中でGoogleのパートナーのSquarespaceから買えます。あとから変えると名刺やホームページを直すことになるので、最初に決めきります。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
DNS
ドメインの名前に対して、メールの届け先や所有権の確認の値を登録しておく仕組みです。導入のときは、TXTレコードやMXレコードをここに入れます。触る場所は、ドメインを買った会社か、ネームサーバーを預けているレンタルサーバーの管理画面です。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
ドメインの所有権の証明
Google Workspaceのメールを使うために、そのドメインが自分の会社のものだとGoogleに確かめてもらう手続きです。管理コンソールの「アカウント」→「ドメイン」→「ドメインの管理」から始め、出てきた値をDNSにTXTレコードとして入れます。確認が終わるまでTXTレコードは消さずに残します。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
TXTレコード
DNSに入れる文字列のレコードです。ドメインの所有権の確認では google-site-verification= で始まる値、SPFでは v=spf1 から始まる値を入れます。名前は空欄か @ です。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
MXレコード
そのドメインのメールをどこで受け取るかを決めるDNSのレコードです。新しく始める会社は、優先度1・値 smtp.google.com の1件だけを入れます。切り替えると新しいメールの届き先がGoogleに移り、世界中のDNSに行き渡るまで最長72時間ほどかかります。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
SPF
このドメインのメールを送ってよいサーバーの一覧で、DNSにTXTレコードを1件入れます。値は v=spf1 include:_spf.google.com ~all です。SPFのレコードは1つのドメインに1件だけにし、2件に分けません。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
DKIM
送ったメールに電子署名を付ける設定です。管理コンソールの「アプリ」→「Google Workspace」→「Gmail」→「メールの認証」で鍵を作り、DNSの google._domainkey に入れてから「認証を開始」を押します。Gmailを有効にしてから24〜72時間待ってから鍵を作ります。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
DMARC
SPFやDKIMに失敗したメールを受け取った側がどう扱うかを決める設定で、DNSの _dmarc にTXTレコードを1件入れるだけです。最初は p=none(何もしないで報告だけ受け取る)で始め、1週間ほど報告を見てから p=quarantine、p=reject と段階的に強くします。SPFとDKIMを入れてから48時間以上あけて入れます。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
データ インポート
管理コンソールの「データ」→「データのインポートとエクスポート」→「データ インポート」にある、今のメールを新しいGmailにコピーする機能です。IMAPのメールサーバーのほか、個人のGmailやExchange Onlineからも取り込めます。IMAPから移せるのはメールだけで、連絡先や予定は移りません。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
IMAP
メールサーバーからメールを取り出すための方式です。レンタルサーバーやプロバイダのメールは、たいていIMAPで取り出せます。データ インポートでは一度に100人まで移せます。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
差分インポート
最初のインポートのあとに古いサーバーへ届いたメールを、追加で取り込む機能です。DNSの反映には最長72時間ほどかかるので、切り替えのあと72時間たったら流して、その間に古いサーバーへ届いたメールをGmailへ移します。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
競合するアカウント
会社のドメインのアドレスで、以前に個人のGoogleアカウントを作っていた場合に、Google Workspaceで同じアドレスのユーザーを作ると起きる状態です。管理コンソールの「アカウント」→「アカウント設定」→「競合するアカウントの管理」で、本人を招待して管理対象のアカウントに移すか、置き換えるかを選べます。
詳しくは:Google Workspaceの導入手順:独自ドメイン・メールの切り替え・最初のユーザー
管理コンソールとセキュリティ
管理コンソール
Google Workspaceの管理者が、ユーザーの追加や削除、アプリのオン・オフ、セキュリティの設定をする画面です。PCのブラウザで admin.google.com を開き、管理者のアカウントでログインして使います。左上のメニューにディレクトリ・アプリ・セキュリティ・レポート・お支払い・アカウントなどが並びます。
詳しくは:管理コンソールの使い方:ユーザー・組織部門・最初に見直す設定
特権管理者
すべての設定を変えられる管理者です。アカウントに最低1人必要で、2人以上置くことが推奨されています。別の管理者のパスワードを再設定できるのも特権管理者だけです。
詳しくは:管理コンソールの使い方:ユーザー・組織部門・最初に見直す設定
組織部門
ユーザーを入れるフォルダのようなもので、組織部門ごとに設定を変えられます。最初は全員が最上位の組織部門に入っていて、子の組織部門は親の設定を引き継ぎ、必要な設定だけを上書きできます。1人は1つの組織部門にしか入れません。サンプル料理教室では「事務」と「講師」の2つに分けています。
詳しくは:管理コンソールの使い方:ユーザー・組織部門・最初に見直す設定
ヘルプデスク管理者
あらかじめ用意された管理者の役割のひとつで、管理者以外のユーザーのパスワードの再設定と、プロフィールや組織部門の閲覧ができます。ユーザーの作成や削除、設定の変更はできません。管理者のパスワードは再設定できず、それは特権管理者だけです。
詳しくは:管理コンソールの使い方:ユーザー・組織部門・最初に見直す設定
サービスのステータス
管理コンソールの「アプリ」→「Google Workspace」→「サービスのステータス」にある、アプリごとのオン・オフの画面です。組織部門ごとに切り替えられ、反映まで最長24時間ほどかかることがあります。
詳しくは:管理コンソールの使い方:ユーザー・組織部門・最初に見直す設定
監査と調査
管理コンソールの「レポート」→「監査と調査」にある、ユーザーの操作の記録(ログイベント)を見る場所です。ドライブのログイベント、管理ログイベント、ログインのログイベントなどがあります。ログが残るのは6か月間で、開いた直後は過去7日間だけが表示されます。
詳しくは:管理コンソールの使い方:ユーザー・組織部門・最初に見直す設定
アラートセンター
管理コンソールの「セキュリティ」→「アラートセンター」にある、届いたアラートの一覧です。右上のベルのアイコンからも開けます。元になる「ルール」には、Googleが最初から用意している「不審なログイン」などのシステム定義のものがあります。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
2段階認証プロセス
パスワードに加えて、スマホなどでの2つ目の手順でログインを確かめる仕組みです。管理コンソールの「セキュリティ」→「認証」→「2段階認証プロセス」で、全員に必須にできます。いきなり必須にすると登録していない人がログインできなくなるので、全員が登録してから日付を決めて必須にします。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
パスキー
スマホやパソコンの指紋・顔認証・PINで本人を確かめる仕組みです。Business Starter・Standard・Plusでは、2段階認証の2つ目の手順として、ユーザーが「セキュリティとログイン」から登録して使います。パスワードを打たずにパスキーだけでログインさせる設定は、Businessのプランでは使えません(2026年10月時点)。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
基本のモバイル管理
スマホで会社のアカウントを使うときの最低限の守りで、Businessのどのプランでも最初から有効です。できるのは、画面ロックの要件、Android向けの管理対象アプリ、紛失時の会社のアカウントの消去です。アプリの細かい制御や端末全体の初期化まで要るときは詳細管理に切り替えます。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
アカウントをワイプ
スマホを無くしたときに、端末から会社のアカウントとそのデータだけを消す操作です。個人の写真やアプリは多くの場合残ります。端末そのものを初期化する「デバイスをワイプ」は詳細管理が前提で、個人のスマホでは選べません。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
Gmail
Googleグループ
