Meta広告とは:Facebook・Instagramに出す広告の仕組みと費用

公開 書いた人 大林 諒

Meta広告は、Facebook・Instagram・Messenger・Threads と、Metaと提携した外部のアプリ(Audience Network)にまとめて出せる広告です。1つの広告マネージャで作り、1つの予算を、Metaが成果の出そうな場所に配っていきます。この記事では、検索広告と何が違うのか、どんな商材に向くのか、お金はどう掛かるのか、始める前に何を揃えるのかを、月に10万円をMeta広告に回している「サンプル住まいサービス」の例で最後まで追います。読み終わると、自社でMeta広告を始めるか、始めるなら最初の1か月に何をするかが決められます。キャンペーンの作り方そのものは「Meta広告マネージャの使い方:キャンペーン・広告セット・広告の作り方」で扱います。

この記事の内容
  1. Meta広告とは何か
  2. 検索広告と何が違うのか
  3. 費用の考え方
  4. 始める前に揃えるもの
  5. サンプル住まいサービスで10万円を施工事例に使う例
  6. 応用
  7. できないことと、その代わり
  8. Meta広告で問い合わせが取れないときの判断
  9. よく詰まるところ
  10. 次にやること

Meta広告とは何か

Meta広告は、Metaが運営するアプリと提携先のアプリに出す広告の総称です。昔は「Facebook広告」「インスタ広告」と呼び分けていましたが、今は同じ広告マネージャで作り、出す場所(配置)を選ぶだけの違いです。検索語句で「facebook 広告」「fb 広告」と探されているものも、中身は同じMeta広告です。

広告が出る場所は、2026年10月時点で次の5つです。

出る場所主な配置小さな会社での使いどころ
Facebookフィード、プロフィールフィード、ストーリーズ、リール、動画フィード、インストリーム動画、マーケットプレイス、検索結果、右側広告枠40代以上の持ち家層に届きやすい。地域の住宅系サービスでは今も主力
Instagramフィード、ストーリーズ、リール、発見タブ、検索結果、プロフィールフィード写真と短い動画で見せる商材。施工事例のビフォーアフターが合う
ThreadsThreadsフィード2026年1月から全世界の利用者に配信が広がった。既存のキャンペーンに自動で入る
Messengerストーリーズ、スポンサーメッセージ小さな予算では意識しなくていい
Audience NetworkMeta以外のアプリ内のネイティブ・バナー・インタースティシャル、動画リワード安く表示が取れるが、誤タップも多い。問い合わせ狙いでは外すことが多い

Threadsは、Metaの発表では、Advantage+のキャンペーンでも手動のキャンペーンでも、既存のキャンペーンにThreadsの配置が自動で追加されます。対応する形式は画像・動画・カルーセルです。何もしなければThreadsにも出ている、と覚えておくと、あとでレポートを見て驚かずに済みます。

広告マネージャの広告セットの「配置」で、「手動配置」を開いてFacebook・Instagram・Threads・Messenger・Audience Networkのチェックが並んでいるところ
広告マネージャの広告セットの「配置」で、「手動配置」を開いてFacebook・Instagram・Threads・Messenger・Audience Networkのチェックが並んでいるところ

配置は、原則としてMetaに任せる「Advantage+配置」で始めます。どの面で問い合わせが取れたかは、あとで「内訳」から配置別に分けて見られます。最初から面を絞ると、Metaが学習に使える場所が減って、かえって1件あたりの費用が上がりやすいからです。外すのは、Audience Networkのように問い合わせに結びつかないことがはっきりしてからで十分です。

検索広告と何が違うのか

一番大きな違いは、相手が探しているかどうかです。Google広告の検索広告は「給湯器 交換 費用」と検索した人、つまり今まさに困っている人に出ます。Meta広告は、InstagramやFacebookを眺めている人に、相手が探していないのに見せます。

比べるところ検索広告(Google広告・LINEヤフー広告 検索広告(旧Yahoo!広告)・Microsoft広告)Meta広告
誰に出るかその語句を検索した人地域・年齢・興味などから、Metaが反応しそうと見た人
相手の状態今困っている・比べているまだ困っていない・なんとなく見ている
1件あたりの費用高め(競合が入札する語句ほど高い)安く出せることがあるが、成約までの率が下がりやすい
何で勝負するか語句の選び方・広告文・LP画像・動画の最初の一瞬・見せ方
向く使い方今すぐの需要を刈り取る需要を作る・思い出してもらう・比べる候補に入る

