YouTube広告の出し方:動画広告の種類・費用・作り方

公開 書いた人 大林 諒

YouTube広告は、YouTubeの動画の前後や途中、検索結果やおすすめの欄、ショート動画のあいだに動画の広告を出す仕組みです。Google広告の管理画面から出し、費用は見られた回数や表示された回数で決まります。テレビのCMのように見せられる一方で、見ている人は依頼先を探しているわけではないので、問い合わせを直接取る使い方は検索広告より難しくなります。ここでは、広告の種類と課金の形、キャンペーンの選び方、スマホで撮れる動画の作り方、成果の見方、そして小さな会社がYouTube広告を後回しにしてよい場面を、水回りと給湯器の交換をしている「サンプル住まいサービス」を例に書きます。広告の種類・課金・秒数は2026年10月時点の公式ヘルプで確かめています。

この記事の内容
  1. 先に決めること
  2. YouTube広告の種類と課金
  3. キャンペーンの選び方
  4. サンプル住まいサービスの動画を作る
  5. 成果の見方
  6. 小さな会社でYouTube広告を後回しにする判断
  7. 応用
  8. できないことと、その代わり
  9. よく詰まるところ
  10. 次にやること

先に決めること

1. 何のために出すか

YouTube広告で取れるものは、主に「見てもらう」「覚えてもらう」「あとで検索してもらう」です。見積り依頼のフォームをその場で送ってもらう、という使い方は、検索広告と比べるとずっと効率が落ちます。サンプル住まいサービスがYouTube広告を使うなら、目的は「関東3県で、給湯器の交換といえばこの会社、と覚えてもらい、壊れたときに社名で検索してもらう」です。

目的合う広告見る数字
地域の人に社名を覚えてもらうバンパー広告、スキップ不可のインストリーム広告表示回数、ユニーク ユーザー数、指名検索の数
施工の様子を見て安心してもらうスキップ可能なインストリーム広告、インフィード動画広告視聴回数、視聴率、サイトへの訪問
動画を見た人に問い合わせてもらうデマンド ジェネレーション キャンペーンや、コンバージョンを目標にした動画の配信コンバージョン、kintoneの成約

2. 検索広告を取り切っているか

YouTube広告を始める前に、検索広告で取れる問い合わせを取り切っているかを確かめます。検索広告の「予算による制限」が出ている、インプレッション シェアが低い、という状態なら、YouTubeに予算を回すより検索の予算を足すほうが問い合わせは増えます。サンプル住まいサービスのGoogle広告35万円は検索キャンペーンに使っていて、YouTube広告を試すなら、検索で「予算による制限」が出なくなってから、月に5万円ほどを別に用意して2〜3か月試す、という順番にします(数字は例)。

3. 動画を誰が作るか

YouTube広告は動画がないと出せません。外の制作会社に頼むと、15秒の動画でも撮影と編集で費用と日数がかかります。最初はスマホで撮った施工の写真と動画をつないだ15秒の動画で十分です。作り方は後の節に書きます。

4. どのくらいの期間で判断するか

認知のための広告は、出した翌週に問い合わせが増えるものではありません。給湯器は壊れたときに依頼が来るので、動画を見た人が実際に検索するのは数週間後、数か月後のこともあります。サンプル住まいサービスでは、最低2か月は同じ動画と同じ予算で出し、配信の前の2か月・配信中の2か月・前年の同じ時期の3つで指名検索と問い合わせを比べる、と先に決めています。途中で動画や予算を何度も変えると、何が効いたのかが分からなくなります。

逆に、2か月出して指名検索も問い合わせの「何で知ったか」もまったく動かないなら、その予算は検索広告に戻します。止める基準を先に決めておかないと、「認知だから効果はすぐ見えない」と言いながら、ずるずると出し続けることになります。