メーリングリストのように、1つのアドレス宛てのメールを複数人の受信トレイに配る仕組みです。無料でライセンスを使いません。info@ のような共有アドレスを作るのに使い、誰が返したかを画面で揃えたいときは共同トレイをオンにします。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
共同トレイ
Googleグループの機能で、届いた問い合わせの会話ごとに担当者を割り当て、「完了」「対応不要」「重複」の印を付けられます。グループ設定の「追加の Google グループの機能を有効にする」で選び、使うには会話の履歴がオンになっている必要があります。メールの委任と違い、無料で担当の割り当てまでできます。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
メールの委任
1つの受信トレイを、同じ組織の複数人が自分のGmailから開けるようにする設定です。info@ をユーザーとして作る必要があり、ライセンスが1つ要ります。代理人はメールの閲覧・送信・削除ができますが、チャットやパスワードの変更などメール以外の機能は使えません。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
エイリアス
誰か1人のアドレスに付ける別名のことです。無料ですが、その1人しか見られないので、1人で回す窓口向きです。Gmailの「アカウント」タブの「他のメール アドレスを追加」で足したアドレスは、返信や送信の差出人として選べるようになります。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
Gmailのフィルタ
条件に合うメールに、ラベルを付ける・受信トレイをスキップするなどの処理を自動でかける機能です。検索オプションで条件を入れて「フィルタを作成」で作り、「すべての設定を表示」→「フィルタとブロック中のアドレス」で直せます。作ったフィルタは .xml でエクスポートでき、もう1人は「フィルタをインポート」で同じ振り分けを取り込めます。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
ラベル
Gmailのメールに付ける目印で、フォルダのように振り分けに使います。フィルタで「ラベルを付ける」にチェックを入れると、届いたメールに自動で付きます。共同トレイのメールが受付のGmailにも届くので、info@ 宛てにラベルを付けて受信トレイから外す、といった使い方をします。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
不在通知
休みの日などに、届いたメールへ自動で返信する機能です。Gmailの「全般」タブで「不在通知 ON」にして期間・件名・メッセージを入れます。グループには不在通知の機能がなく、メーリングリスト宛てのメールにも返らないので、グループの info@ に届いたお客さんには返りません。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
署名
Gmailでメールの末尾に入る定型の文面です。「全般」タブの「署名」で作り、10,000文字まで入れられ、画像も文字数に含まれます。送信元のアドレスごとにデフォルトの署名を分けられ、全員に共通の一文を入れたいときは別にフッターを使います。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
フッター
管理者が管理コンソールの「Gmail」→「コンプライアンス」→「フッターを追加」で設定する、送信メールの末尾の定型文です。署名と違って本人には見えず、変えることもできません。既定では組織外に送るメールにだけ付き、反映まで最長24時間ほどかかります。
詳しくは:Gmailを複数人で回す:Googleグループ・共有アドレス・振り分け・署名
カレンダー
共有カレンダー
講師が替わっても残る教室の予定を入れるための、人ではなくチーム用のカレンダーです。Googleカレンダーの左側の「他のカレンダー」の横にある「+」から「新しいカレンダーを作成」で作り、ブラウザからしか作れません。各スタッフ本人のカレンダー(メインのカレンダー)は人の予定用で、使い分けます。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
リソース
キッチンや機材のように、同じ時間に2人が使えないものをカレンダーで押さえるための仕組みです。管理コンソールで登録すると、予定を作るときにゲストを招くのと同じ操作で予約でき、重なっていればその場で分かります。共有カレンダーに手で「使用」の予定を入れる方法と違い、重複を止めてくれます。リソースにはそれぞれメールアドレスがあり、GASの createEvent はリソースが取れたかどうかを返しません。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
ビルディングとリソース
管理コンソールの「ディレクトリ」の中にある、建物と設備を登録する画面です。リソースは必ずどこかのビルディングに属するので、先に建物を作ってから、「リソース管理」でキッチンのような設備を足します。登録したリソースは数分で使えますが、全員のカレンダーに出るまで最長24時間ほどかかることがあります。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
予約スケジュール
空いている時間を予約ページとして外に出し、お客さんにその場で枠を押さえてもらうGoogleカレンダーの機能です。「作成」から「予約スケジュール」を選んで作り、作成はパソコンのブラウザだけでスマホのアプリでは作れません。申込の内容を聞いてから受ける・断るを決める使い方には向かず、その場合はGoogleフォームで受けます。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
メイン カレンダーの外部共有オプション
管理コンソールの「アプリ」→「Google Workspace」→「カレンダー」→「共有設定」にある、組織全体の社外向け共有の上限です。ここで決めた範囲より広くは、スタッフが自分で共有できません。「空き時間情報のみ(予定の詳細は非表示)」にしていると、社外の人に「予定の詳細の表示」は選べなくなります。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
招待状の自動承諾
リソースのカレンダーに予定の招待が来たとき、自動で受けるかどうかを決める設定です。「招待された日時が空いていれば自動承諾する」にすると重なりを止められ、「すべての招待状をこのカレンダーに自動的に追加する」だと権限のない人の予約まで入ってしまうことがあります。リソースの「設定と共有」の画面で選びます。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
予定の変更および共有の管理
カレンダーを共有するときに選べる権限のひとつで、予定の変更に加えて、カレンダーを他の人に共有し直せます。カレンダーの持ち主とほぼ同じことができるので、渡すのは2人までにしておきます。「変更可能」は予定を作る・直す・消すことまでで、共有の管理はできない点が違います。
詳しくは:Googleカレンダーの共有:社内の予定・教室や設備・予約スケジュール
ドライブと共有
共有ドライブ
会社のファイルを個人ではなくチームで持つための置き場で、ファイルの持ち主は組織になります。作った人が退職してアカウントを消しても、中のファイルは残ります。Business Starterでも使えますが、共有ドライブごとの共有設定の変更はサポートされていません。
詳しくは:共有ドライブとマイドライブの違い:会社のフォルダの切り方
マイドライブ
自分のファイル置き場で、ファイルの持ち主は作った人です。作った人のアカウントを消すと、譲渡していないファイルは一緒に消えます。下書きや自分だけのメモなど、まだ人に見せないものを置く場所で、会社の仕事のファイルは共有ドライブに置きます。
詳しくは:共有ドライブとマイドライブの違い:会社のフォルダの切り方
コンテンツ管理者
共有ドライブのメンバーの役割のひとつで、新しく追加したメンバーに何も選ばなければこの役割になります。ファイルの編集、作成、移動、ゴミ箱に入れることができますが、メンバーの追加や共有ドライブの削除はできません。パソコン版ドライブで共有ドライブのファイルを直接編集する人は、この役割以上にします。
詳しくは:共有ドライブとマイドライブの違い:会社のフォルダの切り方
投稿者
共有ドライブのメンバーの役割のひとつで、ファイルを足したり編集したりできますが、消すことと動かすことができません。うっかり消されると困る共有ドライブで、ふだん使う人に付けると安全です。パソコン版ドライブでは、投稿者は読むことしかできません。
詳しくは:共有ドライブとマイドライブの違い:会社のフォルダの切り方
アクセスを制限します
共有ドライブの中のフォルダに管理者がかけられる設定で、オンにすると、そのフォルダを個別に追加した人だけが開けるようになります。制限したフォルダは他のメンバーにもグレーで名前が見えます。制限したいものが増えてきたら、共有ドライブを分けるほうが分かりやすくなります。
詳しくは:共有ドライブとマイドライブの違い:会社のフォルダの切り方
パソコン版ドライブ
パソコンのフォルダとしてドライブを開くアプリです。共有ドライブのファイルをパソコンのフォルダとして開き、Excelなどで直接編集できます。ただし共有ドライブの投稿者はここでは読むことしかできません。
詳しくは:共有ドライブとマイドライブの違い:会社のフォルダの切り方
一般的なアクセス
共有ダイアログの下にある、リンクを開ける範囲を決める項目です。「制限付き」(既定)、「組織(仕事用または学校用のアカウントのみ)」、「リンクを知っている全員」から選びます。上でユーザーを指定していても、ここが「リンクを知っている全員」ならリンクを持つ人は誰でも開けます。「リンクを知っている全員」はGoogleアカウントにログインしていなくても開けるので、会員の名前や電話番号が入った台帳では選びません。