だから、同じ「問い合わせ1件」でも中身が違います。検索広告から来た給湯器の問い合わせは「明日お湯が出ない」人が多く、Meta広告から来るのは「そろそろ浴室を替えたい」「見積りだけ取りたい」人が多くなります。運用の現場では、Meta広告の問い合わせは件数のわりに現地調査まで進む率が低く、検討期間が長い、という形がよく出ます。ここを知らずに検索広告と同じCPAで比べると、Meta広告を早く止めすぎます。

向く商材と向かない商材

向く理由
見た目で価値が伝わるもの(浴室・キッチン・外構・内装)施工事例の写真や動画が、そのまま広告になる
検討に時間がかかるもの何度も目に入ることで、比べる候補に入る
地域が決まっているサービス市区町村や半径で出す場所を絞れる
季節で需要が動くもの冬の前の給湯器点検、梅雨の前の浴室カビ対策など、需要が出る前に見せられる
向かない理由と代わりの手
今すぐ困って探す緊急の依頼(水漏れ・つまり・鍵の故障)探している瞬間に出せない。検索広告と電話アセットに予算を寄せる
説明が長く、絵で見せられないもの(法律相談の中身・業務システム)最初の一瞬で伝わらない。検索広告か、資料ダウンロードの導線で
規制の厳しいもの(医療・美容の一部・金融・不動産の一部)審査が厳しく、ターゲティングの制限もある。先に広告規定を読む
月の予算がごく小さい(月1〜2万円)学習に使える件数が集まらない。まず検索広告に寄せる

サンプル住まいサービスでは、給湯器の故障のような今すぐの依頼はGoogle広告で取り、浴室・トイレのリフォームのような検討の長い工事をMeta広告で見せる、という役割分担にしています。

費用の考え方

Meta広告に初期費用や月額の固定費はありません。払うのは配信した分だけで、上限は自分で決めた予算です。

何に対してお金が掛かるか

課金の基準は、広告セットの「最適化」と「課金のタイミング」で決まります。Metaの開発者向け資料に出ている課金の基準は、表示回数・リンクのクリック・動画の再生などです。問い合わせや見積り依頼を最適化の対象にした場合、課金は表示回数(インプレッション)が基準になります。つまり、問い合わせが1件も来なくても、広告が表示された分の費用は掛かります。

最適化の対象(例)課金の基準小さな会社での使い方
コンバージョン(見積り依頼の送信など)表示回数本命。ピクセルで問い合わせが数えられていることが前提
リード(フォーム広告の送信)表示回数件数は増えやすいが、質の見張りが要る
リンクのクリック表示回数かリンクのクリック計測が整うまでのつなぎ。クリック数を目的にしない
ThruPlay(動画の再生)表示回数かThruPlay動画を見た人を、あとで追いかける広告に使う

Google広告のようにクリックされたときだけ払う形を選べる場面もありますが、問い合わせを取りたいならコンバージョンを最適化の対象にして、表示回数で払うのが普通です。クリック課金にすると、Metaは「クリックしやすい人」を探して配るので、問い合わせしない人のクリックが増えます。

1日の予算と期間の予算

予算は「1日の予算」と「通算予算」のどちらかで決めます。

予算の種類中身向く場面
1日の予算1日あたり平均でいくらまで使うか期限を決めずに出し続ける。普段はこちら
通算予算期間全体でいくらまで使うか「キャンペーン期間の2週間で5万円」のように、終わりが決まっている

1日の予算は「平均」です。反応が取れそうな日には1日の予算を上回って使い、別の日に少なく使う、という配り方をします。日ごとの金額がぶれるのは不具合ではありません。月の請求で見ると、ほぼ予算どおりに収まります。

1日あたりの最低予算は、広告アカウントの通貨と最適化の対象で決まり、広告セットを作るときに画面で示されます。ただし、最低額で出しても学習が進みません。Metaは、広告セットごとに一定の件数のコンバージョンが集まると配信が安定する、という前提で動いています。月に数件しか問い合わせが来ない予算では、いつまでも「学習中」のままで、配信がぶれ続けます。

支払いの方法

支払いは広告アカウントの「支払い設定」で、クレジットカードなどを登録します。使った金額が一定額に達するか、毎月の締め日が来ると請求される後払いが基本です。月極請求書払いという方法もありますが、使えるかどうかや登録できる支払い方法はアカウントによって表示が変わります。

ビジネス設定の「支払い」または広告マネージャの「請求と支払い」で、支払い方法と請求の基準額が表示されているところ
ビジネス設定の「支払い」または広告マネージャの「請求と支払い」で、支払い方法と請求の基準額が表示されているところ