YouTube広告の種類と課金

広告の種類の一覧

公式ヘルプの「動画広告フォーマットの概要」に書かれている種類は次のとおりです(2026年10月時点)。

種類出る場所長さスキップ課金の形
スキップ可能なインストリーム広告YouTubeの動画の再生ページ、Google 動画パートナーのサイトやアプリ上限なし(推奨3分未満)5秒後にスキップできる視聴の課金なら30秒(30秒未満の動画は最後まで)見られたか、それまでに操作されたとき。目標インプレッション単価などの入札ではインプレッション課金
スキップ不可のインストリーム広告YouTubeの動画、Google 動画パートナー60秒以下(キャンペーンのサブタイプで15〜60秒)できないインプレッション課金(目標インプレッション単価)
インフィード動画広告YouTubeの検索結果、「次のおすすめ」、ホーム、登録チャンネルのフィード上限なしなし(サムネイルと文字で出て、クリックで再生)クリックして動画が見られたとき、または自動再生で10秒以上見られたとき
バンパー広告YouTubeの動画、Google 動画パートナー6秒(5秒以上)できないインプレッション課金(目標インプレッション単価)
YouTube ショート広告YouTube ショートのフィード推奨60秒未満上下のスワイプですぐ飛ばせる視聴の課金なら10秒(10秒未満は最後まで)見られたか、CTAや高評価・コメント・共有が押されたとき。目標インプレッション単価ならインプレッション課金
マストヘッド広告YouTubeのホームの最上部上限なし(推奨10秒以上)なし(音声なしで自動再生)予約制のみ(インプレッション単価か時間単価)

マストヘッド広告は予約で枠を買う大きな広告で、地域の小さな会社が使うものではありません。残りの5つが選択肢です。

YouTubeのスマホアプリで、動画の前に出るスキップ可能なインストリーム広告と、5秒後に出る「スキップ」のボタン
YouTubeのスマホアプリで、動画の前に出るスキップ可能なインストリーム広告と、5秒後に出る「スキップ」のボタン

課金の形を理解する

YouTube広告の費用は、大きく2つの形で決まります。

課金の形何に払うか向いている目的
広告視聴単価(CPV、Cost Per View。シーピーブイ)一定の秒数まで見られた、または操作された回数施工の様子をしっかり見てもらう
インプレッション単価(CPM、Cost Per Mille。1,000回表示あたりの費用。目標インプレッション単価もこの形)表示された回数多くの人に社名を覚えてもらう

スキップ可能なインストリーム広告を視聴の課金で出すと、5秒でスキップされた分には費用がかかりません。最初の5秒で「誰の・何の広告か」が伝わらないと、スキップされて覚えてもらえないまま終わり、費用もかからない代わりに何も残りません。逆に、バンパー広告とスキップ不可のインストリーム広告は、出ただけで費用がかかりますが、6秒や15秒は必ず見てもらえます。

費用の目安は、地域・時期・ターゲティングで大きく変わるので、公式に決まった金額はありません。月の予算で考えます。たとえば月5万円で、1,000回表示あたり500円なら約10万回の表示になります(数字は例)。関東3県の、持ち家に住む30〜60代に絞ると、同じ人に何度も出ることになるので、表示の回数より何人に届いたか(ユニーク ユーザー数)を見ます。

キャンペーンの選び方

目標とサブタイプ

公式ヘルプの「動画キャンペーンの作成」では、キャンペーンの目標として「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「YouTube のリーチ、視聴回数、エンゲージメント」が挙げられ、動画キャンペーンの中にサブタイプがあります。

サブタイプ中身小さな会社で使うか
動画リーチ(効率的なリーチ・スキップ不可のリーチ・フリークエンシー目標)予算の中でできるだけ多くの人に届ける。バンパー広告・スキップ可能なインストリーム広告・インフィード・ショートを組み合わせる地域の認知を取るならこれ
動画再生回数見られた分だけ払い、視聴回数とエンゲージメントを集める施工の動画を見てもらうなら
広告シーケンス複数の動画を決まった順番で見せる動画が何本もそろってから
オーディオ リーチYouTubeで音声を聞いている人に届ける使わない
YouTube のチャンネル登録とエンゲージメントチャンネル登録を増やす使わない

