Meta広告マネージャの使い方:キャンペーン・広告セット・広告の作り方

公開 書いた人 大林 諒

Meta広告マネージャは、Facebook・Instagram・Threadsなどに出す広告を作り、予算を決め、結果を見るための画面です。項目が多く、初めて開くとどこから手を付ければいいか分かりにくいのですが、小さな会社が普段触るところは限られています。この記事では、広告マネージャの開き方と画面の見方から、キャンペーン・広告セット・広告の3層でそれぞれ何を決めるのか、最初のキャンペーンを番号どおりに作る手順、Advantage+の各機能のオンとオフの判断、代理店に渡すときの権限の渡し方までを、月10万円をMeta広告に回している「サンプル住まいサービス」の例で通します。前提として、ビジネスポートフォリオ・Facebookページ・広告アカウント・Metaピクセルは揃っているものとします。揃っていなければ「Meta広告とは:Facebook・Instagramに出す広告の仕組みと費用」から読んでください。

この記事の内容
  1. 先に決めること
  2. 広告マネージャの開き方と画面の見方
  3. キャンペーン・広告セット・広告の3層
  4. キャンペーンの目的
  5. 最初のキャンペーンの作り方
  6. Advantage+の各機能のオンとオフ
  7. 応用
  8. 広告アカウントの権限と、代理店に渡すときの渡し方
  9. できないことと、その代わり
  10. よく詰まるところ
  11. 次にやること

先に決めること

作り始める前に、次の4つを決めておきます。ここが決まっていないと、キャンペーンを作り直すことになります。目的は作成後に変えられない項目があるので、とくに大事です。

決めることサンプル住まいサービスの答え決めないとどうなるか
何を1件と数えるか見積り依頼フォームの送信(ピクセルの「リード」)Metaがクリックやいいねの多い人に配ってしまう
どこに送るか「浴室のリフォーム」のLP(ランディングページ)フォーム広告とLPで、目的の中の選び方が変わる
月の予算10万円(1日約3,300円)広告セットを分けすぎて、学習に必要な件数が集まらない
誰が触るか代表と販促担当。代理店に見せるなら閲覧だけ権限を渡しすぎて、知らないうちに設定が変わる

もう1つ、命名のルールも先に決めます。キャンペーン名を「目的_商材_開始月」(例: lead_bath_202611)、広告セット名を「地域_年齢_配置」、広告名を「形式_内容_版」(例: video_bath-case_v1)のように揃えておくと、あとで内訳を見たりkintoneの流入元と突き合わせたりするときに迷いません。広告名はUTMの utm_content に入れて、kintoneまで持っていきます。

広告マネージャの開き方と画面の見方

開き方

  1. パソコンのブラウザで adsmanager.facebook.com を開く
  2. 会社の広告アカウントの管理者になっている個人のFacebookアカウントでログインする
  3. 左上の広告アカウントの切り替えで、会社の広告アカウント(日本円・東京で作ったもの)を選ぶ

Meta Business Suite(business.facebook.com)の左のメニューの「広告マネージャ」からも開けます。スマホにも「Meta広告マネージャ」のアプリがありますが、作成と細かい設定はパソコンで行い、スマホは配信の確認と止めるだけに使います。

広告マネージャにログインできないときは、たいてい個人のFacebookアカウント側の問題です。二段階認証の端末が変わった、アカウントがロックされた、別の個人アカウントでログインしている、のどれかです。会社の広告アカウントの管理者を2人にしておけば、1人が入れなくてももう1人が配信を止められます。

広告マネージャを開いたところ。左上の広告アカウント名と、キャンペーン・広告セット・広告の3つのタブ
広告マネージャを開いたところ。左上の広告アカウント名と、キャンペーン・広告セット・広告の3つのタブ

画面の見方

広告マネージャのメインの画面は、上に「キャンペーン」「広告セット」「広告」の3つのタブがあり、その下に一覧の表が並びます。普段見るのは次のところです。

場所何が分かるか見方
3つのタブ層ごとの一覧キャンペーンにチェックを入れると、広告セットのタブはそのキャンペーンの中だけに絞られる
「配信」の列配信中か、学習中か、止まっているか「学習中」の間は設定をいじらない
「結果」「結果の単価」の列最適化の対象にした行動の件数と、1件あたりの費用ここがCPA。ただし数え方はMetaの基準
「消化金額」の列使った金額予算どおりに使えているか
「列」のボタン表示する指標を変える「パフォーマンスとクリック」などの初期の組み合わせから始め、自分の組み合わせを保存する
「内訳」のボタン配置・年齢・性別・地域などで分ける配置別に問い合わせがどこから来たかを見る
日付の範囲集計する期間前の期間との比較もここで選ぶ
広告マネージャのキャンペーン一覧で、「配信」「結果」「結果の単価」「消化金額」の列と、右上の「列」「内訳」のボタン
広告マネージャのキャンペーン一覧で、「配信」「結果」「結果の単価」「消化金額」の列と、右上の「列」「内訳」のボタン