詳しくは:Googleドライブの共有設定:リンク共有・外部共有・権限の違い
閲覧者(コメント可)
ドライブの権限のひとつで、ファイルを見ることと、コメント・提案をすることができ、編集はできません。共有ドライブのヘルプの権限の表では「コメント投稿者」と書かれていることがありますが、同じ役割です。
詳しくは:Googleドライブの共有設定:リンク共有・外部共有・権限の違い
有効期限
外注の人や短期のアルバイトに共有を渡すときに付ける、共有が自動で外れる日付です。共有ダイアログで相手の名前の横の下矢印から「有効期限を追加」を選び、1年以内の日付を指定します。フォルダに付けられるのは、相手が閲覧者のときだけです(2026年10月時点)。
詳しくは:Googleドライブの共有設定:リンク共有・外部共有・権限の違い
ビジターとの共有
Googleアカウントを持っていない人にファイルを共有する方法です。共有する側の操作はふつうの共有と同じで、相手は招待メールを開き、別に届く確認コードを入れて開きます。本人確認のあと7日間使え、管理者が組織の設定で有効にしていないと使えません。
詳しくは:Googleドライブの共有設定:リンク共有・外部共有・権限の違い
許可リスト登録済みドメイン
管理者が外部共有を絞るときの選択肢のひとつで、信頼できるドメインとだけ共有できるようになります。対象はGoogle Workspaceのドメインで、個人のGoogleアカウント(gmail.com)とは共有できなくなります。許可リストは信頼済みのドメインすべてが対象で、特定の1ドメインだけを入れることはできません。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
Chat・Meet・サイト
Google Chat
Google Workspaceに入っているチャットで、Gmailの左側からも専用のアプリからも開けます。1対1のダイレクトメッセージ、3人以上のグループの会話、話題ごとに続けるスペースの3つの形があります。社内の連絡を会社のアカウントに寄せると、退職した人の手元に連絡が残らず、誰が何を決めたかを会社で追えます。
詳しくは:Google Chatの使い方:スペースで社内連絡をまとめる
Google Meet
Google Workspaceに入っているビデオ会議です。参加できる人数はBusiness Starterが100人、Standardが150人、Plusが500人で、録画をドライブに残せるのはStandard以上です。Meet自体は無料のGoogleアカウントでも使え、違いが出るのは録画・人数・社外の人を入れないための管理者の制御です。
詳しくは:Google Workspaceとは:無料のGoogleアカウントとの違い、小さな会社に向くか
Googleサイト
業務マニュアル・よく使うリンク・お知らせを1つのページにまとめた社内ポータルを作る道具です。Google Workspaceの契約のまま追加の費用なしで使え、ドライブのファイルやカレンダー、フォームを埋め込めます。公開範囲を組織内だけにして、スタッフ用のページにできます。
詳しくは:Googleサイトで社内ポータルを作る:マニュアル・リンク集・お知らせ
スペース
Google Chatで、名前と説明を付けて続いていく話題をまとめる場所です。スレッド、共有ファイルの一覧、タスクが使えます。3人以上のグループの会話(グループ向けダイレクト メッセージ)と違い、通知は自分が参加している会話と名前リンクに絞られます。
詳しくは:Google Chatの使い方:スペースで社内連絡をまとめる
スレッド
Chatのスペースで、あるメッセージへの返事をひとまとめにする仕組みです。メッセージにカーソルを合わせて「スレッドで返信」を押すと右側に開き、話題が混ざりません。通知を受けたくないスレッドは「フォローを解除」できます。
詳しくは:Google Chatの使い方:スペースで社内連絡をまとめる
お知らせ用スペース
オーナーと管理者だけが書き込めて、メンバーはリアクションと返信だけができるスペースです。仕事用・学校用のアカウントだけで使え、作ったあとで種類を変えられません。全員に読ませたい連絡だけを流すときに選び、書き込みが全員できるコラボレーション用スペースとは別です。
詳しくは:Google Chatの使い方:スペースで社内連絡をまとめる
着信 Webhook
決まったURLにデータを送ると、Chatのスペースにメッセージが投稿される仕組みです。スペース名の横の「アプリとインテグレーション」から「Webhook を追加」で作り、ブラウザのChatでしか作れません。URLを知っている人は誰でも投稿できるので、パスワードと同じ扱いにします。GASからは UrlFetchApp.fetch で送ります。
詳しくは:Google Chatの使い方:スペースで社内連絡をまとめる
公開済みサイト
Googleサイトで、サイトを見られる人の範囲を決める項目です。共有の画面から選び、職場のアカウントなら「制限付き」や組織名を選べます。公開範囲はサイト全体で1つしか持てず、ページごとには分けられません。
詳しくは:Googleサイトで社内ポータルを作る:マニュアル・リンク集・お知らせ
ナビゲーションに表示しない
Googleサイトのページを、メニューから外す設定です。ページの一覧の三点のアイコンから選びます。URLを知っていれば開けるので、隠したい情報を置く場所としては使えません。
詳しくは:Googleサイトで社内ポータルを作る:マニュアル・リンク集・お知らせ
カスタム ドメイン
Googleサイトを、自社のドメイン(例として portal.sample-cooking.example)で開けるようにする設定です。サイトのオーナーが、設定の「カスタム ドメイン」から行います。1サイトにつなげるのは5つまでで、反映まで最長48時間ほどかかります。
詳しくは:Googleサイトで社内ポータルを作る:マニュアル・リンク集・お知らせ
フォーム
Googleフォーム
Google Workspaceに入っている、申込・アンケートの受付画面を作る道具です。URLを送るかWebサイトに貼るだけで受付を始められ、回答はそのままスプレッドシートに貯まります。枠ごとの定員を管理する機能は標準ではないので、予約の受付は予約スケジュールやGASで補います。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
ラジオボタン
Googleフォームの質問形式のひとつで、選択肢から1つだけ選ばせます。選択肢が7つくらいまでなら、プルダウンより一覧で見えて押し間違いが少ないと書かれています。「回答に応じてセクションに移動」に使えますが、チェックボックスでは使えません。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答の検証
Googleフォームで、記述式や段落の質問に入力の条件を付ける機能です。質問の右下のその他アイコンから選び、記述式なら数値・テキスト・長さ・正規表現が使えます。必須にするだけでは防げない、電話番号の欄にメールアドレスを書く、といった入力を止められます。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答に応じてセクションに移動
選んだ回答によって、次に進むセクションを変えるGoogleフォームの機能です。使えるのはラジオボタンとプルダウンの質問だけで、移動先には「フォームを送信」も選べます。セクションを並べ替えたあとは、両方の道筋をプレビューで最後まで通して確かめます。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答のコピーを回答者に送信
Googleフォームの標準機能で、送信した人に回答内容のコピーをメールで送ります。「設定」の「回答」で選び、メールアドレスを収集する設定が前提です。件名や本文は変えられず、迷惑メールフィルタなどで届かない場合もあります。
詳しくは:Googleフォームの自動返信メール:標準機能とGASの使い分け
メールアドレスを収集する
Googleフォームで、回答者のメールアドレスを集める設定です。「確認済み」と「回答者からの入力」があり、「確認済み」は回答者のGoogleアカウントのアドレスが自動で記録される代わりに、ログインが必要です。一般のお客さんから受けるフォームは「回答者からの入力」にします。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答の編集を許可する
Googleフォームで、送信後に回答者が自分で内容を直せるようにする設定です。社内の報告フォームでは便利ですが、体験申込で使うと、日程が確定したあとに希望日時を書き換えられ、スプレッドシートの値が黙って変わります。申込の変更は電話かメールで受けるので、オフのままにします。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答を 1 回に制限する
同じ人が2回送るのを防ぐGoogleフォームの設定です。1人を見分けるのにGoogleアカウントを使うため、オンにすると回答者はログインが必要になります。一般のお客さんの申込では使わず、二重申込はスプレッドシート側で電話番号の重複を見つけて対処します。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答を受付中
Googleフォームの「公開済み」から切り替えられる、回答を受け付けるかどうかのスイッチです。オフにすると、フォームを開いた人には締め切りのメッセージが表示されます。終了日や回答数の上限を決めて自動で止めることもできますが、フォーム全体の上限で、枠ごとの定員ではありません。