問い合わせ(コンバージョン)を目標に動画を出す場合は、デマンド ジェネレーション キャンペーンを使います。公式ヘルプの「動画アクション キャンペーンがデマンド ジェネレーションにアップグレードされます」によると、以前の動画アクション キャンペーンは2025年4月に新規作成ができなくなり、2026年4月までに残りもデマンド ジェネレーション キャンペーンへ自動で移されました。デマンド ジェネレーション キャンペーンは、YouTubeのほか、Discover・Gmail・Google ディスプレイ ネットワークにも出せ、動画と画像を合わせて使えます。入札は「コンバージョン数の最大化」や目標コンバージョン単価などから選びます。学習には少なくとも2週間か50件のコンバージョンまで待つことが勧められています。

小さな会社の予算では、50件のコンバージョンは何か月もたまりません。サンプル住まいサービスのように問い合わせが月に数十件の会社がYouTubeで問い合わせを取りにいくのは、学習が終わらないまま予算が尽きることが多いので勧めません。YouTube広告は、認知を目的にした動画リーチか動画再生回数で、少額で試すのが現実的です。

「新しいキャンペーン」で目標「YouTube のリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を選び、キャンペーン タイプ「動画」とサブタイプの一覧が出ているところ
「新しいキャンペーン」で目標「YouTube のリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を選び、キャンペーン タイプ「動画」とサブタイプの一覧が出ているところ

YouTubeのチャンネルを用意する

YouTube広告に使う動画は、YouTubeにアップロードしておく必要があります。会社のYouTubeチャンネルを作り、広告に使う動画を置きます。広告だけに使う動画は「限定公開」にしておけば、チャンネルの一覧には出ません。チャンネルとGoogle広告のアカウントをリンクしておくと、動画を見た人のリストを作ったり、広告から増えた視聴を見たりできます。

チャンネルを作るGoogleアカウントは、担当者の個人のアカウントではなく、会社で管理するアカウントにします。Google広告のアカウントと同じ考え方で、担当者が辞めたときに動画とチャンネルが使えなくなるのを防ぐためです。

YouTube Studioで、広告用の動画を「限定公開」でアップロードし、公開設定を選んでいるところ
YouTube Studioで、広告用の動画を「限定公開」でアップロードし、公開設定を選んでいるところ

作る手順

サンプル住まいサービスが、地域の認知を目的に試す場合の手順です。

  1. 作った動画をYouTubeのチャンネルにアップロードする(広告だけに使うなら「限定公開」でよい)
  2. Google広告の左のメニューの「キャンペーン」→ プラスのアイコン →「新しいキャンペーン」を選ぶ
  3. 目標で「YouTube のリーチ、視聴回数、エンゲージメント」を選ぶ
  4. キャンペーン タイプで「動画」、サブタイプで「動画リーチ」→「効率的なリーチ」を選ぶ
  5. キャンペーン名に「動画_認知_関東3県」と入れる
  6. 予算を入れる(月5万円なら、期間の合計予算か1日の予算で入れる)
  7. 地域を施工している関東の3県にし、言語を日本語にする
  8. 広告グループで、年齢(30〜65歳以上など)と、詳しいユーザー属性の持ち家など、届けたい人を絞る
  9. YouTubeの動画のURLを入れ、最終ページ URL に給湯器の交換のLP、行動を促すフレーズと見出しを入れる
  10. 「キャンペーンを作成」を押す

ネットワークは、公式ヘルプでは、すべての動画キャンペーンがYouTube 動画とYouTube 検索の両方に出ると書かれています。Google 動画パートナーにも出すかどうかは選べます。最初はYouTubeだけにしておくと、どこで見られたかが分かりやすくなります。