一覧の表の数字が何日分の行動を数えているかは、広告セットの「アトリビューション設定」で確かめます。kintoneの問い合わせ日と1件ずつ合うことはありません。媒体の管理画面とCRMの件数は、数え方と計上日が違うので一致しない、という前提で見ます。判断はkintoneの成約で行い、広告マネージャは傾向を見るのに使います。

キャンペーン・広告セット・広告の3層

Meta広告は、キャンペーンの中に広告セットがあり、広告セットの中に広告がある3層の作りです。どの層で何を決めるかを間違えると、あとで直せないことがあります。

層決めることサンプル住まいサービスの設定
キャンペーン目的、特別な広告カテゴリ、予算(キャンペーン予算にする場合)、入札戦略目的は「リード」、予算はキャンペーンで1日3,300円
広告セットコンバージョンの場所、成果イベント、オーディエンス(地域・年齢)、配置、スケジュール、予算(広告セット予算にする場合)場所はウェブサイト、成果イベントは「リード」、関東3県の施工地域、35歳以上、Advantage+配置
広告発信するFacebookページとInstagramアカウント、形式(画像・動画・カルーセル)、メインテキスト・見出し・リンク先、URLパラメータ浴室の施工事例の写真・縦動画・カルーセルの3本、LPのURLにUTM

小さな予算なら、キャンペーン1つ、広告セット1つ、広告3〜5本で始めます。広告セットを地域や年齢で細かく分けると、1つあたりの件数が減り、どの広告セットもずっと学習中のままになります。分けるのは、予算や成果の基準がはっきり違うもの(たとえばLINEの友だち追加を狙うキャンペーンと、見積り依頼を狙うキャンペーン)だけにします。

キャンペーンの目的

キャンペーンを作るときに最初に選ぶのが目的です。2026年10月時点で、目的は次の6つです。

目的何を増やすか小さな会社での使い方
認知度広告を見る人・覚えてもらう人開業・新店舗のお知らせ。問い合わせ狙いでは使わない
トラフィックホームページやアプリへの訪問計測が整うまでのつなぎ。問い合わせしない人のクリックが増える
エンゲージメントいいね・コメント・動画の再生・メッセージMessenger・Instagramのメッセージでの相談を受けるとき
リード問い合わせ・資料請求・電話・フォーム広告の送信見積り依頼を取るならこれ。LPに送る形とフォーム広告の形を選べる
アプリの宣伝アプリのインストールとアプリ内の行動自社アプリがなければ使わない
売上購入などのホームページ上の成果ネットで売る商品がある会社。サービス業の問い合わせは「リード」で足りる

目的の選び方で一番多い失敗は、「トラフィック」で始めて「クリックは多いのに問い合わせが来ない」と悩むことです。Metaは目的に書いた行動をしやすい人を探して配るので、トラフィックにすればクリックしやすい人に、リードにすれば問い合わせしやすい人に配ります。問い合わせが欲しいなら、最初から「リード」にして、ピクセルで問い合わせを数えておきます。

「作成」を押したあとの「キャンペーンの目的を選択」の画面で、6つの目的が縦に並んでいるところ
「作成」を押したあとの「キャンペーンの目的を選択」の画面で、6つの目的が縦に並んでいるところ

最初のキャンペーンの作り方

ここでは、サンプル住まいサービスの「浴室のリフォーム」の見積り依頼を、LPに送って取るキャンペーンを作ります。画面の並びはアカウントによって少し違うことがありますが、決める中身は同じです。

キャンペーン

  1. 広告マネージャの「キャンペーン」タブで、緑の「作成」を押す
  2. 購入タイプは「オークション」のまま、目的で「リード」を選び、「次へ」を押す
  3. キャンペーンの設定のしかたを聞かれたら、Advantage+の設定(Advantage+リードキャンペーン)のまま進める。手動に切り替えるのは下の「Advantage+の各機能のオンとオフ」で判断してから
  4. キャンペーン名を lead_bath_202611 のように入れる
  5. 「特別な広告カテゴリ」の説明を読み、自社の広告が当たらなければ何も選ばない
  6. 予算は「Advantage+キャンペーン予算」をオンにし、「1日の予算」で 3300 円を入れる
  7. 入札戦略は初期の設定(予算内で件数を最大にする入札)のまま進める。1件あたりの上限を決めるのは、件数が安定して集まるようになってから
キャンペーンの編集画面で、「Advantage+キャンペーン予算」がオンになり、1日の予算に金額を入れたところ
キャンペーンの編集画面で、「Advantage+キャンペーン予算」がオンになり、1日の予算に金額を入れたところ