詳しくは:フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況
確認メッセージ
Googleフォームで、送信した直後の画面に出る文言です。「設定」の「プレゼンテーション」で「確認メッセージ」の「編集」から変えます。次に何が起きるかを書いておくと、「届いていますか」という問い合わせが減ります。
詳しくは:Googleフォームの作り方:申込・予約・アンケートを受ける
回答の送信先を選択
Googleフォームの回答を貯めるスプレッドシートを決めるメニューです。「回答」タブのその他アイコンから選び、「新しいスプレッドシートを作成」か「既存のスプレッドシートを選択」を選びます。既存のシートにつなぐと、その中に「フォームの回答 1」のような新しいシートが足されます。
詳しくは:フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況
フォームのリンクを解除
Googleフォームとスプレッドシートのつながりを切るメニューです。解除すると新しい回答はスプレッドシートに送られなくなりますが、すでにシートに入っているデータは残ります。フォーム自体は回答を受け付け続けるので、受付を止めたいときは「回答を受付中」をオフにします。
詳しくは:フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況
タイムスタンプ
Googleフォームの回答に必ず入る、送信日時の列です。秒まで記録されるので、体験申込の件数なら同じタイムスタンプが2件来ることはまずなく、回答の1件を見分ける目印に使えます。回答シートでは、タイムスタンプ、メールアドレス、質問の順に列が並びます。
詳しくは:フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況
スプレッドシートと関数
Googleスプレッドシート
Google Workspaceに入っている表計算で、同じファイルを複数人で同時に編集できます。1ファイルに入るのは2,000万セルまたは100MBまでです。
詳しくは:スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫
ピボット テーブル
スプレッドシートの表を、行・列・値の組み合わせで集計し直す機能です。「挿入」から「ピボット テーブル」を選び、たとえば月ごとに対応状況が何件あるかを数えます。元のデータが増えれば自動で数え直されます。
詳しくは:フォームの回答をスプレッドシートで管理する:確認・集計・対応状況
プルダウン
スプレッドシートのセルに、決めた選択肢から選んで入力させる機能です。「挿入」から「プルダウン」で付け、「データが無効の場合:」を一覧にない値を拒否する既定のままにすると、表記の揺れを防げます。講師名のように増減する一覧は、別のシートに並べて「リストを範囲で指定」にします。
詳しくは:スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫
データの入力規則
スプレッドシートのセルに入れられる値の条件を決める機能です。「データ」から開き、プルダウン、日付、数値、テキストの条件を付けられます。メールアドレスの列は、テキストの「次を含む」に「@」を指定します。
詳しくは:スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫
フィルタ表示
スプレッドシートで、絞り込みを使っている人だけに効かせる機能です。「データ」から「フィルタビューを作成」で作り、名前を付けて複数保存できます。通常のフィルタはシートを開いている全員に同じ絞り込みがかかるので、複数人で使う台帳ではこちらを使います。
詳しくは:スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫
条件付き書式
条件に合うセルや行に、色などの書式を自動で付けるスプレッドシートの機能です。「表示形式」から開き、「カスタム数式」で行全体に色を付けることもできます。色のルールを増やしすぎると意味が分からなくなるので、3つか4つまでにします。
詳しくは:スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫
テーブル
スプレッドシートの範囲を、列ごとに型を決められる表に変える機能です。「表示形式」の「テーブルに変換」で作り、型に合わない値に警告が出ます。テーブルを「削除」すると中のデータも消えるので、見た目だけやめたいときは「表形式でないデータに戻す」を選びます。
詳しくは:スプレッドシートで業務の台帳を作る:顧客・予約・在庫
XLOOKUP
検索範囲から値を探して、結果範囲の同じ位置の値を返す関数です。書式は =XLOOKUP(検索キー, 検索範囲, 結果の範囲, 見つからない場合の値) で、4つ目を省くと見つからないときに #N/A が出ます。VLOOKUPと違い、キーより左の列も引けて、列を足しても番号がずれません。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
VLOOKUP
範囲の1列目で探して、左から数えて「番号」列目の値を返す関数です。書式は =VLOOKUP(検索キー, 範囲, 番号, FALSE) で、最後のFALSEが完全一致の指定です。省くと近似一致になり、別の人の名前が出ることがあります。前任者のシートに残っていることが多く、新しく書く式はXLOOKUPにします。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
ARRAYFORMULA
1つの式を列全体に広げる関数です。行が増えるたびに式をコピーする手間がなくなります。数式の編集中に Ctrl+Shift+Enter(Macは ⌘+Shift+Enter)を押すと先頭に自動で付きます。式を入れた列の下に手で入力すると、広がれなくなってエラーになります。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
COUNTIFS
複数の条件に合う行の件数を数える関数です。記事では月ごとの出席数を、=COUNTIFS(出席!$A:$A, ">="&A2, 出席!$A:$A, "<"&EDATE(A2, 1)) のように「その月の1日以上、翌月の1日未満」で数えています。月末の日付を条件にすると、時刻つきの日付が漏れます。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
SUMIFS
複数の条件に合う行だけを合計する関数です。合計する範囲を先に書き、そのあとに「条件の範囲, 条件」を組で並べます。SUMIFは合計範囲が最後に来るので、並びを間違えやすいところです。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
QUERY
表に対して、SQLに似た命令を文字で書いて集計や抽出をする関数です。書式は =QUERY(データ, クエリ, 見出し) で、3つ目は見出しの行数です。句の順番が決まっていて、入れ替えるとエラーになります。IMPORTRANGEを包むときは、列を A・B ではなく Col1・Col2 で書くと通ります。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
IMPORTRANGE
別のスプレッドシートから範囲を取り込む関数です。書式は =IMPORTRANGE("スプレッドシートのURL", "予約一覧!A1:H") で、シート名は必ず書きます。初回は #REF! が出て、セルにカーソルを合わせて「アクセスを許可」を押します。許可すると取り込み先の編集者全員が、取り込み元のどの範囲でも読めるようになります。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
FILTER
条件に合う行だけを取り出す関数です。書式は =FILTER(範囲, 条件) で、条件の範囲は取り出す範囲と同じ長さにします。条件に合う行が1つも無いと #N/A が返るので、IFERRORで包みます。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
UNIQUE
重複を除いた一覧を作る関数です。記事では講師の名前の一覧を、=SORT(UNIQUE(FILTER(出席!E2:E, 出席!E2:E <> ""))) のようにSORTやFILTERと組み合わせて作っています。プルダウンの元の一覧にも使えます。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
IFERROR
エラーのときに、代わりの値を出す関数です。記事では会員IDが見つからないときに空欄や「未登録」を出したり、FILTERの結果が空のときの #N/A を隠したりするのに使っています。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
TEXT
数値や日付を、指定した形の文字にする関数です。=TEXT(D2, "yyyy-mm") なら「2026-10」、=TEXT(F2, "#,##0円") なら「12,000円」になります。請求書やメールの本文に日付を差し込むときに使うと、表示がぶれません。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
#N/A
関数が探した値を見つけられなかったときに出るエラーです。XLOOKUPやVLOOKUPでは会員IDが見つからないときに出ます。前後の空白、全角と半角の違い、数値と文字の違いが多い原因で、TRIMで空白を除くか、列の表示形式をそろえて直します。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
#REF!