動画キャンペーンの広告の作成画面で、YouTubeの動画のURL・最終ページ URL・行動を促すフレーズ・広告見出しを入れたところ
動画キャンペーンの広告の作成画面で、YouTubeの動画のURL・最終ページ URL・行動を促すフレーズ・広告見出しを入れたところ

誰に出すかを絞る

YouTube広告は、絞り方で費用の使われ方が大きく変わります。地域の会社が使うのは次の5つです。

絞り方設定する場所サンプル住まいサービスの設定
地域キャンペーンの「地域」施工している関東の3県。対象は「所在地」
年齢・性別広告グループの「ユーザー属性」30歳以上。性別は絞らない
オーディエンス セグメント広告グループの「オーディエンス セグメント」詳しいユーザー属性の持ち家、購買意向の住宅リフォーム
コンテンツ(プレースメント・トピック)広告グループの「コンテンツ」最初は指定しない。出た場所を見て外す
表示の上限キャンペーンの「フリークエンシー キャップ」1人に週3回まで

絞りすぎると届く人が少なくなり、同じ人に何度も出ます。最初は地域と年齢だけで出し、平均表示頻度とユニーク ユーザー数を見てから、オーディエンス セグメントを足すかどうかを決めます。子ども向けの動画やゲームの実況に出ていないかは、「広告が表示された場所」で確かめ、アカウント全体で外したいものは「ツール」→「コンテンツの適合性」で除外します。

動画キャンペーンの広告グループで、地域・ユーザー属性・オーディエンス セグメントを設定したところ
動画キャンペーンの広告グループで、地域・ユーザー属性・オーディエンス セグメントを設定したところ

予算の組み方

YouTube広告の予算は、「何人に、何回見せるか」から逆算します。たとえば関東3県で、30歳以上・持ち家に絞った対象に、月に1人3回ずつ見せたいとします。1,000回表示あたり500円、月5万円なら約10万回の表示で、1人3回なら約3万3,000人に届く計算です(数字は例。実際の単価は配信してみないと決まりません)。

項目例
月の予算5万円
1,000回表示あたりの費用500円
表示回数約10万回
1人あたりの表示3回
届く人数約3万3,000人

この人数が、関東3県で給湯器の交換をしそうな人の数と比べてどのくらいかを考えます。届いた人のうち、その冬に給湯器が壊れる人はごく一部です。だからこそ、YouTube広告は1回の配信で問い合わせを取るものではなく、壊れたときに社名を思い出してもらうための積み上げとして考えます。

サンプル住まいサービスの動画を作る

15秒の動画の組み立て

住まいのサービスの動画でいちばん伝わるのは、施工の前と後です。15秒なら次のように組み立てます。スキップ可能なインストリーム広告は5秒で飛ばされるので、最初の5秒に社名と何の会社かを入れます。

秒映すもの文字・声
0〜2秒古くなった給湯器のアップ「給湯器、10年を過ぎていませんか」
2〜5秒社名入りの作業着の職人が到着するところ「関東3県の給湯器交換 サンプル住まいサービス」
5〜10秒取り外し→取り付けの作業を早回しで「現地調査から交換まで自社の職人が対応」
10〜13秒交換後の給湯器と、お湯が出る蛇口「見積りは無料です」
13〜15秒社名とロゴ、「サンプル住まいサービス」と検索する画面「サンプル住まいサービスで検索」

最後に「社名で検索」と出すのは、成果を指名検索で見るためです。電話番号やURLを長く映すより、社名を覚えてもらうほうが、あとで検索されやすくなります。6秒のバンパー広告を作るなら、2〜5秒と13〜15秒の部分だけをつなげます。

「今月限定」「本日限り」のような期限を毎月出し続けるのは、景品表示法の有利誤認になるおそれがあるので、動画でも使いません。

スマホで撮って作る範囲

最初の動画は、スマホで撮れば足ります。サンプル住まいサービスでは、現場に行く職人に、次のように撮ってもらっています。

  • 作業の前に、古い機器を正面から5秒
  • 取り外しと取り付けを、三脚に立てて横向きで全部(あとで早回しにする)
  • 作業の後に、新しい機器を正面から5秒、お湯が出るところを5秒
  • お客様の家の表札・車のナンバー・室内の私物が写らないようにする