広告セット

  1. 広告セットの画面に進み、広告セット名を kanto3_35plus_adv のように入れる
  2. 「コンバージョン」の場所で「ウェブサイト」を選ぶ
  3. 「データセット」(ピクセル)で会社のピクセルを選び、成果イベントで「リード」を選ぶ
  4. 「オーディエンス」で、地域に施工できる市区町村を入れる。都道府県単位で入れたあと、行けない市区町村を除外してもよい
  5. 年齢の下限を35歳にする。Advantage+オーディエンスのままだと、ここで入れた年齢や興味はMetaへの「提案」として扱われ、外側にも配られることがある。年齢を必ず守りたいときは、元のオーディエンスの設定に切り替えて、年齢の下限を固定する。Advantage+オーディエンスのままで守らせられる最低年齢は18〜25歳までで、35歳は固定できない
  6. 「配置」は「Advantage+配置」のまま進める
  7. 「スケジュール」で開始日を入れ、終了日は入れない
広告セットの「コンバージョン」で、場所が「ウェブサイト」、データセットと成果イベント「リード」を選んだところ
広告セットの「コンバージョン」で、場所が「ウェブサイト」、データセットと成果イベント「リード」を選んだところ
広告セットの「オーディエンス」で、地域に市区町村を入れ、年齢の下限を設定しているところ
広告セットの「オーディエンス」で、地域に市区町村を入れ、年齢の下限を設定しているところ

広告

  1. 広告の画面に進み、広告名を photo_bath-case_v1 のように入れる
  2. 「広告の発信元」で、会社のFacebookページとInstagramアカウントを選ぶ
  3. 形式で「1つの画像または動画」を選び、施工事例のビフォーアフターの写真を入れる
  4. 「メインテキスト」に、何の会社で、どんな工事をいくらくらいで、どの地域でやっているかを短く書く
  5. 「見出し」に「浴室のリフォーム 施工事例と費用の目安」のように、LPの中身と合うものを書く
  6. 「行動を促すボタン」は「詳しくはこちら」か「見積もりを依頼」を選ぶ
  7. 「ウェブサイトのURL」にLPのURLを入れ、「URLパラメータ」に utm_source=meta&utm_medium=paid_social&utm_campaign={{campaign.name}}&utm_content={{ad.name}} を入れる
  8. 「トラッキング」でデータセット(ピクセル)にチェックが入っているかを確かめる
  9. 右のプレビューで、Facebookフィード・Instagramストーリーズ・リールの見え方を1つずつ確かめる
  10. 同じ広告セットの中に、縦動画とカルーセルの広告も同じ手順で足す
  11. 右下の「公開する」を押す

公開すると審査に回り、通常は短時間で配信が始まります。審査に落ちたときの直し方は「Meta広告の審査とアカウント停止:落ちる理由と異議申し立て」にまとめました。

広告の編集画面の右側のプレビューで、配置ごとの見え方を切り替えているところ
広告の編集画面の右側のプレビューで、配置ごとの見え方を切り替えているところ

公開したあとの最初の2週間

公開してから最初の1〜2週間は、運用の目安として、Metaが誰に配れば問い合わせが取れるかを探している時期と考えます(学習は件数で決まり、日数で決まるわけではありません)。この間に予算を大きく変えたり、オーディエンスを変えたり、広告を入れ替えたりすると、学習がやり直しになります。最初の2週間は、毎日見るのは「配信」の列と消化金額だけにして、設定は触らないのが基本です。触ってよいのは、審査に落ちた広告を直すときと、明らかな間違い(地域が違う、リンク先が404)を直すときです。

Advantage+の各機能のオンとオフ

Advantage+は、Metaの機械学習に任せる機能のまとまりです。Metaの開発者向け資料では、「Advantage+キャンペーン予算」「Advantage+オーディエンス」「Advantage+配置」の3つが全部オンになっているものを「Advantage+キャンペーン」と呼び、目的が売上・アプリ・リードのときに使えます。どれか1つでもオフにすると、そのキャンペーンはAdvantage+キャンペーンではなくなり、手動のキャンペーンとして動きます。