参照先が正しくないときに出るエラーです。VLOOKUPの「番号」が範囲の列数より大きいとき、ARRAYFORMULAやFILTERの結果が広がる先に値が入っているとき、IMPORTRANGEのアクセスを許可していないときなどに出ます。
詳しくは:スプレッドシートの関数:業務で使うXLOOKUP・QUERY・IMPORTRANGE
シートと範囲を保護
「データ」→「シートと範囲を保護」で開く、シートや範囲の編集を制限する機能です。指定した人以外の編集を止めるか、編集前に警告を出せます。うっかり書き換えるのを防ぐ機能で、ヘルプでも「セキュリティ対策ではありません」とされていて、保護したシートの中身は見えます。
詳しくは:スプレッドシートの共有と保護:権限・範囲の保護・プルダウン
この範囲を編集するときに警告を表示する
範囲の保護で選べる設定で、編集をブロックせず、編集する前に確認のメッセージを出すだけになります。「OK」を押せば通るので、守る力は弱いです。全員が編集する権限は持つべきだけれど、うっかり触ってほしくない場所に向きます。
詳しくは:スプレッドシートの共有と保護:権限・範囲の保護・プルダウン
編集履歴を表示
セルを右クリックして出す、そのセルを誰がいつ何から何に変えたかの記録です。行や列の追加と削除、書式の変更、数式による値の変化は出ない場合があります。見られるのは編集権限のある人だけで、閲覧者には出ません。
詳しくは:スプレッドシートの共有と保護:権限・範囲の保護・プルダウン
この版を復元
右上の最終編集アイコンから開く版の一覧で、選んだ時点にファイル全体を戻す操作です。壊れたあとに入った他の人の正しい入力も消え、復元より前のセル単位の編集履歴も消えます。一部だけ戻したいときは、版の横のその他アイコンから「コピーを作成」で別のファイルにして、必要な列だけ貼り戻します。
詳しくは:スプレッドシートの共有と保護:権限・範囲の保護・プルダウン
Apps Script(GAS)
Google Apps Script(GAS)
Googleスプレッドシート・Gmail・カレンダー・ドライブ・フォームを、JavaScriptで書いた短いプログラムで動かす仕組みです。Google Workspaceにも無料のGoogleアカウントにも最初から入っていて、追加の契約もサーバーも要りません。フォームの回答に確認メールを返す、毎朝その日の予約をChatに送る、月末に請求書のPDFを作る、といった手作業を置き換えるのに使います。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
コンテナバインド
スプレッドシート・ドキュメント・スライド・フォームの中に置かれるGASのスクリプトです。ファイルを開いて「拡張機能」→「Apps Script」で作ります。ドライブには表示されず、親のファイルから切り離せず、ファイルをコピーするとスクリプトもコピーされます。スタンドアロンと違い、IDを書かずに親のファイルを参照できます。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
スタンドアロン
ドライブに単独のファイルとして置かれるGASのスクリプトです。script.google.com で「新しいプロジェクト」から作ります。複数のファイルをまたぐ処理やWebアプリに向きます。コンテナバインドと違い、ファイルIDを指定して開く必要があり、メニューやダイアログは足せません。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
権限を確認
GASをはじめて実行したときに出る、スクリプトが使う権限の承認を求める画面のボタンです。アカウントを選び、権限の一覧を読んで「許可」を押します。コードに新しいサービスを足すと、前に承認したスクリプトでも追加の承認が求められます。トリガーで動かして「その操作を実行するには承認が必要です。」と出たときは、エディタで関数を1回手で実行して承認します。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
このアプリは Google で確認されていません
GASの承認の途中で出ることがある警告画面です。機密性の高い権限を使うのに、Googleの審査を受けていないときに出ます。「ウイルスがある」という意味ではありません。自分か社内の担当者が書いて中身が分かっているコードなら進めてよく、知らないスクリプトなら進めずに閉じます。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
割り当て
GASで1日に使える量の上限のことです。メールの宛先数、カレンダーの予定の作成、URLの呼び出しなどに決まった数があり、無料のGoogleアカウントとGoogle Workspaceで数字が違います。人ごとにかかり、最初のリクエストから24時間でリセットされます。数字は予告なく変わることがあるので、設計のときは割り当てのページで今の数字を確かめます。
詳しくは:GASが止まったとき:エラー・実行時間・上限の見方
実行数
Apps Scriptのエディタの左側にある、過去の実行が1回1行で並ぶ画面です。開始時間・期間・ステータス・関数・タイプが出て、「フィルタを追加」→「ステータス」で「失敗」と「タイムアウト」に絞れます。トリガーで動いた分の記録はここで見ます。エディタ上部の「実行ログ」は手で動かしたときの確認用で、長くは残りません。
詳しくは:GASが止まったとき:エラー・実行時間・上限の見方
カスタム関数
GASで自分で作って、セルの中で =関数名() として使える関数です。記事では税込の金額を返す TAX_INCLUDED を例にしています。実行時間は30秒までで、メールを送ったり他のファイルを書き換えたりする処理には使えず、計算だけに使います。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
ウェブアプリ
URLを開くと動くページや受け口を作るGASの仕組みです。doGet か doPost という名前の関数を書き、「デプロイ」→「新しいデプロイ」で種類に「ウェブアプリ」を選んで公開します。実行するユーザーを「自分」にすると、誰が開いてもスクリプトの持ち主の権限で動くので、会員の個人情報を返すものは作りません。
詳しくは:Google Apps Script(GAS)とは:できること・始め方
シンプルトリガー
関数の名前を onOpen や onEdit にするだけで動く、設定の画面が要らないトリガーです。操作した人の権限で動き、Gmailの送信のような承認が要るサービスは使えません。実行時間は30秒までです。インストール型トリガーと違い、失敗したときの通知の仕組みは公式に書かれていません。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
インストール型トリガー
エディタの「トリガー」画面か ScriptApp.newTrigger で作るトリガーです。常にトリガーを作った人の権限で動き、承認が要るサービスも使えます。時間主導型・起動時・編集時・変更時・フォーム送信時・カレンダー更新時があります。失敗するとトリガーを作った人のGmailにまとめのメールが届きます。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
時間主導型
決めた日時や一定の間隔でスクリプトを動かすインストール型トリガーです。時刻は「午前7時~8時」のように1時間の幅で選び、その中のどこで動くかは決められません。コードでは .everyMinutes(5) や .everyDays(1).atHour(7) のように指定します。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
フォーム送信時
フォームに回答が送信されたときに動くインストール型トリガーです。フォームの回答が回答先のシートに入るのは「編集」ではないので、編集時ではなくこちらで受けます。エディタの「実行」で動かすとイベントが渡されないのでエラーになり、テストはフォームから実際に1件送って行います。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
編集時
スプレッドシートの値が変わったときに動くインストール型トリガーです。人が値を変えたときに動き、GASの setValue や appendRow、AppSheetやn8nからの書き込みでは動きません。関数名を onEdit のままインストール型も付けると二重に動くので、handleEdit のように変えます。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
スクリプト プロパティ
GASの「プロジェクトの設定」にある、値をコードの外にしまう場所です。記事ではChatのWebhookのURLを CHAT_WEBHOOK_URL として入れ、PropertiesService.getScriptProperties().getProperty() で読んでいます。値をコードに直接書かずに済みます。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
マイ トリガー
script.google.com を開いて左側に出る、自分のアカウントで作ったトリガーを全部のスクリプトをまたいで一覧にする画面です。別のアカウントが作ったトリガーは見えません。どのファイルにトリガーを仕掛けたか分からなくなったときや、退職前の引き継ぎで使います。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
LockService
同じスクリプトが同時に2本走らないようにする仕組みです。記事では LockService.getScriptLock() を取り、取れなかったら何もせず終わる形で使っています。2件の申込がほぼ同時に来たときに転記が重なって行がずれるのや、トリガーの重複で二重送信になるのを防ぎます。
詳しくは:GASのトリガー:定期実行・フォーム送信時・編集時
MailApp
GASでメールを送るだけの仕組みです。求める権限が script.send_mail と狭く、差出人は変えられません(表示名と返信先だけ変えられます)。下書きも作れません。MailApp.getRemainingDailyQuota() で今日あと何人に送れるかが分かります。
詳しくは:GASでメールを自動送信する:スプレッドシートの宛先に1通ずつ差し込む
GmailApp
GASでGmailの送信・下書き・検索・ラベルまで扱う仕組みです。from で、Gmailに追加済みのエイリアスを差出人にできます。求める権限はメールの閲覧や削除まで含む広いものなので、送るだけならMailAppのほうが安心です。
詳しくは:GASでメールを自動送信する:スプレッドシートの宛先に1通ずつ差し込む
返信先(Reply-To)