編集は、スマホやパソコンの無料の動画編集アプリで、つなぎ・早回し・文字入れ・BGMまでできます。横向き(16:9)で撮っておけば、YouTubeの動画の前に出す広告にそのまま使えます。ショートに出すなら縦向き(9:16)でも撮っておきます。

外に頼むほうがよいのは、会社の紹介として長く使う動画、テレビCMに近い品質が要るとき、人物の出演や撮影の許可が多いときです。広告で試す段階では、スマホで作った動画で反応を見てから、効いた構成で作り直します。

スマホで撮った施工の動画を編集アプリでつなぎ、最初の5秒に社名の文字を入れたところ
スマホで撮った施工の動画を編集アプリでつなぎ、最初の5秒に社名の文字を入れたところ

成果の見方

管理画面で見る数字

数字意味見方
表示回数広告が出た回数予算どおり出ているか
ユニーク ユーザー数何人に届いたか関東3県の対象の人に何人届いたか
平均表示頻度1人に何回出たか多すぎるとしつこい。週に数回が目安
視聴回数・視聴率一定の秒数まで見られた回数と割合最初の5秒で離れられていないか
動画の再生率(25%・50%・75%・100%)どこまで見られたかどこで離れられているかで動画を直す
クリックサイトに来た回数少なくて当たり前。ここで判断しない
動画キャンペーンの「広告」で、表示回数・視聴回数・視聴率・動画の再生率の列を並べたところ
動画キャンペーンの「広告」で、表示回数・視聴回数・視聴率・動画の再生率の列を並べたところ

検索の増加と指名検索を見る

認知のためのYouTube広告の成果は、管理画面の中より外に出ます。見るのは次の3つです。

  1. Google広告の検索キャンペーンで、社名の検索(「サンプル住まいサービス」「サンプル住まい 給湯器」など)の表示回数が、配信の前後で増えたか
  2. Googleサーチコンソールで、社名を含む検索の表示回数が増えたか
  3. kintoneの顧客台帳で、問い合わせのときに「YouTubeで見た」「動画を見た」と答えた人がいるか。問い合わせの初回の聞き取りに「何で知りましたか」を入れておく

指名検索は季節でも動くので、配信した月と前年の同じ月、配信しなかった月を並べて比べます。給湯器は冬に故障が増えて検索が増えるので、冬だけを見て「YouTubeが効いた」と決めないことが大事です。

なお、Google広告にはビュースルー コンバージョン(広告を見てクリックせず、あとでコンバージョンした数)もありますが、YouTubeを見た人はもともと検索広告からも来る人が多く、二重に数えやすい数字です。kintoneで成約まで追って判断します。

小さな会社でYouTube広告を後回しにする判断

YouTube広告は面白い手段ですが、小さな会社が最初にやるものではありません。次のどれかに当てはまるなら、後回しにします。

状況理由先にやること
検索広告で「予算による制限」が出ている探している人の問い合わせを取り逃している検索広告の予算を足す
月の広告費が30万円より少ないYouTubeに数万円を割くと、検索と両方が中途半端になる検索広告とGoogleビジネスプロフィール
問い合わせから成約までをkintoneで追えていない認知の効果は検索や問い合わせに遅れて出るので、追えないと判断できない流入元と「何で知ったか」の記録
動画を作る人も時間もない同じ動画を出し続けると飽きられる施工のたびにスマホで撮りためる
施工の枠が埋まっている知ってもらっても受けられない枠が空いてから

逆に、YouTube広告を試してよいのは、検索広告で取れる問い合わせを取り切っていて、地域で社名を覚えてもらう必要があり、2〜3か月の少額のテストで指名検索の変化を見られる会社です。サンプル住まいサービスなら、冬の故障が増える時期の前(10〜11月)に、月5万円で2か月だけ動画リーチを出し、社名の検索が前年より増えたかを見る、という試し方になります(数字は例)。