経理の面で気をつけるのは2つです。1つは、カードに来る請求が細かく何度も来ること。月の途中で請求の基準額に達するたびに請求されます。もう1つは、カードの限度額や有効期限切れで決済が失敗すると、配信がその場で止まることです。代表の個人カードではなく会社のカードを登録し、請求書(領収書)は「請求と支払い」から毎月まとめて落とします。

金額の目安の考え方

「Meta広告はいくらから始めればいいか」は、1件の問い合わせにいくらまで払えるかから逆算します。

  1. kintoneの顧客台帳から、平均の粗利を出す。たとえば浴室リフォームで1件あたり粗利40万円の場合
  2. 問い合わせから成約までの率を出す。たとえば10件の問い合わせで2件成約なら20%
  3. 1件の問い合わせに払える上限を決める。粗利40万円×成約率20%で、問い合わせ1件の価値は8万円。広告に回せるのをその4分の1とすると、問い合わせ1件2万円まで
  4. 月に何件欲しいかを掛ける。月5件なら10万円

数字はすべて例です。肝心なのは、媒体の管理画面のCPAではなく、成約と粗利から上限を決めることです。

始める前に揃えるもの

Meta広告は、アカウントの作り方を間違えると、あとで代理店に渡せない・広告アカウントが停止されて全部止まる、といったやり直しが起きます。最初に次の順で揃えます。

揃えるもの何のためか作るときの注意
ビジネスポートフォリオ(旧ビジネスマネージャ)会社の資産(ページ・広告アカウント・ピクセル)をまとめて持つ箱個人のFacebookアカウントでログインして作るが、持ち主は会社。管理者を2人以上置く
Facebookページ広告の発信者として表示される会社名のページ。個人のプロフィールでは広告を出せない
InstagramのプロアカウントInstagramに自社の名前で出す・コメントに返すビジネスかクリエイターのアカウントにして、ポートフォリオにつなぐ
広告アカウント予算・支払い・キャンペーンを持つ通貨とタイムゾーンを変えると別の広告アカウントになる。日本円・東京で作る
Metaピクセル(データセット)ホームページでの問い合わせを数えるGTMで入れる。コンバージョンAPIも合わせて入れる
ドメイン自社のホームページを持ち主として示すビジネスポートフォリオでドメインを登録して認証しておく
Meta Business Suiteの「設定」で、ビジネスポートフォリオの「アカウント」の下にページ・広告アカウント・Instagramアカウントが並んでいるところ
Meta Business Suiteの「設定」で、ビジネスポートフォリオの「アカウント」の下にページ・広告アカウント・Instagramアカウントが並んでいるところ

広告アカウントの通貨とタイムゾーンを変えると、元の広告アカウントは閉じて新しい広告アカウントが作られ、元のアカウントの広告は止まります。米ドルで作ってしまうと、円で予算を考えるたびに換算が要り、請求も外貨になります。やり直しになるので、最初に「日本円」「Asia/Tokyo」になっているか確かめます。

もう1つ大事なのが、個人のアカウントとの関係です。ビジネスポートフォリオは、誰かの個人Facebookアカウントでログインして作ります。その個人アカウントが乗っ取られたり停止されたりすると、会社の広告まで止まることがあります。代表と販促担当の2人を管理者にし、どちらも二段階認証を入れておきます。代理店に運用を頼むときも、ログイン情報を渡すのではなく、代理店のビジネスポートフォリオに「パートナー」として権限を渡します。渡し方は「Meta広告マネージャの使い方:キャンペーン・広告セット・広告の作り方」に書きました。

ピクセルが入っていない状態で広告を出すと、Metaは誰が問い合わせたかを知らないまま配ることになり、クリックやいいねが多い人に寄っていきます。最低でも、見積り依頼の完了ページの表示を「リード」として数えられるようにしてから出します。入れ方は「MetaピクセルとコンバージョンAPI:計測の設定と確かめ方」で扱います。

イベントマネージャで、データセット(ピクセル)の「概要」に「リード」のイベントが届いているグラフ
イベントマネージャで、データセット(ピクセル)の「概要」に「リード」のイベントが届いているグラフ

サンプル住まいサービスで10万円を施工事例に使う例

サンプル住まいサービスは、月の広告費60万円のうち10万円をMeta広告に回しています。今すぐの給湯器の依頼はGoogle広告で取っているので、Meta広告は「浴室・トイレのリフォームを考え始めた人に、施工事例を見せて見積り依頼につなぐ」役にしています。