受け取った人が「返信」を押したときに届くアドレスです。GASのメール送信では replyTo で指定し、指定しないとトリガーを作った人のアドレスになります。送信元を info@ にできなくても、返信先だけは info@ にしておくと、返信が共同トレイに入って見落としません。
詳しくは:Googleフォームの自動返信メール:標準機能とGASの使い分け
1日の送信上限
GASのメール送信に決められた、1日あたりの受信者数の上限です。2026年10月時点で、一般のGoogleアカウントは100、Google Workspaceは1,500で、最初の送信から24時間でリセットされます。ほかの配信でも合計で数えるので、使い切った日は確認メールも送れなくなります。
詳しくは:Googleフォームの自動返信メール:標準機能とGASの使い分け
CalendarApp
GASからGoogleカレンダーを扱う標準の仕組みです。予定の作成・変更・削除、ゲストの追加、色、リマインダーまでこれで足ります。もっと細かい設定が必要なときは、高度なサービスの「Calendar」を有効にします。時刻はタイムゾーンを指定しない限りスクリプトのタイムゾーンで解釈されます。
詳しくは:GASでカレンダーに予定を自動登録する:予約の一覧からカレンダーへ
予定ID
カレンダーの予定1件を特定するIDです。ev.getId() で取り、cal.getEventById(id) で予定を探します。記事では予約一覧のI列に書き戻し、次の実行で同じ予約から2つ目の予定を作らないために使っています。見つからない・権限が無いと null が返り、繰り返しの予定はIDが共通になることがあります。
詳しくは:GASでカレンダーに予定を自動登録する:予約の一覧からカレンダーへ
最大実行時間を超えました(Exceeded maximum execution time)
1回の実行が6分を超えたときに出るエラーです。6分は無料のGoogleアカウントでもGoogle Workspaceでも同じです。直すには、処理を分けて続きから再開するか、シートの読み書きをまとめます。記事では4分半で止めて、1分後に続きを動かすトリガーを作っています。
詳しくは:GASが止まったとき:エラー・実行時間・上限の見方
トリガーの合計実行時間
トリガーで動いた時間の1日の合計の上限です。無料のGoogleアカウントは90分、Google Workspaceは6時間です(2026年10月時点)。1分おきのトリガーを何本も置くと届くことがあります。超えると「Service using too much computer time for one day.」が出ます。
詳しくは:GASが止まったとき:エラー・実行時間・上限の見方
AppSheet・データポータル
AppSheet
AppSheetは、Googleスプレッドシートの表を元に、スマホで入力できる業務アプリをコードを書かずに作るGoogleのサービスです。データそのものは別の場所に置き、AppSheetはアプリの画面を作る道具です。Google Workspaceの有料プランを使っている会社なら、多くの場合は追加の費用なしで使い始められます。
詳しくは:AppSheetとは:料金・できること、スプレッドシートとの違い
AppSheet Core
AppSheetのプランの1つで、1ユーザー月額10ドルです。Google Workspaceの有料プランの多くに含まれていて、バーコード・NFC、Webhookとスケジュールでの自動化、セキュリティ フィルタ、ロール別のユーザー管理が使えます。サンプル料理教室のスタッフ6名は、Business StarterでもBusiness Standardでも追加の費用なしでCoreの機能を使えます。
詳しくは:AppSheetとは:料金・できること、スプレッドシートとの違い
AppSheet Enterprise Plus
AppSheetのプランの1つで、1ユーザー月額20ドルです。Coreに加えて、クラウドのデータベース・API・Salesforce・BigQueryとの接続、機械学習(OCRや予測)、ガバナンスの管理、優先サポートが使えます。申し込みはGoogle Workspaceの管理者が行います。
詳しくは:AppSheetとは:料金・できること、スプレッドシートとの違い
AppSheet データベース
AppSheet専用のデータの置き場所で、スプレッドシートの代わりに選べます。プランごとに作れる数と行数に上限があり、Coreでは10個まで・各2,500行、Enterprise Plusでは200個まで・各200,000行です。行が多い表を持ちたいときに、スプレッドシートから移す先として出てきます。
詳しくは:AppSheetとは:料金・できること、スプレッドシートとの違い
セキュリティ フィルタ
AppSheetで、使う人ごとに見せる行を絞る設定です。エディタの左のメニューの「セキュリティ」で、表ごとに式を入れて設定します。サンプル料理教室では、講師には自分が担当するレッスンの行だけを出すために使っていて、Coreのプランに含まれる機能です。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
キー(AppSheet)
AppSheetが表の行を見分けるために使う列で、行ごとに一意で、行がある間は変わらない値が求められます。氏名や日付は重なることがあるので向かず、最初の列にIDの列を置くのが基本です。キーの値は初期値で入れ、数式(App formula)では計算しません。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
参照(Ref)
別の表の行をIDでつなぐ列の型です。たとえば出席の表には会員IDだけを置き、氏名は会員の表から引きます。Refを作ると、参照先の表には反対向きの一覧の列が自動で足されます。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
列の型
AppSheetで、列ごとに決める値の種類です。Text・LongText・Date・DateTime・Enum・EnumList・Ref・Email・Phone・画像・署名などがあり、型によって入力欄が変わります。たとえばDateはカレンダーから選ぶ欄、Enumは選択肢から選ぶ欄、画像はカメラで撮る欄になります。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
初期値(Initial value)
AppSheetで、行を新しく作るときに列へ自動で入る値の設定です。出席IDには UNIQUEID()、入力者には USEREMAIL()、入力日時には NOW() を入れる使い方が記事に出てきます。キーの値は、数式ではなくこの初期値で入れます。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
ボット(自動化)
AppSheetの自動化の単位です。ボット・イベント・プロセス・タスクの組み合わせで、イベントがきっかけ、プロセスがその後にする手順の並び、タスクがメールの送信のような1つ1つの作業です。エディタの左のメニューの「自動化」から作り、「Test」で動きを確かめます。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
プロトタイプ
作ったばかりのAppSheetのアプリの状態です。プロトタイプのままでも入力はできますが、一部の機能は動かず、自動化のメールも本番どおりには送られません。講師などに本番で使ってもらう前に、デプロイして外に出します。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
デプロイ
AppSheetのアプリをプロトタイプから本番の状態にして公開することです。エディタの「管理(Manage)」から「Deploy」を開き、「Deployment Check」の指摘を直してから行います。デプロイ後にエディタで直した内容は、講師のアプリが同期したときに反映されます。
詳しくは:AppSheetの作り方:スプレッドシートから業務アプリを作る
データポータル(旧Looker Studio)
Googleスプレッドシートや Google アナリティクスなどのデータをつないで、グラフと表のレポートを作るGoogleの無料の道具です。2026年4月にLooker Studioから名前が変わり、日本語の公式ヘルプでは「データポータル」、英語では「Data Studio」と書かれます。それまでのレポート、データソース、共有の設定は何もしなくても引き継がれます。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
データポータル Pro
データポータルの有料版で、チームで管理するための機能を足したものです。レポートとデータソースの持ち主が組織になり、チーム ワークスペース、1つのレポートに200件までのメール配信、Google Chatへの配信などが使えます。金額は公式ドキュメントには書かれておらず、料金のページで確かめます。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
データソース
データポータルが、レポートに出す数字を読みに行く元の接続のことです。左上の「作成」から「データソース」を選び、「Google スプレッドシート」などのコネクタを選んで作ります。項目(フィールド)のタイプが日付になっているかも、この画面で確かめます。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
計算フィールド
データポータルで、元の表にない数字を式で作る項目です。体験数・入会数・入会率のように、「状況」の列からCASE文とSUMで件数を数えて作ります。データソースに作ると、そのデータソースを使うどのレポートでも使えます。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
コントロール(期間設定・プルダウン リスト)
データポータルのレポートに置く、見る人が期間や条件を切り替えるための部品です。ツールバーの「コントロールを追加」から、期間設定やプルダウン リストを置きます。期間設定が効くのは、日付のディメンションを持つデータソースのグラフだけです。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
データの更新頻度
データポータルが、一度取ったデータを使い回す間隔のことです。Googleスプレッドシートでは既定で15分ごとで、15分・1時間・4時間・12時間から選べます。今すぐ最新にしたいときは、編集者がその他のメニューから「データを更新」を選びます。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
オーナーの認証情報