応用

見た人にもう一度出す

YouTubeで動画を見た人は、データ セグメントとしてリストにできます(公式ヘルプのデータ セグメントの種類に「YouTube ユーザー」があります)。動画を最後まで見た人に、ディスプレイ広告や検索広告で給湯器のLPを見せると、動画の効果を問い合わせにつなげやすくなります。リストの作り方は「Googleディスプレイ広告とリマーケティング:作り方とターゲティング」に書いています。

P-MAX キャンペーンの中の動画

P-MAX キャンペーンを出していると、YouTubeにも自動で配信されます。公式ヘルプの「自動生成動画広告について」によると、P-MAX キャンペーンでは、テキストと画像のアセットから動画が自動で作られることがあり、自社の動画をアップロードすると自動生成の動画は無効になります。思っていない動画が出るのを避けたいなら、アセット グループに自社の動画を入れておきます。P-MAX キャンペーンの任せ方は「P-MAXとAI Max:自動化キャンペーンに任せる範囲と見張り方」に書いています。

Meta広告やTikTok広告の動画との使い回し

縦向きで撮った動画は、YouTube ショート広告だけでなく、Instagramのリールやストーリーズにも使えます。同じ素材を使い回すと、撮影の手間が1回で済みます。ただし媒体ごとに、最初の数秒で伝える工夫や、文字を置いてよい場所が違います。Meta広告の動画の作り方は「Meta広告のクリエイティブ:画像・動画・広告文の作り方とテストの回し方」に書いています。

できないことと、その代わり

できないこと代わりの手
動画広告だけで、検索広告と同じように問い合わせを取る問い合わせは検索広告で取る。YouTubeは認知と指名検索の増加を目的にする
少ない予算でコンバージョンの学習を終わらせるデマンド ジェネレーション キャンペーンは2週間か50件の学習が勧められる。小さな予算では認知のサブタイプにする
マストヘッド広告を少額で出す予約制の大きな枠。地域の会社は動画リーチを使う
見られた効果を管理画面の数字だけで確かめる指名検索の増加、サーチコンソール、kintoneの「何で知ったか」で見る
動画なしで出すYouTubeに動画をアップロードする。最初はスマホで撮った15秒でよい
スキップされても伝わる長い動画を作る最初の5秒に社名と何の会社かを入れる

よく詰まるところ

症状原因直し方
視聴率がとても低い最初の5秒で何の広告か分からない最初の5秒に社名・サービス・地域を入れる
クリックがほとんど無い動画広告は見て終わる人が多いクリックで判断しない。指名検索と問い合わせで見る
同じ人に何度も出ている地域と対象を絞りすぎて人数が少ない平均表示頻度を見て、フリークエンシーの上限を入れるか、対象を少し広げる
問い合わせを目標にしたら全然出ないコンバージョンが少なく学習が進まない認知のサブタイプに切り替える
子ども向けの動画やゲームに出ている配信先を見ていない「広告が表示された場所」で外す。コンテンツの適合性で除外する
管理画面のコンバージョンが急に増えたビュースルーが含まれているクリック経由とビュースルーを分けて見る。kintoneで確かめる
動画が不承認音が悪い、文字が読めない、ぼやけている編集の基準に沿って撮り直す
冬に指名検索が増えたのをYouTubeの効果と思った給湯器は冬に故障が増える前年の同じ月と比べる
動画が古くなって反応が落ちた同じ動画を何か月も出している施工のたびに撮りためて、2〜3か月で差し替える

次にやること

YouTube広告を試すかどうか決めたら、ほかの媒体と並べて、どこに予算を置くかを見直します。

動画は一度作れば、ホームページ・Googleビジネスプロフィール・SNSにも使えます。広告をまだ出さない会社でも、施工のたびにスマホで撮りためておくと、出すと決めた日にすぐ始められます。

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