基本は全部オンで始め、オフにする理由がはっきりしたものだけオフにします。

機能何を任せるかオンのままでよい場面オフにする場面
Advantage+キャンペーン予算広告セットのあいだでの予算の配分広告セットが1つか、同じ目的で並べているとき広告セットごとに必ず使う金額を決めたいとき(例: 新しい地域に最低限出したい)
Advantage+オーディエンス誰に配るか。入れた年齢・興味は提案として扱う地域が合っていれば、年齢以外は任せてよい施工できる年齢層がはっきり決まっていて、外に出ると困るとき。この場合は元のオーディエンスの設定に切り替え、地域と年齢の制限だけにする
Advantage+配置どの面に出すか最初の1〜2か月内訳でAudience Networkなどの面から問い合わせが出ていないとき、その面だけ外す
Advantage+クリエイティブ画像の明るさの調整、テキストの入れ替え、音楽の追加などの自動の手直し写真1枚の広告で、見え方の差が小さいときビフォーアフターの比べ方が変わると困る写真、規制のある表現を決めた文で出すとき。項目ごとに切れる
広告の編集画面で、「Advantage+クリエイティブ」の各項目(画像の調整・テキストの改善など)のオンとオフが並んでいるところ
広告の編集画面で、「Advantage+クリエイティブ」の各項目(画像の調整・テキストの改善など)のオンとオフが並んでいるところ

運用の現場で迷いやすいのは、Advantage+オーディエンスと年齢の関係です。Advantage+オーディエンスでは、入れた年齢はMetaへの提案にとどまり、成果が出そうなら若い人にも配られます。施工の依頼を受けられるのは持ち家の人がほとんどなのに、20代にも配られて問い合わせが取れない、という形がよく出ます。こういうときは、元のオーディエンスの設定に切り替えて年齢の下限を固定し、ほかの絞り込みは足しません。Advantage+オーディエンスのままで守らせられる最低年齢は18〜25歳までで、35歳は固定できません。興味で絞ると、配る相手が狭くなって費用が上がりやすくなります。

Advantage+クリエイティブは、項目ごとにオンとオフを選べます。施工事例の写真の色や切り抜きが自動で変わると、ビフォーアフターの比べ方が実物と違って見えることがあります。その場合、画像の自動調整の項目だけを切ります。全部を切る必要はありません。

応用

広告セットを2つに分けるとき

予算が増えてきたら、新しい人に出す広告セットと、ホームページを見た人に出す広告セットを分けることがあります。分けるのは、月に見積り依頼が数十件集まるようになってからで十分です。それまでは、Advantage+オーディエンスが、サイトを見た人にも自然に配ります。分け方は「Meta広告のターゲティング:Advantage+オーディエンス・カスタムオーディエンス・類似オーディエンス」で扱います。

広告を増やすときの増やし方

広告は、同じ広告セットの中に足していきます。新しい広告セットを作って入れると、学習が別々になって件数が割れます。3〜5本を出し、2週間たって問い合わせにつながっていない広告を止め、新しい施工事例を1本足す、という回し方にします。作り方は「Meta広告のクリエイティブ:画像・動画・広告文の作り方とテストの回し方」に書きました。

ルールで止める

「自動ルール」を使うと、「1日の消化金額が5,000円を超えて結果が0件なら広告セットを止める」のような条件を入れられます。人が見ていない週末に、壊れたLPに予算を流し続けるのを防げます。ただし、学習期間中に止まると学習がやり直しになるので、条件はゆるめにします。

広告マネージャの「ルール」から新しいルールを作る画面で、条件と操作を入れているところ
広告マネージャの「ルール」から新しいルールを作る画面で、条件と操作を入れているところ

広告アカウントの権限と、代理店に渡すときの渡し方

広告アカウントの権限は、Metaの開発者向け資料では次の3つに分かれています。画面の呼び名は、ビジネス設定で人やパートナーに広告アカウントを割り当てるときに選ぶ項目に対応します。

権限できること渡す相手
管理者キャンペーン・レポート・請求・広告アカウントのアクセス許可をすべて管理代表と販促担当の2人
一般ユーザー広告の閲覧・編集・作成(登録済みの支払い方法を使う)。支払い方法などアカウントの設定は不可運用を任せる代理店
レポートのみ広告の成果を見るだけ相談だけしている代理店、社内の経理

代理店に渡すときは、ログイン情報を渡したり、代理店の担当者の個人アカウントを会社のポートフォリオの管理者にしたりしません。会社のビジネスポートフォリオを持ち主にしたまま、代理店のビジネスポートフォリオを「パートナー」として追加し、広告アカウントだけを必要な権限で共有します。