データポータルのデータソースで、データソースの持ち主の権限で元のデータを読む設定です。閲覧者に元のスプレッドシートの権限がなくても数字が見えます。ヘルプには、この設定で共有するときは共有先が信頼できる人かを確かめるよう書かれています。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
閲覧者の認証情報
データポータルのデータソースで、見る人それぞれの権限で元のデータを読む設定です。元のスプレッドシートを見られない人には、グラフが空で見えます。オーナーの認証情報と違い、元の表の権限で見せる人を絞りたいときに向きます。
詳しくは:データポータル(旧Looker Studio)の使い方:スプレッドシートの数字をグラフにして共有する
Gemini
Gemini
Google Workspaceの有料プランに含まれる、GoogleのAIです。Gmailで返信の下書きを作る、ドキュメントで案内文のたたき台を作る、Meetの会議のメモを取らせる、といったことが追加の契約なしにできます。Business StarterはGmailのGeminiとGemini アプリが中心で、ドキュメントやスプレッドシートの画面の中で使うならBusiness Standard以上を前提にします。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
Gemini アプリ
ブラウザ(gemini.google.com)とスマホで使える、GoogleのAIのGeminiとチャットするアプリです。Business Starter、Standard、Plusのどれにもコアのサービスとして含まれています。管理コンソールの「生成 AI」の「Gemini アプリ」でオンとオフを切り替えられますが、この設定はGmailやドキュメントの中のGeminiには効きません。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
Gemini に相談
Gmail・スプレッドシート・ドライブの右上にあるアイコンから開く、Geminiのサイドパネルです。Gmailでは長いメールの要約、スプレッドシートでは表や式やグラフの作成、ドライブでは複数のファイルへの質問ができます。スプレッドシートでは、再読み込みやファイルを閉じると会話の履歴が消えます。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
AI 関数
スプレッドシートのセルの中でGeminiを呼ぶ関数で、=AI("プロンプト", 範囲) の形で書きます。答えはテキストだけで、他の関数の中には入れられず、複数のセルを選んで生成すると最初の350セルまでです。対象のGoogle WorkspaceかGoogle AIのプランが必要とだけヘルプに書かれていて、どのエディションかは載っていません。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
自動メモ生成
Meetの会議のメモをGeminiに取らせる機能で、会議が終わるとメモがGoogleドキュメントで作られます。会議の右上のアイコンから「メモの作成を開始」を押すか、カレンダーの予定で「Gemini でメモを生成する」にチェックを入れて使います。15分から8時間までの会議が対象で、日本語にも対応していますが、1つの会議で複数の言語を話す場合には対応していません。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
Gemini Notebook(旧NotebookLM)
手元の資料を読み込ませて、その資料にもとづいて答えさせる道具です。2026年7月16日にNotebookLMから名前が変わり、共有のリンクは名前が変わった後もそのまま使えます。Business Starterは基本的なアクセス(音声解説は1日3件まで)、Business Standard以上はより広いアクセス(Standardは音声解説が1日20件まで)です。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
Workspace Intelligence
Geminiが、Gmail・ドライブとドキュメント・カレンダー・Chatの中身を横断して探し、会社の事情をふまえた答えを返すための機能です。管理コンソールの「生成 AI」の「Gemini for Workspace」で、ソースごとにオンとオフを切り替えられます。既定はすべてオンで、反映には最長で48時間ほどかかります。
詳しくは:Gemini for Google Workspace:Gmail・ドキュメント・スプレッドシートでどこまで使えるか
つなぐ(n8n・kintone・LINE)
n8n
フォーム・Gmail・スプレッドシートで起きたことをきっかけに、kintoneやSlack、LINEなどGoogleの外へ流す処理を組む道具です。n8n Cloudで使うか、自分のサーバーに入れて動かします。実行ごとの入出力が「Executions」に残るので、どこで落ちたかを画面で追えます。Googleの中で終わる処理はGAS、外へ流す処理はn8n、と分けると見通しがよくなります。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
kintone
何人もが触る顧客台帳や、1件ずつ履歴を積む管理に向く業務アプリの道具です。権限をアプリ・レコード・フィールドの3段で設定でき、誰がいつ何を変えたかがレコードごとに残ります。計算と集計はスプレッドシート、現場の入力画面はAppSheet、履歴の残る台帳はkintone、と役割が分かれます。
詳しくは:スプレッドシートとkintoneの使い分けと、つなぎ方
n8n Cloud
n8nをn8n側のサーバーで動かして使う形です。Gmail・Sheets・Drive・Calendar・Chatなど対応するノードでは「Managed OAuth2」が選べ、認証情報の画面で「Sign in with Google」を押すだけでGoogle Cloudの設定は要りません。自分のサーバーに入れるセルフホストとは、認証情報の作り方が違います。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
セルフホスト(n8n)
n8nを自分のサーバーに入れて動かす形です。Managed OAuth2が使えないので、Google Cloudで自分のOAuthクライアントを作ってn8nに入れます。更新や停止の対応が自分で必要になり、手が回らなければn8n Cloudにする選択肢があります。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
OAuth同意画面
Google Cloud Consoleの「APIとサービス」にある、n8nなどのアプリがGoogleアカウントへの許可を求めるときの画面の設定です。対象(Audience)を「内部」か「外部」から選び、Google Workspaceの会社なら内部を選びます。外部で「テスト中」のままにすると、認証が7日で切れます。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
OAuthクライアントID
Google Cloud Consoleの「認証情報」で作る、n8nなどのアプリがGoogleにつなぐための識別情報です。アプリケーションの種類は「ウェブ アプリケーション」で、n8nの「OAuth Redirect URL」を承認済みのリダイレクトURIに貼り、表示されたクライアントIDとクライアントシークレットをn8nの認証情報に貼ります。リダイレクトURIが一字でも違うと redirect_uri_mismatch になります。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
サービスアカウント
Google Cloudで作る「人ではないアカウント」で、ログインの画面を通さずに使えます。JSONの鍵をn8nに貼って使いますが、2025年4月15日より後に作ったものはマイドライブにアクセスできず、共有ドライブだけを扱えます。Gmailを使うにはドメイン全体の委任が要るので、記事では自動化用アカウントのOAuth2にそろえています。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
ドメイン全体の委任
サービスアカウントが、ドメインのユーザーになりかわってGmailなどを使えるようにする、管理コンソールの設定です。経路は「セキュリティ」→「アクセスとデータ管理」→「APIの制御」→「ドメイン全体の委任を管理」で、特権管理者しか設定できません。Googleはこの設定を勧めていません。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
Google Sheets Trigger
n8nで、スプレッドシートに行が増えたことなどをきっかけにワークフローを動かすノードです。ポーリングで見に行く方式で、最短でも1分の遅れが出ます。Googleフォームの回答が貯まるシートを見張る使い方では、「Trigger On」を「Row Added」にし、Google Drive APIも有効にしておく必要があります。
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Gmail Trigger
n8nで、Gmailにメールが届いたことをきっかけにワークフローを動かすノードです。ポーリングで見に行き、「Filters」の「Search」にはGmailの検索窓と同じ書き方が使えます。1回の確認で拾うのは既定で10通、最大50通です。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
ポーリング
n8nが定期的にGoogle側を見に行って、新しい行やメールを確かめる方式です。コードは要りませんが、気づくまでに見に行く間隔ぶん遅れます。Google側からn8nに知らせるWebhookの方式と対になる言葉です。
詳しくは:Google Workspaceとn8nをつなぐ:フォーム・Gmail・スプレッドシートを外へ流す
Webhook
あるサービスで何かが起きたときに、別のサービスのURLへ自動で知らせを送る仕組みです。n8nでは最初のノードを「Webhook」にして受け、GASやkintoneから呼ばれます。n8nのURLには、エディタでテスト中だけ受け付ける「Test URL」と、ワークフローを公開している間だけ受け付ける「Production URL」の2種類があります。
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APIトークン(kintone)