設計

項目決めたこと
キャンペーンの目的「リード」。コンバージョンの場所はウェブサイトにし、最適化の対象を見積り依頼の送信(ピクセルの「リード」)にする。フォーム広告ではなくLPに送る
予算キャンペーンで1日3,300円前後(月約10万円)
地域施工している関東の3県のうち、実際に現地調査に行ける市区町村
年齢35歳以上を提案として入れる(Advantage+オーディエンスのままでは守らせられない。必ず守るなら元のオーディエンスの設定に切り替える)。持ち家の世代に寄せたいが、細かい興味は足さない
配置Advantage+配置のまま始め、2週間後に配置別の内訳を見る
広告浴室の施工事例を3本(ビフォーアフターの写真、30秒の縦動画、カルーセル)
送り先「浴室のリフォーム」のLP。URLにUTMを付けてGA4とkintoneで流入元を分ける

送り先のURLは、媒体ごとに分けて数えられるように、次のようにUTMを付けます。

https://sample-sumai.example/lp/bath/?utm_source=meta&utm_medium=paid_social&utm_campaign=bath_case_2026q4&utm_content={{ad.name}}

{{ad.name}} は、Meta広告の「URLパラメータ」で使える動的な値で、広告名に置き換わります。どの広告から来た問い合わせかを、kintoneの流入元まで持っていけます。

広告マネージャの広告の編集で、「トラッキング」の「URLパラメータ」にUTMを入れているところ
広告マネージャの広告の編集で、「トラッキング」の「URLパラメータ」にUTMを入れているところ

1か月目の数字(例)

たとえば月10万円で次のようになった場合で考えます。

指標数字(例)見方
表示回数10万回1,000回あたり1,000円
リンクのクリック1,000回クリック単価(CPC)100円
LPでの見積り依頼10件CVR 1%、管理画面のCPA 1万円
現地調査まで進んだ4件kintoneで追う
成約1件粗利40万円

管理画面だけ見ると、CPA 1万円で、Google広告の検索(たとえばCPA 1万2,500円)より安く見えます。ところがkintoneで追うと、10件のうち現地調査まで進んだのは4件、成約は1件でした。Google広告の問い合わせが現地調査まで7割進むとすると、Meta広告の1件は同じ価値ではありません。

運用の現場では、管理画面のコンバージョンは多いのに、kintoneで成約まで追うと受注がほぼゼロ、という配信先で数か月に数十万円を使っていた例があります。Meta広告もこれと同じで、管理画面のCPAではなく、kintoneの成約と粗利で判断します。この例なら、10万円で粗利40万円なので、続ける価値はあります。

2か月目にやること

  1. 配置別の内訳を見る。広告マネージャの「内訳」→「配信」→「配置」で、見積り依頼がどこから来たかを分ける
  2. kintoneの流入元と突き合わせる。UTMの utm_content で、どの広告からの問い合わせが現地調査まで進んだかを見る
  3. 成約に近い広告を残し、反応だけ多い広告を止める。いいねやクリックが多くても、現地調査に進まない広告は止める
  4. 新しい施工事例を1本足す。同じ広告を出し続けると、見る人が飽きて反応が落ちる
広告マネージャのキャンペーン一覧で、「内訳」→「配信」→「配置」を選び、配置ごとの結果とCPAが並んでいるところ
広告マネージャのキャンペーン一覧で、「内訳」→「配信」→「配置」を選び、配置ごとの結果とCPAが並んでいるところ

応用

フォーム広告を使うか

Meta広告には、LPに送らずにFacebook・Instagramの中で名前と電話番号を入れてもらう「インスタントフォーム」があります。入力が楽なので件数は増えますが、運用の現場では、連絡のつかない申込み・冷やかしの申込みも増えます。件数ではなく、電話がつながった率と成約率で判断します。使うなら、フォームに「ご希望の工事」「お住まいの市区町村」のような質問を入れて、入力の手間を少し増やし、本気度の高い人に絞ります。

一度見た人を追いかける

LPを見たが問い合わせなかった人に、別の施工事例や「見積りだけでも可」と伝える広告を出せます。ピクセルで集めた「サイトを訪れた人」のカスタムオーディエンスを使います。月10万円の規模なら、新しい人に出すキャンペーンと分けずに、Advantage+のオーディエンスに任せても十分回ります。分けるかどうかは「Meta広告のターゲティング:Advantage+オーディエンス・カスタムオーディエンス・類似オーディエンス」で扱います。

kintoneの成約を戻す

成約したお客さまの情報を、コンバージョンAPIやオフラインの取り込みでMetaに戻すと、Metaは「見積り依頼した人」ではなく「成約した人」に近い人を探せるようになります。月の成約が数件のうちは効果が見えにくいので、まずは見積り依頼を正しく数えるところまでで十分です。