  1. Meta Business Suiteの「設定」を開く
  2. 「ユーザー」の「パートナー」を開き、「追加」を押す
  3. 「パートナーにアセットへのアクセス許可を付与」を選ぶ
  4. 代理店から教えてもらったビジネスポートフォリオのIDを入れる
  5. 共有するアセットで「広告アカウント」を選び、会社の広告アカウントにチェックを入れる
  6. 権限を選ぶ。運用を任せるなら広告の管理まで、見るだけならレポートまでにする
  7. 同じ手順で、「データセット」(ピクセル)とFacebookページも必要な範囲で共有する
  8. 「保存」を押す
Meta Business Suiteの「設定」→「ユーザー」→「パートナー」で、パートナーのビジネスIDを入れて広告アカウントを共有する画面
Meta Business Suiteの「設定」→「ユーザー」→「パートナー」で、パートナーのビジネスIDを入れて広告アカウントを共有する画面

代理店との契約が終わったら、同じ画面でパートナーを外せば、広告アカウント・キャンペーン・これまでの成果はそのまま会社の手元に残ります。代理店の広告アカウントで出していた場合は、契約が終わると過去のデータも一緒に持っていかれます。代理店に頼むときは、最初に「会社の広告アカウントにパートナーとして入ってもらう形でお願いします」と伝えるのが一番確実です。

予算が大きい、複数の媒体を同時に動かす、計測を作り込む必要がある、という場合は、代理店に頼むほうが早いこともあります。そのときも、持ち主は会社のままにしておけば、あとで自社に戻したり代理店を替えたりできます。

できないことと、その代わり

できないこと理由代わりの手
作ったキャンペーンの目的をあとから変える目的は配信の学習の土台なので、作成後は変えられない新しい目的でキャンペーンを作り直し、古いものを止める
広告アカウントの通貨とタイムゾーンを変える変えると新しい広告アカウントになり、元のアカウントの広告は止まる日本円・東京で広告アカウントを作る
Advantage+オーディエンスで年齢を完全に守る入れた年齢は提案として扱われ、守らせられる最低年齢は18〜25歳まで元のオーディエンスの設定に切り替えて、年齢の下限を固定する
1つの広告で、配置ごとに別の文を出し分ける細かい制御配置ごとの出し分けは画像と動画の差し替えが中心配置ごとの画像・動画を用意し、文は共通で通じるものにする
広告マネージャの数字とkintoneの件数を一致させるアトリビューションの期間と計上日が違うUTMでkintoneに流入元を残し、成約で判断する
スマホのアプリで細かい設定をするアプリは確認と簡単な編集が中心作成と設定の変更はパソコンで行う

よく詰まるところ

症状原因直し方
広告マネージャにログインできない個人のFacebookアカウントがロック・二段階認証の端末が変わったもう1人の管理者が配信を止め、個人アカウントを復旧する
広告アカウントが選べない個人アカウントに権限が割り当てられていないビジネス設定の「広告アカウント」でその人に権限を割り当てる
成果イベントに「リード」が出てこないピクセルに「リード」のイベントが届いていないイベントマネージャで届いているかを確かめ、GTMの設定を直す
ずっと「学習中」のまま広告セットが多すぎ、1つあたりの件数が少ない広告セットをまとめる。予算を大きく変えない
公開したのに配信されない審査中・支払い方法の未登録・開始日が先の日付「配信」の列の表示を読み、支払いとスケジュールを確かめる
20代にばかり配られているAdvantage+オーディエンスで年齢が提案扱い元のオーディエンスの設定に切り替えて、年齢の下限を固定する
写真の色が変わって表示されるAdvantage+クリエイティブの画像の調整がオンその項目だけオフにする
予算を変えたら成果が落ちた大きな変更で学習がやり直しになった変えるときは少しずつにし、数日あけて様子を見る
UTMが付いていない広告ごとに「URLパラメータ」を入れ忘れた動的な値を使った同じパラメータを全部の広告に入れる
代理店が辞めたら過去のデータが消えた代理店の広告アカウントで出していた会社の広告アカウントを作り、代理店はパートナーとして入れる

次にやること

キャンペーンが動き始めたら、誰に配るかと何を見せるかを詰めていきます。

  • Meta広告とは:Facebook・Instagramに出す広告の仕組みと費用
  • Meta広告のターゲティング:Advantage+オーディエンス・カスタムオーディエンス・類似オーディエンス
  • Meta広告のクリエイティブ:画像・動画・広告文の作り方とテストの回し方
  • Meta広告の審査とアカウント停止:落ちる理由と異議申し立て

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