kintoneのアプリごとに作る、外からREST APIでつなぐための合言葉です。アプリの設定の「カスタマイズ/サービス連携」にある「APIトークン」で「生成する」を押し、アクセス権を選んで保存したあと、「アプリを更新」を押すと効きます。APIトークンでした操作は、kintoneの上ではAdministratorによる操作として記録されます。
詳しくは:スプレッドシートとkintoneの使い分けと、つなぎ方
ライトコース・スタンダードコース(kintone)
kintoneのコースの名前で、2026年10月時点でライトが1ユーザー月額1,000円、スタンダードが1,800円(税抜)です。どちらも10ユーザーからの契約です。ライトは外部サービスとの連携やプラグインといった拡張機能に対応していないので、GASからREST APIで同期するにはスタンダード以上が要ります。
詳しくは:スプレッドシートとkintoneの使い分けと、つなぎ方
ファイルから読み込む(kintone)
kintoneのレコードの一覧の右上の「オプション」にある、CSVなどからレコードを入れる機能です。「アプリへの反映方法」で「レコードの追加のみ」か「レコードの更新と追加」を選びます。計算のフィールドには読み込めません。
詳しくは:スプレッドシートとkintoneの使い分けと、つなぎ方
更新キー(kintone)
kintoneにCSVを読み込んで既存のレコードを更新するとき、どのレコードかを見分けるために選ぶ項目です。「レコードの更新と追加」を選ぶと指定できます。更新キーにするフィールドには「値の重複を禁止する」を入れておく必要があり、入っていないと選択肢に出てきません。
詳しくは:スプレッドシートとkintoneの使い分けと、つなぎ方
フィールドコード(kintone)
kintoneの各フィールドに付く、API用の名前です。画面に出るフィールド名とは別のもので、GASのコードやn8nのJSONにはフィールドコードで書きます。アプリの設定のフォームで確かめられ、コードと食い違うと TypeError: Cannot read properties of undefined のようなエラーになります。
詳しくは:スプレッドシートとkintoneの使い分けと、つなぎ方
LINE Notify
LINEに通知を送るサービスで、GASから使う方法がよく知られていましたが、2025年3月31日にサービスを終えています。古いブログのコードで notify-api.line.me を呼んでいるものは動きません。代わりに、LINE公式アカウントのMessaging APIでプッシュメッセージを送ります。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
Messaging API
LINE公式アカウントから、プログラムでメッセージを送ったり、届いたメッセージをWebhookで受けたりするためのLINEのAPIです。LINE Developersコンソールでチャネルを作って使います。LINE Notifyと違い、送った通数はLINE公式アカウントのプランの通数に数えられます。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
チャネルアクセストークン
Messaging APIで、公式アカウントとしてメッセージを送るための合言葉です。LINE Developersコンソールの「Messaging API設定」タブの一番下の「チャネルアクセストークン(長期)」で「発行」を押して取ります。このトークンがあれば誰でも公式アカウントとして送れるので、GASのスクリプトプロパティにだけ入れます。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
ユーザーID(LINE)
LINEの1人1人を見分けるための値で、Webhookの source.userId で取れます。形は U と32桁の英数字です。プロバイダーが違うと同じ人でも別の値になり、Googleフォームには回答者のユーザーIDを知る手段がありません。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
リッチメニュー
LINEのトーク画面の下に出るメニューです。LINE Official Account Managerの「トークルーム管理」→「リッチメニュー」で作ります。枠のアクションのタイプを「リンク」にしてGoogleフォームのURLを貼ると、トーク画面からフォームを開けます。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
プッシュメッセージ
こちらから先にLINEの相手へ送るメッセージです。Messaging APIで宛先のユーザーIDかグループIDを指定して送り、LINE公式アカウントのプランの通数に数えられます。ブロックされている相手や友だちでない相手に送っても 200 が返りますが、実際には届きません。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
応答メッセージ
LINEで相手から送られてきたメッセージに返す形のメッセージです。プッシュメッセージと違い、プランの通数に数えられません。記事では、「体験を申し込む」と送ってきた人にその人用のフォームのURLを返すのに使っています。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
通数(LINE公式アカウント)
LINE公式アカウントのプランで決まる、月に送れるメッセージの数です。プッシュメッセージの数え方は「送った回数×送った人数」で、グループに送るとグループの人数ぶん数えます。コミュニケーションプランは0円で200通、ライトプランは5,000円で5,000通、スタンダードプランは15,000円で30,000通です(2026年10月時点・税別)。
詳しくは:GoogleフォームとLINEをつなぐ:回答をLINEで知らせる・LINEから受け付ける
バックアップと引き継ぎ
ユーザーの停止
退職者などのアカウントを一時的に止める操作で、本人はログインできなくなりますが、データは残ります。停止中のアカウントも使っているアカウントと同じ料金がかかります。データを別のユーザーへ移してから削除すれば、フレキシブルプランでは料金が止まります。年間プランは削除してもライセンス数が減らないので、料金は止まりません。
詳しくは:セキュリティの初期設定:2段階認証・外部共有の制限・退職者のアカウント
ゴミ箱(ドライブ・Gmail)
消したファイルやメールが、まず入る場所です。ドライブとGmailのどちらも本人が戻せるのは30日で、ドライブでは「復元」、Gmailでは「移動」から元に戻します。迷惑メールフォルダから消したメールと下書きは戻りません。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
データを復元
管理コンソールの「ディレクトリ」→「ユーザー」で、対象ユーザーの行の「その他のオプション」から使う管理者向けの復元機能です。ゴミ箱を空にしてから25日以内の、指定した期間に消えたものを全部戻します。1つのファイルだけを選んで戻すことはできず、戻ったファイルの共有の設定も戻りません。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
Google Vault
Google Workspaceのデータを決めた期間残し、あとで探して書き出すための道具です。公式には情報ガバナンスと電子情報開示のツールと説明され、Google自身が「Vaultはデータアーカイブではありません」と書いています。2026年10月時点では、Business Plus以上に含まれ、Business StarterとBusiness Standardには含まれません。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
保持ルール
Vaultで、サービスごと・組織部門ごとに「メールは7年残す」のように残す期間を決める設定です。ユーザーが消しても、期間中はVaultから探せます。管理者が保持ルールを作るまでVaultは何も残さないので、Business Plusにしたら最初に既定の保持ルールを作ります。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
記録保持(リティゲーション ホールド)
Vaultで、トラブルや訴訟に備えて、特定の人のデータを期限なしで残す機能です。保持ルールが期間で残すのに対して、こちらは外すまで残ります。記録保持の対象になっている人は、記録保持を外すまで削除できません。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
データのエクスポート
管理者が、組織のデータを丸ごと手元に持ち出す機能です。管理コンソールの「データ」→「データのインポートとエクスポート」→「データのエクスポート」から行い、Google Cloud Storageのバケットにzipで置かれ、60日後に自動で消えます。作ってから30日以上たった特権管理者のアカウントで、2段階認証がオンのときに使えます。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
Google データ エクスポート(Takeout)
ユーザー本人が、自分のデータだけを持ち出す機能です。管理者が行うデータのエクスポートと違い、組織全体は対象になりません。既定では全員に許可されているので、管理コンソールの「Google データ エクスポート」で組織部門ごとに「全員には許可しない」にできます。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
オーナー権限を譲渡
退職者のマイドライブのファイルのオーナーを、別の人にまとめて移す管理コンソールの機能です。「アプリ」→「Google Workspace」→「ドライブとドキュメント」にあり、移したファイルは新しいオーナーのマイドライブの移管のフォルダに入ります。ゴミ箱の中のファイルは移らず、移すのに36時間以上かかると止まって失敗します。個人のGoogleアカウントから会社のアカウントへは譲渡できず、会社のアカウントどうしでも社内の人にしか譲れません。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時
アーカイブユーザー
退職者のアカウントを、データを残したまま終えるためのライセンスの形です。ログインできず新しいメールも届かなくなりますが、データは残ります。ユーザーを削除するとVaultのデータも消えることがあるので、Vaultで残したいなら削除せずにアーカイブユーザーにします。Business Starter・Standard・Plusで使え、料金は管理コンソールの「お支払い」で確かめます。
詳しくは:Google Workspaceのバックアップと引き継ぎ:Vault・データのエクスポート・退職時