できないことと、その代わり

できないこと理由代わりの手
検索した人だけに出すMeta広告には検索語句で出す仕組みがない今すぐの依頼は検索広告で取る
細かい興味で絞り込んで小さく出す興味の選択肢は減っていて、Metaは広く出すほうが成果が出る作りになっている地域と年齢だけ決めて、絞り込みは広告の中身でやる
住宅・雇用・金融の一部で年齢や性別を絞る特別な広告カテゴリで、ターゲティングに制限があるキャンペーンを作るときに出る「特別な広告カテゴリ」の説明を読み、自社の広告が当たるかを先に確かめる
毎日きっかり同じ金額を使う1日の予算は平均で、日によってぶれる月の合計で見る。期間が決まっていれば通算予算にする
管理画面の件数とkintoneの件数を一致させる数え方が違う(クリック日か問い合わせ日か、広告を見ただけで後日問い合わせた分を含むか)判断はkintoneの数字に寄せ、管理画面は傾向を見るのに使う
アカウントが止まったときにすぐ戻す停止は審査を経て解除され、日数が読めない管理者を2人置き、規定に触れそうな表現を出さない。止まったときは「Meta広告の審査とアカウント停止:落ちる理由と異議申し立て」

Meta広告で問い合わせが取れないときの判断

始めて1か月たっても問い合わせが来ないとき、すぐに止めたり予算を削ったりせず、次の順で確かめます。予算を削って逃げると、学習がさらに進まなくなり、取れていた分まで失います。

確かめる順見るところ判断
1. 計測イベントマネージャで見積り依頼のイベントが届いているか届いていなければ、広告ではなく計測を直す。最適化の対象が数えられていない状態で出しても取れない
2. 目的と最適化目的が「トラフィック」「エンゲージメント」になっていないか問い合わせを取りたいなら「リード」にして、最適化の対象をホームページでの問い合わせにする
3. 予算と件数学習が「学習中」「学習が限られています」のままか広告セットを1つにまとめ、件数を集める
4. 広告の中身最初の数秒で何の会社か伝わるか、クリックはあるかクリックが少ないなら広告を作り直す。クリックはあるのに問い合わせがないならLP
5. LPスマホで見て、料金の目安・施工事例・フォームが近くにあるかMeta広告から来る人は検討の初期なので、検索広告のLPより手前の情報が要る
6. 商材との相性今すぐの依頼ばかりを狙っていないか緊急の依頼は検索広告に戻し、Meta広告は検討の長い工事に絞る

6まで確かめても取れない場合は、Meta広告をやめて、その分を検索広告に戻すのも正しい判断です。月の予算が小さいうちは、媒体を増やすより、1つの媒体で問い合わせが取れる形を作るほうが先です。

よく詰まるところ

症状原因直し方
広告アカウントが米ドルになっている作るときの通貨の初期値のまま進めた通貨を変えると別の広告アカウントになるので、日本円で広告アカウントを作り直す
個人のFacebookで広告を出してしまったページではなく個人のプロフィールの「宣伝」から始めた会社のFacebookページを作り、ビジネスポートフォリオの広告アカウントから出し直す
支払いエラーで配信が止まったカードの限度額・有効期限切れ・カード会社の不正利用ブロック「請求と支払い」で未払いを支払い、会社のカードを予備として2枚目に登録する
ずっと「学習中」のまま広告セットが多すぎて1つあたりの件数が少ない広告セットを1〜2つにまとめる。最適化の対象をより手前の行動にするのは最後の手段
クリックは多いのに問い合わせがない目的が「トラフィック」でクリックしやすい人に配られている目的を「リード」にし、最適化の対象を問い合わせにする
Audience Networkの割合が多いAdvantage+配置で安い面に配られている内訳で問い合わせが出ていなければ、手動配置にしてAudience Networkを外す
管理画面とkintoneの件数が合わない計上日と数え方が違う。広告を見ただけの人も数えている計測の故障と決めつけず、アトリビューションの設定とUTMで数え方を揃えて比べる
広告が審査に落ちたビフォーアフターの見せ方や「今だけ」の表現が規定や法令に触れた規定を読み直して表現を直す。「今月限定」を毎月出すのは景品表示法の有利誤認のおそれがある
Threadsに出ていて驚いた既存のキャンペーンに自動で追加された内訳で成果を見て、合わなければ手動配置で外す
代理店に渡したらアカウントごと持っていかれた代理店の個人アカウントを管理者にしていた会社のビジネスポートフォリオを持ち主にし、代理店にはパートナーとして権限だけ渡す

次にやること

アカウントと計測が揃ったら、実際にキャンペーンを作ります。

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